ホテルのラウンジとは？1人でも仕事でも。利用方法のポイント

「ホテルのラウンジ、行ってみたいけど使い方がわからない」「暗黙のマナーがありそうで不安」。通い慣れた方でなければ、利用をためらってしまうこともあるかもしれません。ところが、ホテルによっては様々な用途を受け入てくれる柔軟なラウンジもあります。使い方を知っていれば、その時の気分や目的で、様々なラウンジを楽しむこともできるかもしれません。

今回は、ホテルのラウンジを身近に感じるための、使い方やマナーについてお伝えします。

ホテルのラウンジの使い方

ホテル内で、カフェのように飲食を楽しむことができるラウンジ。比較的高級なホテルにあるとされていますが、ビジネスホテルにもラウンジと呼ばれるスペースがある場合も。そして宿泊者だけが利用できるラウンジもあれば、宿泊せずとも利用できるラウンジもあります。

例えば、「品川プリンスホテル Nタワー」のラウンジは以下のように宿泊者以外は利用できないことになっています。
営業時間
9:30A.M.～10:00P.M.
N's morning(軽食)営業時間
6:30A.M.～9:30A.M.
※Nタワーご宿泊者のみ利用可（品川プリンスホテル Nタワー）

また、クラブフロアというワンランク上のフロアに宿泊する人のみが利用できる「クラブラウンジ」というものもあります。一般的に、より手厚いサービスを受けられるラウンジです。

宿泊せずに利用できるラウンジかどうかは、ホテルに問い合わせると良いでしょう。利用時間、利用人数、予約が必要かどうかもホテルによって様々です。

ラウンジの利用について説明しました。しかしまだ疑問に感じることがあるかもしれません。そのひとつは、ラウンジの使い方ではないでしょうか。「ラウンジではどのように過ごす人がいるの？」「どんな使い方ができるの？」その例を紹介します。

・1人で仕事やリラックス
街中にある喫茶店のように、コーヒーを飲みながら自分の時間を過ごす。ホテルのラウンジは、一般的により品格のある場所です。落ち着いて仕事に打ち込んだり、気分転換もできるでしょう。最近では、勤務場所に縛られないノマドワーカーという働き方が増えているといいます。そのような方にも、ホテルのラウンジは落ち着いた空間を提供してくれる場所と言えます。

・ビジネスの打ち合わせに
取引先を招いて、ラウンジで商談。街中の喧噪から離れた空間に、ゲストも喜ぶかもしれません。

・女子会をラウンジで
友人たちとの特別なひとときを、ラウンジで過ごす。ラウンジごとに違うメニューを、下調べして楽しむのも良いかもしれません。

ホテルのラウンジを使うメリットとデメリット

ホテルのラウンジとは？1人でも仕事でも。利用方法のポイント

ラウンジのメリットは、なんといっても「特別感」。非日常的な空間で気分転換をできるかもしれません。仕事の取引先を招けば、「自分は大切にされている」と感じてもらえるでしょう。メニューもホテルごとに工夫しており、高品質なものが期待できそうです。また、スタッフからの手厚いおもてなしも期待できるでしょう。

カジュアルな利用がしづらいことは、デメリットと言えるかもしれません。仲間と盛り上がる時も、少々周りを意識してしまうことも。街中の喫茶店よりも高価な傾向にあり、お値段が気になってしまう場合もあるでしょう。

ホテルのラウンジのマナー？疑問にお答えします

ホテルのラウンジとは？1人でも仕事でも。利用方法のポイント

・服装はどうすれば良い？
ホテルによりますが、完全に自由であることは少ないでしょう。肌の露出が多い等、カジュアルな服装は敬遠される傾向にあります。スマートカジュアルを推奨するホテルが多いのですが、実際にどの程度の服装がOKなのかはホテルのホームページで確認できる場合があります。

・長時間利用しても大丈夫？
明確に利用時間を決めていないホテルでも、長時間の利用は避けた方が良いとされています。

・子供を連れて行っても大丈夫？
年齢制限があるホテルと、ないホテルがあります。しかし子供が大きな声を出したり走ったりということは遠慮してほしいというホテルが多いでしょう。例えば、「パレスホテル東京」では年齢制限を設けていませんが、次の文章でなるべく落ち着いた振舞いを求めています。

お子様のマナーにはくれぐれもご配慮くださいますよう、何卒お願い申し上げます。ホテルという空間において、小さなお子様がレディやジェントルマンとして振舞う大切さを、ぜひお父様、お母様から教えてさしあげてください。（パレスホテル東京）

・写真を撮ってもいいの？
気に入ったラウンジでは、その風景や食事を写真に撮りたくなるかもしれません。明確に撮影禁止としているホテルでなくとも、他の客が写ってしまう撮り方はトラブルの原因となることがあります。