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vol.57【リノベ|インタビュー】70.44m2|解放感たっぷりの間取り術!2LDK+アイランドキッチン

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vol.57【リノベ|インタビュー】70.44m2|解放感たっぷりの間取り術!2LDK+アイランドキッチン

こちらのお宅でまず驚いたのが、マンション面積約70m2という広さでの、この解放感のあるリビング。他に2部屋もあるというから「え?どうなっているの?」と。さらに、目を引くのが天井。素材にこだわって、大人カフェスタイルを叶えました。

今回は、そんなKさんファミリーに物件探しから間取り術、こだわりポイントまでお話しをお伺いしました。


■リノベ費用:約1,000万円
■4人家族|70.44m2|3LDK→2LDK|築35年(購入時)


 

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住み慣れた街で物件探し

購入を考えた経緯を教えてください。
 
「下の子が生まれて、当時の家が手狭になったので検討し始めました。生活圏は変えたくなかったので、同じエリアで探すことにしました」
 
最初から中古物件+リノベでご検討を?
 
「そうですね。リノベーションは設計の自由度が高いから好みの家ができるということと、予算内にも収まると思ったので、最初から新築は見ずにリノベーションにしました」
 
他のリノベーション会社はご覧になりましたか?
 
「見ていません。リノベ不動産さんをネット広告で見つけてから話を聞きに行って、お願いすることにしました。最初は他も見たほうがいいと思っていたのですが、ここなら大丈夫だっていう安心感が持てたので決めることにしました」
 
内見したのは約10件と伺いましたが、その中でこちらにした決め手は?
 
「予算と広さの折り合いがついたことです。他の物件は広さは合うけど予算に合わないとか、その逆もあったりと条件が揃わなかったんです。ここは候補に上がっていて最初見る予定はなかったのですが、徐々に手駒がなくなっていって見ることにしました。そうしたら金額・広さにも納得感があって、リノベーション的に壁も壊しやすいというのがわかり、それならということで決めました」

解放感リビングの作り方

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3LDKから2LDKに変えられましたが、間取りはどのように決めましたか?
 
「キッチンはアイランドにしたかったので、LDKを広くするためにリビング隣の洋室を壊して2LDKにしました。居室は家族全員の寝室と洋室です。あとは、もとからあった収納の壁を壊してウォークスルークローゼットにしました」
 
内装のテーマは?
 
「カフェテイストです。木×アイアンのイメージをベースに、暗めの色味を取り入れて落ち着いた感じにしました。それにSNSでいいと思った要素を加えていった感じです」
 
木をベースに、アイアン調のものやダークグレーを加えて落ち着いたカフェテイストに仕上げています。天井にはご主人希望のウッドパネルを。あえてまだらな模様にすることで木の風合いが引き出されています。

ウッドパネルは壁の一部やキッチンカウンターにも施されるアイテムで、少ない面積でも存在感大。少し取り入れるだけでこなれ感を演出してくれるので、室内にメリハリを出したいときにオススメです。
 
空間全体をシックな印象にしているのがダークグレーのアクセントクロスです。一般的な白壁であればナチュラルになりますが、ダークトーンなので落ち着きがありつつオリジナリティの高いインテリアに仕上がっています。ちょっと隠れ家のような、大人のカフェという感じですよね。壁の色を少し変えるだけで、こんなにも印象が変わるのがわかります。

また、リビングの一角には造作デスクを設置して、ワークスペースを作っています。ほんの半畳あればできるワークスペースはリノベーションでも支持が高く、完全個室な書斎ではなくリビング内にある点も家族とコミュニケーションをとりやすいと人気なのです。
ニューノーマルによるテレワークの普及によって、ワークスペースは定着しつつあるのかもしれませんね。

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照明にはブラックを採用し、空間を引き締めています。アイアン調のダクトレールとスポットライトで大人カフェのアクセントになっていますね。

オールステンレスが際立つ重厚感あるキッチン

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キッチンはどのように変えられましたか?
 
「もともと個室だったキッチンをオープンにして、アイランドキッチンにしました。収納は背面にまとめました」
 
最初からオールステンレスでご希望を?
 
