リノベのハウツー
2019.05.29
「セットバック」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集145
■セットバック
「セットバック」とは、「建築物の外壁を敷地境界線から後退させて建てる」ことをいいます。セットバックという言葉自体には「後退」の意味があります。
各辞書・辞典からの解説
「セットバック」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「セットバック」とは、「建築物の外壁を敷地境界線から後退させて建てる」ことであると説明されています。「建築物の上部を段状に後退させる」こともセットバックといいます。
(2)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「セットバック」とは1つ目の意味として「建物が下の階から上の階へいくにしたがって順次後退し、その外観が階段状になっているもの」、2つ目の意味として「敷地前面の道路が4メートル未満の二項道路の場合、道路の中心線から2メートルの線まで道路の境界線を後退させること。その部分は道路とみなされる。壁面後退」となっています。
(3)「不動産用語辞典」より
「不動産用語辞典」において「セットバック」とは、以下のような文章で説明がされています。
「不動産業界では、建築基準法上、斜線制限等により建物の上部を下部よりも後退させること、また、2項道路に接している敷地で道路の境界線を後退させることの2つをセットバックといいます。セットバックとは、英語で後退を意味します。なお、2項道路(幅員が4mに満たない道路)に面している場合には、少なくとも道路中心線から2mはセットバックしないといけません。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「セットバック」とは「建築物の外壁を敷地境界線から後退させて建てる」ことであるとおわかり頂けたと思います。