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2017.09.01
全国各地の子育て支援シリーズvol8〜東北エリア編〜
子育てはとにかく忙しいもの。生まれたばかりの赤ちゃんを持つママは、24時間体制で構えているかもしれません。そんな忙しくストレスが溜まりがちなママを応援する子育て支援。東北ではどんなサービスがあるのでしょうか。
”全国対応も。子育てを応援するお店”
妊娠中の方やお子さんがいることを示すパスポートを所有していると、子育てを応援するお店で独自のサービスを受けることができます。そういったサービスは例えば青森県ですと、あおもり子育て応援パスポートと名付けられています。他の東北地方でも同様のサービスが設けられていますが、この支援の強みは、全国でも同様のサービスを受けられる可能性があることです。つまり県内で使用していたパスポートが他県でも利用ができるということです。
具体的なサービス内容は、商品の割引やアメニティのプレゼントなど。授乳所を設置している協賛店もあります。協賛店は大抵パソコンやスマートフォンから検索するが可能で、事前に調べて行くとより不安が解消されるかもしれません。
”外出しなくても良し。訪問型子育て支援”
育児支援は地域によって様々な内容がありますが、福島県ではホームスタートという名のサービスがあります。これは研修を受けたボランティアが訪問するタイプの育児支援です。子育て真っ盛りのママは外出自体が億劫という方もいるでしょう。そんな中、ボランティアの方が来てくれるのは手間が省けて便利です。また、誰かと喋ることでママのストレスが発散できる可能性も期待できます。片時も目が離せない子育て。一人大人の手が増えるだけでも大違いです。他の県でも同様に家庭に支援員を派遣するサービスが設けられています。主なサービス内容は、定期的に訪問して、親の話を聞いたり育児や家事を一緒に行ったりします。また地域の人たちとの繋がりを作るきっかけのお手伝いもしています。
”車の免許がない人にはうってつけのタクシーサービス”
山形県や秋田県では子育てタクシーという育児支援があります。送迎ができない保護者に代わってタクシーを運営するサービスですが、妊娠中のママも利用できます。突然の陣痛や破水で早急に病院に行かなくてはならないときや、複数の子供を連れての健診など車を利用したい場面は様々。そんなときに運転ができないのは東北地方においては致命的。交通の便が発達している都心から引っ越してきたため、車の免許自体を持っていない方もいるでしょう。子育てタクシーはそういった方々にうってつけのサービスです。
チャイルドシートの準備はもちろん、運転手は妊婦ジャケットを着用した実習を受け、ママに寄り添ったサービスの提供が可能。保護者と一緒に乗るコースや子供一人で乗るコースなど、細やかなサービスもあります。タクシー会社によっては健診時の受付等のサポートも行ってくれます。
”一人で抱え込まない大切さ”
子育ては技術力や忍耐力が必要です。しかし正解が見えない子育てを毎日続けるのはそれだけでストレスが溜まります。誰かとほんの一言喋るだけでも驚くほど気分が晴れます。実際に子育てに翻弄され沸々とした思いが湧いているさなか、通りすがりの人に「赤ちゃんかわいいわね」と声を掛けられるだけでも心が軽くなります。しかし相手がもっと自分と距離の近い人、例えば同じ子育てをしているママパパや育児支援の方だったらどうでしょうか。
子育ては悩みが付き物ですが、一人で抱え込まないようにすることも子育ての一つだと思います。便利さに頼るのは悪(あく)ではありません。特にタクシーサービスは免許を持っていない自分には便利だと思いました。困っている方がいたら育児支援を教えてあげたいです。
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