「最初は暗い色味やシルバーで考えていたんですが、内装と合うものがなかなかなくて。いろいろなショールームを見た中でしっくりきたのがLAアーキテクツ。オールステンレスの専門店で、ここのデザインが一番私たちのイメージにマッチしました」
 
アイランドのステンレスが目を引くキッチン。悪目立ちの代表格でもある冷蔵庫がすっかり溶け込んでいるのに驚きを隠せません。それも、アイランドキッチンとレンジフード、冷蔵庫のステンレスの統一感と、ウッド×タイルのバランス感が絶妙だからなんですね。また、ダークな壁で、ともすると暗くなりがちなキッチンが明るく見えるのは、優しい風合いのカップボードが効いているからというわけです。どこから見てもバランスが絶妙で美しいキッチンです。
 

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壁面収納がまたオシャレなことに…。日常使いのキッチンツールも一つ一つ厳選されたものを揃えているKさん。レンジやコーヒーグッズなど、インテリアとしても映えるアイテムをディスプレイしています。生活していると煩雑になりがちなキッチン周りのこの美しさは、お手本にもしたいですね。

オープン収納はオシャレなだけでなく、扉を開け閉めする必要がなく作業効率も◎。造作棚は木×アイアン製ブラケットでクールな印象です。

アクセントクロスと合わせたダークグレーのタイルには白い目地で軽やかさをプラス。目地色は数種類から選べるので好みのデザインに仕上げることができます。

せっかくリノベーションするなら!と、全面ガラス戸で開放感を演出

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寝室はどのように変えられましたか?
 
「家族みんなで寝られるように広げました。せっかくリノベーションするんだから、大胆なことをしたいと引き戸を全面ガラス戸に。中が丸見えになるので決めるまでにかなり悩みましたが、やって良かったです。来客時は片付けなきゃと思っていたけど、実際そんなにする必要もなくて気にならなくなりました(笑)。普段は開けっぱなしにしています。開放感があって気持ちいいです」
 
実は扉もお部屋の印象を大きく変えるアイテム。全面ガラス戸で音は閉じつつ視界は広くできるというわけです。

空間を広く見せる床テクニック

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廊下からリビングは全て同じ無垢材フローリングです。こうやって同じ素材かつ縦方向に貼ると、どこまでも続くような広さを演出できます。床を全て揃えるのも広く見せるテクニックの一つです。
 
玄関自体はもとの状態からほぼ変えていません。靴収納の表面シートだけ貼り替えました。

素材と色で生まれ変わった洗面室&トイレ

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洗面室も木とグレーをベースに、タイルでアクセントをつけました。カウンター下はオープン収納で見た目もすっきり。洗面室の床は水に強い塩ビタイルです。キッチンの床も色違いの塩ビタイルを使用しています。塩ビタイルはこのようなモルタル調など、豊富なバリエーションが魅力です。
 
洗濯機の上にも棚を取り付けて収納を増やしました。こうしたちょっとした棚でも、あるとないとでは使い勝手も変わってきます。

トイレも同様に塩ビタイルに貼り替え、ネイビーのアクセントクロスを加えました。一部分に色味を取り入れるだけで、一気にオシャレな雰囲気になりますね。こちらはもともとリノベ済物件なので便器は変えていません。リノベ済物件をリノベーションする場合、活かせるものは活かして変えたいところを変えるとコストも抑えられます。
 

家づくり中に困ったこと

家づくりで悩んだり困ったりしたことはありましたか? 
 
「間取りを決めるのにすごく悩みました。あとは建材選び。ウッドパネルは色はもちろん、貼る面積も悩みました。色の組み合わせも悩んだ部分です。四角いサンプルを見ても貼ったときの印象は違うので、そこが本当に難しかったです。ウッドパネルと無垢材フローリングのパターンをいくつか出してもらったおかげで、なんとかイメージできました。当初からグレーを使おうとは決めていたものの、同じ色味でもトーンはさまざま。どこにどのグレーにするかも悩みました。色の奥深さを痛感しました」
 
リノベーションでは配管勾配を調整するために床を上げることも多いですが、床は上げられましたか?
 
「全体的に底上げしました。天井が低くなるか心配でしたが、気にならない程度に済んで良かったです。洗面室は少し段差をつけないといけなかったけど、さほど上げずに済みました」

リノベーションをされる方へメッセージ

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最後に、お二人からこれからリノベーションをされる方へ向けてメッセージをいただきました。
 
「間取りは住んだ後のことをイメージして考えるのが大事だと思いました。理想の暮らし方を考えた上で、それが叶うようにコンセントの場所やレイアウト、デザインを考えるのが良いかと思います。こういうふうに暮らしたいからこれはここにしようとか、デザインはいいけど掃除しやすいのか?みたいにデザインや、生活面などいろいろな角度からどんどん深堀していくと、理想の家が見えてくるのではないでしょうか。
 
