リノベーションのアイテム
2018.08.12
ガラスブロックのリノベーション事例|他の素材では表現できないオリジナルの装飾性
リノベーションで検討したいオシャレな建材の1つに「ガラスブロック」があります。ガラスブロックは、光を通しつつ視界を遮り、インテリアとしての役割も果たすため、どんな場所にも取り入れやすいアイテムです。
2つの厚い箱形のガラスの開口部を高温で密着し、中心部に空洞ができる「中空」と呼ばれる構造で、音や熱が伝わりにくく、強度がある優秀な建材です。
また、ガラスブロックは加工しやすい建材であるため、模様や色などのバリエーションが豊富です。通常の平坦な透明ガラスに対し、ガラスブロックは光を乱反射させることで明るさを出し、他の素材では表現できないオリジナルの装飾性を発揮するのが特徴です。
この記事では、リノベ不動産の事例でガラスブロックを使用したものをご紹介します。
レトロなカフェを演出
鮮やかなガラスブロックと真っ赤なレンガ、ターコイズブルー色の壁が、一見複雑そうな組み合わせですが、上手く配置することでオリジナルティあふれるリノベーションとなっています。
玄関からLDKにのびた長い直線廊下。この先に見えるのがガラスブロックです。光を複雑に通すガラスブロックを使用することで、その1本道を魅力ある空間にしています。爽やかなブルーと透明がブロックチェックで配され、全体のテーマ、レトロなカフェに一役買っています。重くなりがちなレンガと対比するようにガラスを使用しているのも雰囲気がありますね。
(この写真の事例を見る|リノベ不動産)
仕切りにガラスブロックを使用
ヴィンテージ感のある雰囲気を出すために、全体的に落ち着いた色味が用いられています。38.30㎡の1LDKにおいて、仕切り壁は存在感が大きく、場合によっては圧迫感を与えかねません。この事例では、キッチンとソファを置く場所の間の仕切りにガラスブロックを使用することで、その存在感をオシャレなものへと印象付けすることに成功しています。
光を通し「抜け」を感じさせながらも、空間としての仕切りはきちんと役割を果たす。ガラスブロックだからこそできるテクニックです。この事例では、その他にも、LDKとベッドの間の間仕切りを上までふさがずに開けることで、光、風通し、広く見えるような工夫がされています。
(この写真の事例を見る|リノベ不動産)
テーマにあう透明感
こちらは「アーチかわいい」がテーマ。壁と天井をアーチで繋げた大胆な空間演出や、アーチをつけた室内の入り口が目をひきます。そんな空間に透明感のあるガラスブロックがとてもよく似合います。
(この写真の事例を見る|リノベ不動産)
自然素材が集う日常
こちらの事例では、フローリングに天然無垢材を使用し、リビングの袖壁は珪藻土仕上げ、和室は琉球畳を使用した自然素材が集う日常をテーマにしています。ガラスブロックと聞いて「自然素材」と感じる方は少ないかもしれません。しかし、そのガラスブロックが演出する、水の中にいるような気持ちよさや通す光を柔らかくするといった点で、この「自然素材が集う日常」というテーマに一役買っています。
(この写真の事例を見る|リノベ不動産)
おわりに
ガラスブロックの事例写真を多数ご紹介しましたが、いかがでしたか。ガラスならではのオリジナルの装飾性を十分に感じていただけたのではないでしょうか。
ガラスブロックは色や形の他に透明度による種類も豊富で、光があたったときにその美しさは表現を変えていきます。また、透明度の高いガラスブロックの場合、ガラスブロックの向こうが万華鏡のように綺麗に映るといったものや、ガラス面で波打つ様子が水のような爽やかな雰囲気を演出する効果もあります。
「中古+リノベーション」で実現するオリジナリティを創り出すアイテムとして、ガラスブロックを取り入れることも是非ご検討ください。リノベ不動産.com の事例ページでは、ガラスブロックの事例に絞ってご覧いただけます。今回掲載できなかった事例もありますので、アイディアの参考にしてください。
Link:リノベ不動産のリノベーション事例<ガラスブロック>