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リノベーション時に考えたい5つの「寿命」の話

リノベーション時に考えたい5つの「寿命」の話

新築の家を建てる場合でも、賃貸物件に住む場合でも、分譲マンションに住む場合でも、またリノベーションをする場合でも、ただ理想だけを考えるのではなく、「リスクがないか」を多くの方は考えると思います。
 
今回の記事では「寿命」という切り口で、リノベーションの物件に住もうと思っている方や中古物件をリノベーションしようと覆われている方向けに、リノベーションを行う時にチェックしておきたいポイントを示していきたいと思います。
 

■その1:人間の寿命

まずは人間の寿命について考えることが必要です。
 
例えば、平均寿命で考える際に30歳で家をリノベーションするのと70歳で家をリノベーションするのとでその意味は大きく変わってきます 。
 
要するに何年その物件に住み続けるかを考える必要があります。
 
近年建設されているマンションの多くは、非常に長い耐用年数のものが大半ではあります。しかし、マンションの場合は自分自身の手でお金があるからと言っても耐震補強をできるものではありません。
 
ですので、半世紀近く住まれる場合は、どのタイミングまでそのマンションで住むか。どのタイミングで引っ越すか。もしくは人生の最期を迎えるその時までそこに住み続けるか、など将来についてある程度イメージをしておくべきと言えます。
 

■その2:物理的な寿命

続いて考えるのは物理的な寿命です。これは、建物が物理的に問題ないかということを考えるということです。
 
一部前述しているのですが、ちゃんと建物に耐震性があるかどうか。湿気や結露などの対策がちゃんと施されているかどうか。
 
また中古物件の場合サッシなどが曲がっていないかどうか。床面がちゃんと平面になっているかどうかなどもしっかりと確認する必要があります。
 
もちろん入居したタイミングでそれらに問題がある場合は明らかな欠陥物件ですのでそうは無いでしょう。しかし、5年程度でそれらの多くに問題が生じる場合は、経年劣化ではない問題がそこにはあることは間違いないです。
 
専門家の方に物理的な寿命に関して一度質問をして、耐用年数などをちゃんと把握しておくと安心でしょう
 

■その3:心理的な寿命

続いては心理的な寿命のお話です。要するに気持ちの部分です。
 
例えば、ちゃんと太陽の光が部屋やベランダに差し込むかどうか。生活していく中で億劫にならない床材や壁紙が使用されているかどうか。
 
そもそもの物件の向きであったり、構造であったりが心理的に圧迫感をもたらさないかなど気持ちの面を考える必要があります。
 
この心理的寿命というのは、なかなか考えることが難しい部分でもあります。なぜなら引っ越しをする前の物件よりも少しでも良いと思った場合、小さな不満は「まあとりあえずいいか」と片付けてしまうことが多いからです。
 
しかし、そういう小さな不安はボディーブローのように小さなストレスを少しずつ積み重ねていくことになり、気付いた時には「もうこんな家住みたくない」と思ってしまうこともあります。
 
賃貸物件の話にはなりますが、筆者は以前北東向きの物件に住んでいることがありました。その時は朝は太陽の光で非常によく目覚めることができるのですが、午後になると日差しが部屋に差し込まなくなり、あまり良い印象はありませんでした。
 
太陽の光をそもそも嫌う方の場合はそういった向きは気にならないのかもしれませんが、明るい部屋を理想とする方は1日通しての部屋への日差しが差し込み方などもちゃんと確認をしておくと良いでしょう。
 

■その4:生活の寿命

続いては、生活的寿命のお話です。人間の寿命と似ていますが、人間の寿命は要するに死期に関する話で、こちらは老いに関する話です。
 
人間というのは、誰もが歳をとっていきます。ですので、バリアフリーの設計、もしくは追加工事がする余地があるかなどを検討する必要があります。
 
バリアフリーの工事は、今この時代においては予算さえあれば容易にできるように思われがちですが、そうもいかないこともあります。
 
例えば、急な階段を要している中古物件の場合、急な階段の構造を緩やかにバリアフリー工事することは至難の技です。
 
このようなことが起きないために、階段の傾斜角度というのは中古物件購入してリノベーションする方の場合、ちゃんとチェックする必要があるのです。
 

■その5:資産的な寿命

最後に示すのは資産的な寿命です。
 
リノベーションした物件をそのうち投販売をすることを想定している方は、時間が経ってもその値段が著しく落ちないかどうかや、そもそもの市場価値が自らが想定するものと隔たりがないかを考える必要があります。
 
前回の記事「日本とアメリカのリノベーションの価値観の違い」でも述べましたが、リノベーションした物件の市場価値というのは自らの理想を注ぎ込んだ場合、市場価値と著しく隔たることがあります。
 
それは、標準的な価値観と自らのこだわりとが天秤にかけられないからです。
 
ですので資産として残したい方、もしくは販売したい方の場合は、そういった客観的な評価基準というのもチェックをしておく必要があります。
 

リノベーション時に考えたい5つの「寿命」の話"

■まとめ

ここまで記してきたように、寿命という切り口からリノベーションについて考えることはとても重要です。
 
設計をする段階やそもそもの物件を探している段階などで、必要なチェックポイントというのが見えてくるかと思います。
 
また、最終的な将来設計や価値観は人それぞれ異なります。ですので、今回の記事を参考にしつつも、みなさんが本当に必要と思うチェックポイントを是非改めて考えてみてください。
 
そうすることで、素敵なリノベーション生活を送ることができるはずですので 。
 

&Reno編集部

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BeatHOUSEで日々奮闘するスタッフたち。わくわくすることを常に探しています。

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  • 日刊Sumai編集部

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  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

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    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

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    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表