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リノベーションの価値観、日本とアメリカでこんなに違う!

リノベーションの価値観、日本とアメリカでこんなに違う!

価値観は人それぞれ。
 
国が違えば文化も違い、その価値観はとんでもなく異なることも。
 
では、日米でリノベーションの価値観の違いはどうなのだろう?
 
日本では当たり前だけれど、アメリカでは全然違うということはあるのだろうか?
 
今回の記事では、リノベーションにおける日本とアメリカの価値観の違いを見ていきたいと思います。
 

■日本でのリノベーションの主目的

日本におけるリノベーションの主目的は何でしょうか。
 
「自分が住みたい家に住む。そのための実現手段」
 
これが日本におけるリノベーションの主目的です。要するにリノベーション対象の物件に住む人がリノベーションの意向を業者に注文します。
 
あまりにも当たり前のことで、拍子抜けされた方もいらっしゃるかもしれませんが、当たり前=普段から持ちうる価値観ですので当然のことです。
 
特に日本ではリノベーション前の中古物件を販売して、その後希望に併せたリノベーションも併せて行うというワンストップのサービスも数多くあります。
 
この日本におけるリノベーションの考え方は、これ以上でも以下でもないです。ですので、早速アメリカのリノベーションの主目的の話に移っていきましょう。
 

■アメリカでのリノベーションの主目的

アメリカにおけるリノベーションの主目的は一体何でしょうか。
 
「住んでる家を価値高く転売する。そのための実現手段」
 
これがアメリカにおけるリノベーションの主目的です。要するにリノベーション対象の物件を売る人がリノベーションを行います。
 
つまり、日本とは全く異なる主目的。むしろ真逆の主目的と言っても過言ではありません。
 

リノベーションの価値観、日本とアメリカでこんなに違う!"

■なぜアメリカではそういう価値観なのか

アメリカでは売主がリノベーションをすることが多い。
 
これは非常に簡単な理由で、そうすることで物件をより高く売ることができるからです。
 
日本では、高いお金を出して家を購入したり、リノベーションをすると何十年も住むことが多いです。しかし、アメリカでは平均してたった7年で家を買い替えます。
 
なぜなら、アメリカ人にとって住宅というのは一つの資産であり投資の商品。つまり引っ越しをすることは住んでた家を投資に回すということなのです。キャリアアップや収入アップ、家族が増えるに連れて、家のステージを徐々に上げていくのです。
 
しかし、住んでた家をそのまま売っても、経年劣化や生活で生じた汚れや傷などで物件の資産価値は著しく下がります。それを補い、むしろ向上させるためにリノベーションやリフォーム、DIYを行ってから販売するのです。
 
また、リノベーション、リフォーム、DIYと併せて、「ホームステージング」もよく活用されています。
 

リノベーションの価値観、日本とアメリカでこんなに違う!"

■「ホームステージング」とは

「ホームステージング」とは、売り出す物件に家具や照明など生活で使用するものを置いて演出することです。
 
要するにモデルルームの様相で、購入希望者に生活のイメージを持ってもらう目的です。
 
確かに考えてみれば、物件探しのテレビ番組において家具が置いてある物件の印象は格段のよく映ります。
 
ホームステージングした物件の方が、実際に売れるまでの時間が半分になったという実証結果も存在するほどです。
 
なお、「ホームステージング」を行うデメリットも当然あります。家具の導入コストとインテリアコーディネートがプラス転嫁するか未知数なところです。ただし、これらは導入することで早く売れるわけなので、その部分は一種の投資や広告と捉えることができます。またインテリアコーディネートはセンスを伴えば良いので、プロの力や自らのセンスが培われているのであれば問題ないということになります。
 
日本においてもリノベーション済み物件の販売は0ではないです。その場合、売り主や販売会社は「ホームステージング」を慎重に行うことでう販売の後押しとなるのです。
 

■日本人のリノベーションは間違っているのか?

アメリカにおけるリノベーションの価値観はある種合理的と言えるものです。抜け目がないとも思えます。では、日本におけるリノベーションの考え方は間違っているのでしょうか。
 
これは「そもそも目的が異なるので、そんなことはない」というのが正解でしょう。
 
所有する物件に何十年も住み続けることが目的であれば、自己表現・自己実現としてリノベーションをすべきです。好みを追求し、生活にフィットさせるリノベーションはむしろノーリスク、ストレス軽減の生活を実現するための好手段なのです。
 
ただし、「将来は住んでいる家を売り出して投資対象にしたい」と思っている場合は注意すべきことがあります。
 
それは、オリジナリティあるものはそのまま資産価値に反映されないということです。
 
自分の好みを注ぎ込んで、徹底的に設計者やデザイナーにこだわって作ってもらった家でも想定外に低い評価価格になることがあります。
 
それは、自分のこだわりは客観的な金銭的評価を得るのが難しく、市場価値としてそのまま評価をされないためです。
 
「こんなにこだわったのにどうしてこんな評価価格なのか!?」と揉めるケースが少なくないので、この辺りは冷静に目的と市場価値を考えておくべきと言えます。
 
最初から投資目的でリノベーションを行う場合は、一般的な市場価値やトレンドを押さえることを忘れないようにしましょう。
 

リノベーションの価値観、日本とアメリカでこんなに違う!"

■まとめ

日本とアメリカとでは、リノベーションの価値観が全く異なるということがおわかりいただけたと思います。
 
最近では日本でもDIYブームでホームセンターが脚光を浴びるケースも増えてきましたが、それでもアメリカのホームセンターの規模感には全く及びません。
 
もしみなさんがアメリカ(ハワイ含む)に旅行に行かれることがあれば、是非ホームセンターに足を運んでみてください。アメリカの大型ホームセンターは、建築業者がふらっと足りないものを買いに来る目的も併せ持っていることが多いです。そんため、実際に足を運んでみると、その規模感に驚くこと間違いなしです。
 
ここまで様々記してきたことをまとめると、「価値観が違うから、参考にする必要も、影響を受ける必要もない。目的を考えて正しい方向性で進もう」ということです。
 
何十年も住み続ける場合は、自分の好みのリノベーションを実現。投資する場合は市場価値やトレンドを押さえる。
 
その判断を間違いないようにしていきましょう。
 

&Reno編集部

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BeatHOUSEで日々奮闘するスタッフたち。わくわくすることを常に探しています。

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  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表