リノベのハウツー
2019.05.23
「波板」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集132
目次
■波板
「波板」とは、「歌舞伎の大道具」のひとつとして広く知られています。しかし、リノベーションやリフォームにおいては「波形に成形された、亜鉛めっき鋼板」のことです。この中でも建築資材として使用されるものを「波板」といいます。
各辞書・辞典からの解説
「波板」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「波板」とは、1つ目の意味が「海鼠なまこ板に同じ」、2つ目の意味が「歌舞伎の大道具のひとつ。波の形を描いた長さ1メートル 弱、高さ15センチメートルほどの板。台をつけて立て、海や川などを表す。」となっています。
(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「波板」とは「波形に成形された、亜鉛めっき鋼板のうち、主に建築資材として使われているものを指す」と説明があります。別名は「トタン」です。
(3)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「波板」とは、1つ目の意味が「歌舞伎の大道具の一つ。波の形を描いた板に台をつけ、海や川の流れに見せるもの。現在はあまり用いない」であり、2つ目の意味が「海鼠板(なまこいた)」であると説明されています。
(1)〜(3)を合わせてみると、「波板」とは「歌舞伎の大道具のひとつ」などとしても用いられるものですが、リノベーション、リフォーム用語としては「波形に成形された、亜鉛めっき鋼板のうち、主に建築資材として使われているもの」であるとおわかり頂けたと思います。