リノベのハウツー
2017.09.01
賃貸&社宅の30代女子にインタビュー① リノベーションて実際どうなの?
リノベーションの不安?期待?
マンションのリノベーションて最近よく聞くけど、実際どうなの?なんかかっこよさそう?でもでも、新築より不安・・・な気がする・・・?何が不安なのかは自分でもよくわからない。という方も多いはず。今日は、賃貸&社宅にお住いの30代既婚女子3人に、リノベーションについて、実際にどんな不安があるのか、リノベーションてどんなことができるの?などなど、購入前に疑問に思っていることをインタビューで紐解いてみたいと思います。
Mさん 家族構成(ご主人、子ども1歳boy) 結婚を機にご主人の社宅に転居。社宅はデザイナーズマンションで外観、内装共に白っぽく統一されていておしゃれ。デザインや2LDKの部屋数は気に入っており、むしろ大満足だが、LDKが約10畳でその狭さだけが難点。夫婦ともに仲のよい友人が多く、家族ぐるみのバーベキューや自宅でのちょっとした集いなんかも多いため、これから子どもが大きくなることも考えて広いLDKに憧れている。
前田(以下 前):リノベーションって聞いてまず思うことは?
Mさん:デザイン的にはオシャレな空間になりそう。新築ではみられないような、木とかタイルとかたくさん使って、オリジナルの空間が作れるイメージです。 費用的にも新築よりかは安いのでは?
編集部(以下 編):そうですね。オリジナリティーの高い空間作りはマンションリノベーションの利点の一つです。費用は、リノベーションの内容によるので一概には言えませんが、一般的に新築よりも「中古+リノベーション」の方がコストがかからないことが多いようです。 また費用に関しては、購入の方法でローンの組み方が大きく変わります。
「中古住宅」と「リノベーション」を別で購入した場合と「中古住宅+リノベーション」をワンストップ(1か所)で購入するのとでは、ローンが異なるため、かかる費用に大きな差が出ます。「中古住宅+リノベーション」を同時購入するほうがローン費用としては抑えることができますので、事前によく確認すると良いでしょう。
前:なぜリノベーションに興味をもったのですか?
Mさん:保育園や近所の付き合いの関係もあり、現在住んでいるところの近所で、かつ予算内で新築物件をいくつか調べたのですが、とにかく狭いか小さいんです。私が育ったのが地方で、ゆとりのある家でした。子どもが生まれて家で過ごすことが増えて、家族が集うリビングはある程度広いほうが落ち着くなーと、改めて思ったんです。それで、広さを重視するなら中古かなって。それから中古マンションだと前の方の生活感とかそういうのが残ってる気がして、それはちょっと気になるのでフルリノベーションならすべて一新できて、デザインと間取りも選べるならーというきっかけです。
編:そうですね。広さを一番大切にされていて、優先順位ができているのが素晴らしいと思います。ご家族の中でこの優先順位が揃っていると物件を探す際にもスムーズにいくかと思います。
前:リノベーションの不安はありますか? Mさん:築年数が古いと、耐震・水回りや目に見えないところの老朽化が気になります。配管の水漏れとか聞いたことがあるので。
編:少し込み入った話になりますが、耐震基準というのがあり1981年より以前に建築確認申請が行われているものは旧耐震基準、それ以降現在も新耐震基準となります。あくまで最低ラインなので、それで安心というわけではないようですが、目安の一つになるでしょう。旧耐震基準のマンションでも最近では耐震補強など対策をしている物件もあるので、しっかり確認が必要ですね。
また、水回り、配管の老朽化についてですが、フルスケルトンリノベーションでは一般的なリフォームと異なり、
専有部分以外については、
前:リノベーション物件で叶えたいことは?
Mさん:とにかく広いリビングがほしいです。今の社宅では本当に気に入っているのですがリビングだけがもう少し広かったらなと。まだ子どもが小さいので今はなんとかなりますが、友人ファミリーが来ると、もうパンパンなんです。3家族くらいが集まれる広さがいいですね。あとは子どもが大きくなると、部屋も狭く感じてくると思うし子どものお友達にもくつろいでもらいたいというのもあり、リビングを大切にしたいと思っているところです。
編:リノベーションの魅力は、室内全部を解体して間取りをフルチェンジすることもできるのですが、物件によっては変えられない部分があることも。なので、理想の間取りがある場合は、物件探しとリノベーション計画を同時に進行できると実現しやすいかと思います。
前:最後にリノベーション+マンションVS戸建てでは?
Mさん:本当は、できれば戸建てが良いですが、ずーっとそこに住むって決まってないと無理かなと思います。今は住み替えの可能性もあるので、売ることを考えたらマンションの方が現実的かなと思っています。
編:住み替えの可能性がある場合は、購入前に転売しやすい物件かどうかもご自身でチェックすると同時に、プロにも転売の可能性がある旨ご相談されると安心材料が増えるかと思います。
以上、今回は社宅にお住いのママさんにインタビューしてみました。不安点や疑問に感じていることを洗い出して、プロに一つずつ確認、不安が払拭できる物件に出会えた時がその時かもしれません。子供の入園、入学などのタイミングで購入を考える方も多く、その時に自分らしい物件に出会えるよう準備ができるといいですね。
参考:国土交通省 http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr_000043.html"