今回家づくりをして思ったのはコミュニケーションの大切さです。希望を伝えるのはもちろんですが、不安なことや疑問点を聞いたら、デザイナーさんが的確なアドバイスをくれるということがわかりました。小さなことでも遠慮なく何でも話してみることが理想の家づくりに繋がると思います。」

設計担当/BeatHOUSE 金子より

「好みのテイストや暮らした後のイメージをはっきりと持たれていたので、それを具現化することを一番に考えました。お二人が好きなカフェに行ってお二人の好みを理解したり、しっくりくるデザインを何パターンも考えたりと、お二人が良いと思うイメージに向けて形を整えていくように心がけました。

今回伺って、お二人の世界観がつまった空間になって私もうれしかったです。家づくりは完成するまでに悩むことが多いですが、それを整理して形作るのが私たちの仕事なので、些細なことでも話していただけるとうれしいです」

まとめ

今回のリノベーションのポイントを見ていきましょう。
 
1、希望の物件は最後に見つかることもあり!
 
見る予定がなかったものの、いざ内見すると実は一番条件が揃っている場合があります。Kさんファミリーもこのケースです。物件は内見の有無に関わらず最初に多めにピックアップしておくといいでしょう。
 
2、内装はテイスト→素材の順で決めるとスムーズに
 
カフェテイストと言っても、いろいろなバリエーションがあります。内装は大枠であるテイストを決めた後、さらにどんな雰囲気にしたいかを考えて素材を決めると進めやすいようです。ヒアリングをもとに、デザイナーがバランスを考えながらアドバイスするので、まずはこの二つを考えるとイメージが明確になってきます。
 
3、部分貼りでオシャレに仕上がるウッドパネル
 
リノベーションで人気のウッドパネルは、キッチンカウンターや壁だけでなく、天井にも貼ることができます。色を多用しなくても素材違いでお部屋の印象は変わるので、メリハリをつけたいときにウッドパネルはオススメです。今回のように濃いブラウンにする場合、一色で統一せずにあえて微妙に違う色を混ぜ合わせると、木の風合いを出しながらオシャレに仕上がります。
 
4、壁に一色足してガラッと変身
 
壁の色もお部屋の印象を変える一つ。Kさんファミリー邸はダークグレーを投入したことで、かっこよさもあるカフェテイストになりました。全部同じ色にすれば統一感が出て整然とした雰囲気になりますが、一色加えるだけでこなれ感が出ます。
 
5、シンプル小物で男前な表情に
 
内装のキーワードの一つ・アイアンは、照明や棚のブラケットで加えました。占める面積は少ないですが、シンプルな小物は室内を引き締めてくれます。特にリビングの天井は存在感があるウッドパネルですから、照明はすっきりした物のほうがゴテゴテにならず、ウッドパネルの良さを引き出してくれます。
 
6、ニューノーマルに欠かせなくなるワークスペース
 
ワークスペースは少しのスペースでも作れるので、デッドスペースを有効活用できます。リビング内に作れば、家族と同じ空間にいながら自分のことに没頭できるので、コミュニケーションが減らないのも魅力です。コロナ禍でテレワークが普及したことで、今後ワークスペースは必須スペースになるかもしれませんね。これから家づくりをされる方は、ワークスペースを検討してみるのもオススメです。
 
7、異素材コラボでそれぞれを引き立てあったキッチン
 
オールステンレスキッチンを主役に、木とタイルでリズムを出しました。バラバラにならない秘訣は、各素材の範囲をまとめているから。ステンレスはキッチンカウンターのみ、ダークグレーのタイルを背景に木は固定棚と作業台に使用。どこに何をどれくらい使うかがベストバランスになる秘訣です。
 
8、開放的に見せる扉&床テクニック
 
広く見せるテクニックはいくつかあります。床を全て同じ素材にすると、どこまでも続くような広がりを演出できます。寝室の全面ガラス戸は室内が見えるので一続きの空間に。全面ガラス戸はリビング隣の部屋や子ども部屋に取り入れる方も多いです。
 
以上の8つのポイントで、理想の住まいが出来上がりました。今回の事例では建材や色使いが大きなポイントでしたね。かっこよくも落ち着いたカフェテイストにしたい方にはマネしたいテクニックばかり。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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Writer

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表

  • &Reno編集部

    BeatHOUSEで日々奮闘するスタッフたち。わくわくすることを常に探しています。