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2020.01.10
家電メーカー系ならではの家造り パナホームの坪単価やシステムはどう?
「家を建てるなら信頼できるメーカーで」。そこでパナホームが候補に挙がることもあるかもしれません。ハウスメーカーはたくさんあり、どれが良いのか悩みがちなところ。
家選びでの失敗は、できるだけ避けたいですよね。
今回はパナホームの魅力を、どんなシステムなのか、他と比べてお得なのかをお伝えします。
パナホームってどんなメーカー?
パナホームの特徴は、パナソニックの電化製品と組み合わせた独自の家づくりです。
パナホームは電化製品で有名なパナソニックの子会社という立ち位置のハウスメーカー。パナソニックの技術力を活かした快適性能や環境性能、省エネをアピールしています。
全館空調システム「エアロハス」では、個別空調では実現しにくいとされる部屋ごとの温度差を解消。ヒートショックも低減するとしています。
環境への配慮と省エネを意識した「ゼロエコ(ZERO ECO)」は家を丸ごと断熱し、太陽光での蓄電をするなどの工夫がされています。
2018年4月からは、正式には「パナソニック ホームズ株式会社」との名称になったパナホーム。パナソニック創業100年の技術力を活かした家づくりを掲げたハウスメーカーです。
とはいえ、実際に住みやすいのか、どのくらい信頼できるのかが気になるところではないでしょうか。次はパナホームが世間からどのように評価されているのか、確認しましょう。
ランキングで見る、パナホームの評価
パナホームは、ハウスメーカー注文住宅ランキングでなんと7位となっています。
これは、2019年最新の「オリコン顧客満足度ランキング」での順位。全48社中の7位ですから、なかなかの満足度ではないでしょうか。
さらに「オリコン顧客満足度ランキング」の集計にて、継続意向と推奨意向というものが調査されています。継続意向は「その住宅に住み続けたいか」、推奨意向は「どのくらい人に薦めたいか」というもの。
パナホームの継続意向は以下の通りです。
・とても住み続けたい :58.9%
・まあ住み続けたい :38.0%
計96.9%の人が、「住み続けたい」と感じています。
そして推奨意向は以下の通り。
・とても薦めたい :30.6%
・まあ薦めたい :58.3%
計88.9%の人が、「人に薦めたい」と思っていることが明らかになりました。
パナホームがとのくらい人気か、ランキングやパーセンテージで知ることができました。ただ、「自分が満足できるかどうか」も肝心でしょう。ここからは具体的なパナホームの特徴について見ていきます。
パナホームの坪単価
パナホームの坪単価は、一般的に70~80万円と言われています。
パナホームは大手ハウスメーカーに分類されていますが、その中でもやや高額とも言える程度の坪単価です。低価格帯のハウスメーカーの坪単価は、30~50万円が一つの目安。比較すると高額ではあります。
しかし、坪単価について覚えておきたいのは、メーカーごとに計算方法が違うこと。統一された計算方法があるわけではないのです。
坪単価は、建物の本体価格を延床面積で割ったもの。1坪あたりの値段を指しています。この基本ルールのもとで、本体価格に室内設備を含めるかどうか、延床面積にベランダを含めるかどうかといった違いがメーカーごとにあると言われています。
パナホームで家を建てる時は、坪単価の計算方法を確認しておくと費用が計算しやすいでしょう。
パナホームのシステム
パナホームがアピールしているシステムで、特にチェックしておきたいものは4つ。
1.快適な空調「エアロハス」
2.省エネな「ゼロエコ(ZERO ECO)」
3.光触媒タイル「キラテック」
4.共働きの家庭へ「シェアデイズ」
一つずつ、解説します。
1.快適な空調「エアロハス」
「朝のキッチンの冷え込みがツラい」「赤ちゃんに汚れた空気は吸わせたくない」。
こんな要望に対してパナホームが採用したのが、エアロハスというシステムです。
各部屋で個別の暖房をきかせていると、部屋ごとの温度差が出てしまいがち。
暖房を使っているのに、妙に寒い場所ができてしまうこともあります。
これは健康面でも良くないとされ、いわゆるヒートショックの原因にもなり得るもの。
この温度差をマイルドにしてくれるのがエアロハス。
全館空調で家中の部屋を均一に調整するというものです。
さらに部屋別に±2℃の温度調整が可能となっており、暑がりと寒がりが共存できるような家づくりにも役立ちます。
空間設計の自由度が増すというメリットもあるでしょう。
エアロハスの機能は温度の問題だけではなく、空気の浄化もできるとしています。
外気を床下で取り入れることで、花粉などが沈殿する効果があります。
また、高性能なフィルターを使って空気の浄化を図っています。
2.省エネな「ゼロエコ(ZERO ECO)」
エネルギー収支をゼロにしてエコに繋げるという考えに基づいた、エネルギーの管理システムです。
太陽光発電で得た電力を貯めこみ、効率よく使うことで電気代の削減をサポートします。
まず、家をまるごと断熱仕様とすることで冷暖房の効果を高めます。そして外気に比べて温度が安定している地熱を取り入れる換気システムを併用。省エネ効果をアップさせています。
太陽光発電に蓄電器を加えて、災害時などへも対策。いざという場合にも備えた省エネシステムがゼロエコです。
3.光触媒タイル「キラテック」
太陽光と雨を利用して、セルフクリーニング効果を狙ったものがキラテックというタイル。
パナホームの外壁に使用されます。
太陽光で光触媒作用を起こし、雨で汚れが流れていくという働きを持つため、外壁掃除の負担を軽減させるというものです。
4.共働きの家庭へ「シェアデイズ」
シェアデイズは、パナホームが提案する家屋のコンセプトです。
共働きで時間がない方へ向けた、効率の良い空間アイデアを提案しています。
オープンキッチンや多目的な収納、洗濯専用の部屋といった忙しい人向けの設備を提案。
また、子供の成長に合わせて変えられる間取りも採用したものです。
まとめ
パナホームは、パナソニックの技術をふんだんに取り入れた家を作るハウスメーカーです。
パナホームの坪単価はやや高価な部類とされていますが、快適に生活するための様々な技術が取り入れられた家を建てており、顧客満足度も高いことが報告されています。
パナホームに興味を持った方は、いちどモデルハウスの見学をしてみても良いかもしれませんね。