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2017.09.01

三歳までは、読み聞かせと語り聞かせのどちらが良い?

三歳までは、読み聞かせと語り聞かせのどちらが良い?

こどもは絵本が大好きです。 それと同時に、お母さんが話して聞かせてくれるお話も大好きで、夜眠る前にじっと耳を傾け、至福の時を過ごして、幸せな眠りに尽きます。三歳までの小さなこどもにとって、絵本を広げながら読み聞かせをしたほうがよいのか。 または、想像力を精いっぱい働かせて、お母さんの語りかけるお話を聞くほうが良いのか、双方のメリットとデメリットを探求してみましょう。

“何のために読み聞かせ、語り聞かせをするのか”

今は、英才教育、早期教育、東大に入学させる方法などのメソッド本もたくさん出ていて、その中で重要視されるのがやはり、「読み聞かせを何万話」という話題です。恐らく、凡人にはなかなかハードルが高く、そのためにお母さんが苦しくなってしまっては元も子もありません。まずはっきりさせておきたいのは、「何のために読み聞かせ、語り聞かせをするのか」ということです。読み聞かせは、こどもを東大に入れるために行うもの、と割り切って行うことと、こどもの世界を広げたい、一緒に新しい世界を探検したい、こどもに喜んでもらいたい、という目的で絵本を読み聞かせるのでは、ずいぶん心構えが変わってきます。 あなたは、どちらの目的ですか?

“東大脳を育む「かもしれない」!?”

自分の子供を東大理㈽(医学部)に入れるための読み聞かせと、楽しい人生を送らせてあげたい読み聞かせとでは、目的も手段も違って当然です。そして、この記事で語りたいのは、「子供の世界を広げ、この世は楽しく美しく、興味深いところ」ということを教えてあげたいために行う読み聞かせや語り聞かせである」ということです。 そう思って読み聞かせ、語り聞かせをすることで、結果、就学前に一万話語り聞かせていて、結果東大に受かることも有りうるかも知れません。それは飽くまで結果論であり、最初から「子供を東大に入れたいから頑張る」という姿勢では、こどももお母さんも楽しめず、続けることができなくなるかもしれない、それはとてももったいないことです。

“楽しんで読み聞かせで陥る思わぬ落とし穴”

絵本の読み聞かせは、お母さんも子供も楽しんで行うのが一番です。 そのために、絵本をたくさん買ってきたり、図書館で借りたりして楽しむのですが、そこに実は落とし穴があります。ここではその落とし穴を紹介していきます。 ◆幼い脳に最初にインストールされるのが、芸術とは程遠いアニメ絵と手軽な言葉の羅列だったら? 幼い子供は、最初に入れる印象がとても大事です。最初からちゃちなアニメ絵をインプットしてしまうと、それがそのこどものスタンダードになってしまいます。人間の一生は、自分だけで描くイメージで構成され、そのイメージ世界は、幼いころに親しんだ絵本の絵柄や、お母さんが語りかける言葉によって作られます。 子供さんが小さければ小さいほど、読み聞かせの絵本は色彩の美しいものや手のかけられた絵柄のあるものを選んであげてください。そうなると、やはり、昔から親しまれた絵本、推薦図書になっているようなロングセラーの絵本のほうが間違いがありません。 ◆絵本の読み聞かせのデメリットと、語り聞かせのメリットは? 人間の脳は、視覚から入るイメージが最も強烈に、ダイレクトに脳に入っていき、個々人のイメージ世界を作り上げる材料になっていきます。一方で、人間には言葉を操り脳内にイメージ世界を作り上げる高度な能力もあります。 映像文化がこれだけ発展しても、まだ本が売れ、ノーベル映画賞はなくてもノーベル文学賞があるということは、言葉による立体的イメージ世界が、映像文化よりも、言語文化のほうがより高度に人間の想像力を刺激し、人生を豊かにする、という証しです。言葉による立体的イメーイ世界を作り上げるのに最適なのは、実は絵本の読み聞かせよりも、お母さんの言葉による「語り聞かせ」です。 絵柄の手助けのない、お母さんの方言が混じった言葉やメッセージは、幼い子の脳内で立体的なイメージを結び、言葉に対する感受性や想像力を養います。 特に想像力に関しては、絵本の読み聞かせよりも語り聞かせのほうが、より自由な、より高度な想像力を養う土台になります。 お子さまは登場人物になりきり、想像の世界を冒険できます。登場人物の感じた喜びや楽しさ、満足感、そしてときには悲しみや悔しさ、怒りなどを体験し、感情を豊かに育てられるでしょう。また人の痛みや喜びを分かち合う共感性も育まれます。

“絵本の読み聞かせ、語り聞かせ、双方の長所を取り入れましょう”

こどもは絵本が大好きです。楽しい絵を見ながら、この世の美しさを知り、色彩の豊かさを知り、成長していきます。 美しい絵柄のある絵本は、こどもの幼い脳にどんどん色彩を加えて、こどものイメージ世界を広げてくれる手助けをしてくれます。 一方で、言葉による脳内の立体画像の構築と想像力は、絵柄を頼りにしていると養われません。 ここに語り聞かせの重要性があります。 将来、本をしっかり読み、言葉から世界を捉える人間になってほしいなら、語り聞かせもやはり大切です。 「抽象化能力」というのは、高度な学問には不可欠ですが、「抽象化」というのは実は、映像による直観よりも、言葉からの想像力によって養われます。 テレビをたくさん見る子よりも、本をたくさん読む子のほうが「抽象化能力」が高いことはお分かりいただけるでしょう。 この世に親しみ、この世の美しさを知るためには絵本の読み聞かせを。 人間として最も高度な「抽象化能力」と想像力を養うには、語り聞かせを。 双方の良いところを取りいれるのが、やはり一番良いようです。    "

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