リノベのハウツー
2019.06.30
「輻射熱」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集209
目次
■輻射熱
「輻射熱」とは、輻射線が物体に吸収されて生ずる熱のことです。放射熱とも言います。
家のなかで利用できるPTCヒーターは輻射熱を発生する代表的な製品です。自己制御性があり、温度制御の必要がないのが特徴で、トイレなど個室を利用するときにやさしく体を温めてくれるのに役立ちます。
冬場などは、暖房であたたまった部屋から寒いトイレへ移動すると、急な温度変化によってヒートショックを引き起こす原因になりかねませんが、PTCヒーターなどをうまく利用することでこれを防ぐことができます。温風は出ないので、ホコリを舞い上げるなど部屋を汚すことがありません。
各辞書・辞典からの解説
「輻射熱」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「輻射熱」とは、「輻射線が物体に吸収されて生ずる熱」のことです。とくに赤外線に著しく、放射熱ともいいます。
(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「輻射熱」とは、以下のような文章で説明がされています。
「遠赤外線の熱線によって直接伝わる熱の事。つまり、高温の固体表面から低温の固体表面に、その間の空気その他の気体の存在に関係なく、 直接電磁波の形で伝わる伝わり方を輻射といい、その熱を輻射熱という。太陽の自然な暖かさや、薪ストーブの熱なども輻射熱によるもの。」
(1)、(2)を合わせてみると、「輻射熱」とは、「輻射線が物体に吸収されて生ずる熱」のことであるとおわかり頂けたと思います。