リノベーションのアイテム
2020.11.15
【オシャレ生活】お庭にタイルデッキを設置してみよう
近年人気のタイルデッキ。おしゃれな外観で、見た目がよくなるだけでなく、機能性も高いのが魅力です。地面とお部屋の中間に位置する、便利な空間の使い方はいろいろです。またウッドデッキとは違って、掃除のしやすいところもいいポイントです。今回は、そんなタイルデッキに注目して、導入の際に気を付ける点や、施工費用について解説します。
タイルデッキとは
タイルデッキとは、床面をタイルで敷き詰めたデッキのことです。多く導入されているシーンでは、リビングに隣接して床面より一段低く、庭部分より一段高く設置されています。
よく木製のウッドデッキと比較されますが、タイルデッキの特徴は、その高級感にあります。つるつるとした仕上がりで、見た目も雰囲気もよく、また裸足で走ってもささくれの心配もありません。明るい色味が多いのも特徴です。
タイルデッキを設置するメリットとデメリット
メリット
タイルデッキを設置するメリットは、リビングなど玄関以外から、外に出るアプローチを作れるところにあります。特にお子さんがいらっしゃる世帯では、使い勝手はよいのではないでしょうか。「そのまま庭に降りるには、床下空調の関係でちょっと敷居が高いのだけれど」という声に、ワンステップを置くことで対処が可能になります。
また、耐久性のあるタイルですから、デッキブラシなどでゴシゴシと洗うことも可能です。お手入れの仕方によっては、靴を履かずに外に出られるエリアとしての使い道もあります。
デメリット
タイルデッキを作る場合には、現場の基礎工事と、しっかりした土台の上に湿式工法によるタイル貼り付けが必要になります。どちらも職人の技術が必要になる作業で、時間とお金がかかります。経験豊富な職人であればキチっとゆがみなく、また長期の利用にも対応した施工を行ってくれるでしょう。評判やクチコミをもとに、業者の選定をしましょう。また、見積もり請求の際には、施工実績例などを同時に入手するようにし、その業者の技術力を前もって確認できるようにしておきましょう。
さらに、太陽熱をため込んでしまう点、照り返しがある点、などもデメリットとしてあげられます。直射日光の強い環境下では、ひさしやオーニングの導入も検討してみてください。
タイルデッキを設置した事例
以下にタイルデッキを設けている住宅の写真を掲載します。
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リビングに隣接した、一般的なタイルデッキです。庭部分へのアプローチとしてお子さんのいる家庭では、便利なスペースです。ステップとしての利用だけでなく、腰かけて使う、椅子を置くなど、使い方の幅も広がりそうです。パーティの際の荷物置きとしても重宝しそうです。
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こちらは、1つ目の例よりもスペースを広くとった例です。
庭へのアプローチはもとより、読書・日光浴スペース、バーベキューなどのイベントスペースとしても活用できます。屋根を設置しているので、少々の天気の悪さでも庭先でコーヒーやお茶を楽しめたりもできそうです。
タイルデッキを設置する際の注意点
リビングに隣接するものですから、住居内と同じ床の高さで施工されたい方もいらっしゃるでしょう。しかし、床下換気の関係から、住居の隣に高さのあるタイルデッキは設営できません。
ただ、近年の技術の進歩で、グレーチングを取り付けることも可能になりました。グレーチングとは、リビング窓とタイルデッキの間に設ける、排水設備のことです。この付随工事を施すことで、住居内と同じ高さでタイルデッキを設置できます。
もちろん段差のあるタイルデッキと比べると工程が増えますから、施工料金にも反映されます。どういったタイルデッキが必要なのか、使い勝手がよいのか熟慮する必要があります。
(参考:ホームプロ「事例詳細」)
タイルデッキ設置の際のリフォーム相場
1m2当たり1万5千円から2万円ほどかかります。グレーチングを施す際には追加で10万~15万円ほどかかることが多いようです。ただし、施工業者の腕により出来栄えが左右されるので、あまり価格を追求しない方がよいでしょう。信頼関係の築ける業者や職人が一番です。
(参考:ガーデンプラス「外構工事の施工事例」)
最近では、ハウスメーカーの中で、アルミ組み上げ式のタイルデッキを提供するところも出てきました。基礎工事や左官作業が不要になるので、工期が一気に短縮し、また費用も半分以下に抑えることができます。まだまだタイルのバリエーションは少ないですが、安価にデッキを増築したい場合には、優(参考:LIXIL「タイルデッキ」)
まとめ
今回はタイルデッキについて解説しました。
庭へのアプローチのほかにも、使い道がいろいろと派生するタイルデッキ。ご家族に笑顔も増えることでしょう。
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