その他
2019.04.30
リノベしてから気付いた「その対策忘れてた!」:ゴミ編
リノベーションをしてから「暮らしてみて気付くことはあるな」と後からなることもしばしば。決してリノベーションの失敗でなくても、改善点は見つかるものです。
今回はマンションでフルリノベーションを行ったご家庭を例に「ゴミ編」をご紹介して参ります。
■フルリノベーションで理想の家を実現
今回の事例は40代のご夫婦と中学生のお子さんが二人いる4人家族。
元々住んでいた分譲マンションを思い切ってリフォームしました。4LDKで比較的広いマンションを3LDKにし、全体的に広い空間を作り出しました。
4.8畳と6畳と子供二人の部屋の広さが異なっていたため、これを6畳ずつに統一。クローゼットの収納空間も利便性の高いものに変更しました。
全体的なテイストは明るさよりもシックで落ち着きある濃い木材とアイボリーの壁紙で彩りました。
いつまでも住んでいくからこそ、斬新さや明るさよりも落ち着きを優先したリノベーションとなりました。
■ゴミの出し方に問題が発生
完璧なリノベーションとなったのですが、ゴミの出し方を従来のやり方から改める必要が出てしまいました。
住んでいるマンションでは基本的に毎日ゴミをゴミ捨て場に出せるのですが、夜間はゴミ捨て場が閉鎖されるため朝にゴミを出す必要があります。
ゴミ袋に入れたゴミは玄関先へ置いておき、朝最初に出かける家族がゴミを捨てるというルールを敷いていました。
新しい家でも玄関スペースは同様の広さとして残しましたが、俗にいう「玄関スペース」というものではなくリビングと一体型の開けた空間の玄関となりました。
その結果、玄関スペースに置いたゴミの臭いが朝リビングに少し漂ってしまうようになりました。
もちろん耐えられないものではありませんが、朝スッキリ寝覚めてリビングに言ったら生ゴミ臭がするということは誰も望むものではないでしょう。
結果的にこの家族では、ゴミのまとめルールを変えることにしました。朝ゴミをまとめてそのままゴミ捨て場に捨てるというやり方です。
これでめでたしと言いたいところですが、社会人・学生の朝はなかなか忙しいものです。「今日は帰ってきてからまとめればいいや」となってしまうことも出てきしまうのです。
綺麗好きな一家なので問題こそ起きませんが、従来のライフスタイルを崩す結果となってしまいました。
■生活の刷新も重要だが、生活の維持も重要
リノベーションは「刷新」という意味を含むので、従来の家を刷新して新生活をスタートさせたい方に大人気です。
ポジティブ・ネガティブそれぞれの理由からガラッとライフスタイルが変わるようなリノベーションを望まれる方も非常に多いです。
しかし、今回のケースのように変えたくないライフスタイルまで変わってしまうこともあります。
リノベーションをする際は「これだけは変えたくない」という当たり前の日常を想定し、その維持もしっかりと検討するようにしましょう。
新しい生活はワクワクしますが、生活は日常です。日常を如何に普通に過ごせるかも是非想定しながらリノベーションの検討をしてみてください。