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2019.10.16
共働きで夫と家事を分担するコツ&上手な交渉術|各3つ紹介します
共働き世帯が増えることにより、ますます家事の分担が重要となりつつあります。しかし、「夫が家事を手伝ってくれない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、夫と家事を分担するコツや、3つの交渉術を紹介していきます。いずれも男性の特性に配慮した方法となるため、上手に活用することで、夫から家事を手伝ってくれるようになるでしょう。
目次
夫が家事をしてくれない……|悩みを抱え込むリスク
共働き世帯が一般的になるにつれ、妻と夫で家事をどう分担するかという問題が表面化しつつあります。
厚生労働省の調査によると、2014年の専業主婦世帯の数は687万世帯となっており、20年前に比べて約30%近く減少しています。一方、共働き世帯は逆に30%増加し、2014年では1,114世帯にまで増加しました。
こうした現状では、昔と同じように女性にだけ家事を担当させるのは、さすがに無理がありますよね。また、家事を家族で分担しようと思っても、夫が非協力的だと夫婦間でのトラブルの原因にもなってしまうでしょう。
夫が家事をしてくれない……。こうした問題を放っておくと、女性側に悩みやストレスが溜まり、最悪の場合は離婚にまで発展してしまうケースもあるのです。
では、共働き世帯で家事を分担するには、どのような方法をとるべきなのでしょうか。次の章で詳しくお伝えしていきます。
共働きで家事を分担する3つのコツ
共働きで家事を分担するには、次のような3つのコツが使えます。最近では、共働き世帯の増加に伴って、便利なサービスなども生まれてきたため、色々な方法を試してみましょう。
家事をルール化する
夫が家事を分担する必要性を感じていたとしても、「細かいやり方が分からない」「自分でやるより妻のほうが得意だろう」という考え方だと、なかなか分担することはできません。
そこで、家事を家族の仕事としてルール化してしまいましょう。たとえば、「第1・第3週は夫がゴミ出しする」など、明確にルールを決めていれば、「あらかじめルールを決めたでしょ」ということで夫から協力してもらいやすくなります。
また、家事の細かいやり方や方法まで、夫にしっかりとレクチャーすることも効果的です。ここでのポイントは、「自分でやったほうが早い」と思わずに、しっかりと夫に仕事を任せる気持ちを持ちましょう。
家事を効率化できる家電を使う
忙しい共働き世帯のために、今では家電も便利なものが揃います。自動で部屋の掃除をしてくれるロボット掃除機や、食器洗い乾燥機、乾燥機つき洗濯機などが代表的です。多少値段が高くついたとしても、家事の時間を抑えることができます。
家事代行サービスを利用する
家事代行サービスもにわかに注目が集まってきました。サービス会社によっては、料理や洗濯、掃除、食材の買い付けなど、幅広い家事に対応してくれます。
大手業者だと全国への出張に対応しているケースも多く、地方に住んでいる方にも最適です。
家事の内容にもよりますが、1時間あたり約2,000~3,000円で利用できます。お金はかかりますが、夫婦間のトラブルやイライラなどを解消できるため、お試しで利用してみてはいかがでしょうか。
夫に家事を分担してもらう3つの交渉術
そもそも夫が家事を分担するつもりがないという家庭の場合、「仕方ない……」といって自分ですべての仕事を行おうとしていませんか?
納得できる場合ならそれでも構いませんが、イライラや不満が溜まったまま家事をしていると、いつか家族間でトラブルになってしまいます。「夫にも家事を手伝ってほしい」という場合、次のような交渉術を活用してみてください。
相手にとってもメリットがあることを伝える
交渉術の基本は「Win-Winの法則」です。Win-Winとは、自分にとっても良いことであり、相手にとってもメリットがあることを伝える方法を指します。相手にとって良いことであれば、家事という面倒なことでも提案を受け入れてもらいやすくなるのです。
表や図、データを使う
男性は、具体的で見に見える形で効果を示されたほうが納得感を得やすくなります。そのため、単に「私も忙しいんだから家事を手伝ってよ」と伝えるのではなく、表や図、データなどを駆使するほうが交渉も成功しやすくなります。
たとえば、家事代行サービスを利用する場合、「1ヶ月で1万円も食費が浮く」と具体的な材料を提示すると相手も納得しやすくなるでしょう。
ゲーム的な要素を付け加える
男性は、単調な仕事でもゲーム的な要素があったほうがモチベーションも上がりやすく、それだけ継続力も増します。「家事に時間制限を設ける」「複数の家事を夫婦で競争する」など、単純なゲーム化だけでも夫婦間で協力しやすくなるはずです。
まとめ
共働き世帯での家事分担は、いかに夫を協力的にするかがカギを握ります。男性の場合、数字や具体的データを重視することや、ゲーム好きといった性質を持つため、各ポイントを押さえて交渉にあたってみてください。
家事は二人で協力することが大切なので、お互いの意見をしっかりと話し合うことが基本です。