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2018.12.29
「賃貸」とは異なる「持ち家」を選ぶ際に必要な視点
住宅は賃貸が良いのか、持ち家が良いのかは常に話題になります。
どちらが良いのかとは一概には言えず、ライフスタイルに合わせて選ぶことが良いとされます。
賃貸と持ち家のどちらもメリットとデメリットがあるので、自分に合う方を選ぶことが大切です。
結婚を機に賃貸から持ち家に切り替える方も多くみられます。
そこで今回は、持ち家を選ぶ際に必要な視点を解説していきます。
持ち家は老後の暮らしが安心?
住宅購入の理由としては、「家賃がもったいないなどの金銭面」「結婚・家族が増えた・小学校入学前などライフステージの変化」「定年・老後の資産などの安心感」が多くあります。
例えば、資産を見たときに、持ち家を持たずに賃貸を選んだ場合は、生涯家賃を払い続けなければなりません。
同じ賃貸マンションに30年間、40年間住み続けたとしても、家賃は支払い続けなければならないのです。
20代から40代までの収入が安定している期間は、家賃を払うことを負担に感じないかもしれません。
しかし、50代、60代になって退職してからも家賃を払うということ、長生きするとして何歳まで払い続けるのかという点で貯蓄額が定まらない点で、考えることが多くなるという事実があります。
年金生活から毎月家賃を支払うことは、現役で仕事をしている時よりも楽ではありません。
生涯賃貸を選んだ場合は、老後も家賃を支払い続けるために、多くの貯蓄をしておく必要があります。
一方で、持ち家であれば、長い30年間の住宅ローンであっても支払いが終われば後は維持費だけで済みます。
住宅ローン返済後は、固定資産税、管理費といった維持費だけで住むので、老後に不透明な貯蓄負担をする必要がないのがメリットです。
もし、ローンの支払い期間中になんらかのトラブルで支払いができなくなるなどの場合、団体信用生命保険に加入していれば住宅ローンの支払いか軽減されるなどの措置もあります。
年金中心の生活では、医療費が嵩んだりする可能性の中で、家賃の負担がないのは大きなメリットといえます。
賃貸にはない持ち家の様々なメリット
持ち家があれば、老後に家賃を支払わなくても快適に暮らすことができるのがメリット。
賃貸にはない持ち家のメリットは、他にもたくさん挙げられます。
例えば、持ち家の場合はマイホームを持っているという安心感を得られます。
賃貸はどんなに長く住んでも借りたものであり、自己所有物ではありません。
持ち家があれば、社会的な信用も得られてステイタスにもなるのがメリットです。
子供が大きくなりライフスタイルが変われば、間取りや設備などをリフォームして、キレイにすることもできます。
家族が生活しやすく間取りを変えたり、壁や床を好みの素材に変えるとイメージが変わりますね。
持ち家はライフスタイルや好みに合わせて自由自在にリフォームできるのもメリットです。
老後は両親を呼んで一緒に住む場合、バリアフリーにしたり、手すりをつけることも可能です。
マイホームを持っていれば老後まで安心できて、家族みんなが安心して過ごすことができるのが嬉しいポイント。
賃貸にはない持ち家の様々なデメリット
持ち家があることは資産として残る安心感があり、老後まで家族が安心して過ごすことができるというメリットがあります。
一方で、持ち家にもデメリットがあります。
金銭面では住宅ローンだけでなく、教育ローンや車を購入したり、ライフステージの変化などで様々な出費があります。住宅ローンを無理なく計画しなければ、破綻してしまうリスクがあるのです。
もう一つのデメリットは、賃貸に比較して住み替えが容易ではないということ。
例えば、単身赴任が決まったり、子供が転校したい場合や、近隣住民とのトラブルが起きても、賃貸のように簡単に住宅を変えることができません。
賃貸の場合は、例えば世帯年収が下がったら、安い部屋に引越すことができますが、持ち家の場合は住宅ローンを払い続けなければなりません。
持ち家を持つことは、
賃貸と住宅ローンにかける理想的な費用は?
賃貸と持ち家にはそれぞれメリット・デメリットがあることが分かりました。
では、賃貸と住宅ローンにかける理想的な費用はどうやって算出すれば良いでしょうか?
毎月の住居にかける家賃や住宅ローンは、月収の25%以内に抑えることが理想だと言われています。
賃貸の場合は、定年後に年金生活に入ったときに家賃が生活を圧迫してしまう可能性があることです。
持ち家の場合は、多額の頭金を用意して、安定した収入の中から住宅ローンを支払うといった大変さがあります。
ただし、持ち家の場合は住宅ローンの返済が終われば負担が軽くなるのがメリットです。
まとめ
今回は、持ち家を選ぶ際に必要な視点を解説していきました。
持ち家のは、マイホームの安心感と老後の生活も楽になるのが嬉しいポイント。
多くの人は賃貸から持ち家を選ぶ機会がありますが、
デメリットもしっかり抑えることが大切です。