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LDをボーダレスに!~アーバンアウトドアスタイル特集~

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LDをボーダレスに!~アーバンアウトドアスタイル特集~

間取りを確認するときに「〇LDK」という概念があります。これは、欧米の生活様式を取り入れたダイニング・リビング・寝室など目的別に各場所に役割を持たせた考え方です。今回ご紹介する “アーバンアウトドア”というのは、「ダイニングはお食事で、リビングはくつろぐ場所」という概念にとらわれずに部屋の中も外も全体を一つの空間として捉えて、自分の感性に寄り添った生活を目指したものです。そのためLDの区別ではなく、"アーバンアウトドアフィールド"として考えられています。

アーバンアウトドア仕様の間取りはオープンな空間を特徴とし、寝室をも半一体化させるなどにより、全体を広く使うことが可能になります。例えば40㎡台という決して広くはない住宅もLDを区別しない考え方によって “広さを感じる”空間になりました。

今日はそんなアーバンアウトドア物件の事例5つをご紹介したいと思います。

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【40.20㎡】 “庭も寝室も一つの空間”としてデザイン

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マンション面積40.20㎡と決して広くはないこちらの事例ですが、庭も寝室もひとつながりの空間としてデザインされたことで、室内全体を最大限に活かし、広々とした空間を実現しました。決められた場所にとらわれて生活するのではなく、感じたままに例えば庭でお食事をとるなど、どこでも “ダイニング”になり得るスタイルです。こちらの事例は、広い庭があり、間口一面に窓があり、この庭を生活に取り込むことで魅力を増す物件です。リノベーションではその物件の持つ特性を生かしながら、新たな価値を生み出すことも得意としています。

“寝室”としての場所は、リビングフィールドと緩やかに繋がっています。「寝室は個室」という概念が定着している中、家族構成やライフステージによっても賛否わかれるところではありますが、こちらは、「朝の光で目を覚ます」という感性に寄り添ったデザインになっています。上部は空けて開放感を得つつ、横になった時の目線では余計なものが視界に入らない高さに設定されています。
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【61.98㎡】土間から広がる"フリースペース"

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マンション面積61.98㎡で、元の間取りが細かく仕切られた3LDKだったものを、土間+フリースペースと約13.5帖のLDKフィールド、寝室+WICにデザインされた事例です。土間仕様の床が繋がっているこのフリースペースは、インドアのようでいてアウトドアのような感覚にも。もちろんお食事をとることも本を読むこともできる場所。こちらも、ダイニングなど “場所ありき”の概念にとらわれずに感性に寄り添って生活することを目的としています。また、LDKフィールドと、空間は繋がっていながら天然木の格子が緩やかに間仕切っているので、全体としては開放的な空間を感じることができます。
(この事例の詳細を見る|リノベ不動産)

【50.97㎡】"キッチン"からのバルコニーView

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約75㎡あるルーフバルコニーをキッチンから眺められる間取りです。マンション面積は50.97㎡と広くはありませんが、シンプルで直線的なキッチンはスッキリとし、窓からの光を受けて開放感も感じさせます。居室の面積が広くなくても解放感を得るには、このように設備や家具の位置を、高くしないことや窓の光の使い方などにあります。キッチン向かいの収納は玄関土間からの間仕切りでもありますが、天井までつけると圧迫感と、光が入らないことで閉塞感に繋がります。この物件はルーフバルコニーが魅力であり、それをどのように生かすかということで、キッチンからの解放感を優先した事例です。キッチンにはカウンターも設けられており、ここでくつろぐことも想像してのデザインなのが伺えます。一方で、リビングフィールドは約18帖あり、50.97㎡というマンション面積から考えても無駄のない間取りが叶った事例です。
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【51.90㎡】都心にいながら自然を堪能する「バルコニーライフ」

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目の前を荒川と隅田川が流れるリバーサイドビューのこの物件は、都心に住みながら、自然を感じることができる「アーバンアウトドア」の理想を追求した事例です。バルコニーライフをストレスなく堪能するために玄関土間からも、リビングフィールドからも直接バルコニーに出られる導線になっています。またこのバルコニーへ続く土間通路からワクワク感が始まる仕掛けが。壁面にはお気に入りのバルコニーグッズを飾れるオープン収納の有孔ボードが張られ、チェアを置けるスペースがあり、土間で過ごすことも可能。雨の日には雨のバルコニーを眺めながら、お気に入りのグッズに囲まれて…なんていう日常も叶う、そんな事例です。
(この事例の詳細を見る|リノベ不動産)

【62.26㎡】LDK=アーバンアウトドアフィールド

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クリエイティブな毎日に必要なのは、自然回帰だったりリラックスできる空間だったり。アーバンアウトドアは、アウトドアで感じるような、開放的な空間の中で感性が研ぎ澄まされていく感覚を、日常の生活の中でも目指したものです。だから〇LDKという何か決まった場所は必要ではなく、自分の感性に寄り添って、自由に創造していくための空間を提案しています。この事例でもリビングダイニングという場所の決まりはありません。間取り図からわかるようにLDKに位置づけられるアーバンアウトドアフィールドは寝室と空間を共有し、全体としてはひとつながりの居住スペースとなっています。

まとめ

食べる場所・寝る場所という場所ありきの居住空間ではなく、人が人らしく生活するための空間を追及していったのがこのアーバンアウトドアという新しい概念です。本当に必要なものや空間を吟味していくと、これまでの「〇LDK」という概念から自由になってもいいのかもしれません。今回の事例は、光・バルコニー・庭・川など居住スペースを取り巻く自然環境も、日常生活の一部になるようなデザインのものです。実際に住むスペースは決して広くなくとも、何が住む人にとって豊かなことなのかというのが垣間見えた事例だったかと思います。この考え方は、アーバンアウトドアに限らず、リノベーションをする際にも共通するものです。リノベーション計画で迷われたりした時はぜひ参考になさってみてください。

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Writer

  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表