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リノベのハウツー

2018.04.16

リノベーション、何から考える?―お部屋をスケッチから考える方法①/マンション編―

リノベーション、何から考える?―お部屋をスケッチから考える方法①/マンション編―

ーあなたはようやく、気に入ったお部屋を購入することが出来ました。

ーさぁ、これから待ちに待ったリノベーションの打ち合わせです。

ー色々なサイトを見て回り、やたいこともたくさんあります。

 

……でも、やりたいことがありすぎて、うまく考えがまとめられない。

 

そうならないために、まずは希望の間取りをスケッチから考えてみましょう。

 

 

スケッチをすることによって、家具の配置や壁の色、希望の間取り、自分がお部屋のどこを重要視しているのかも整理することができます。

 

第1弾のコラムは、スケッチに必要なものや間取を考えるときの注意点をお伝えします。

ただスケッチするのももちろんいいですが、どうせならプロみたいなお部屋を書きたいですよね。

 

お部屋の間取りも、動かせるものと動かせないものがあります。

いざ設計士さん・建築士さんに相談してみたら「こんなに部屋は動かせませんよ~。」なんて言われないように、注意点を踏まえて考えてみましょう。

 

1.スケッチするときに用意するもの

リノベーション、何から考える?―お部屋をスケッチから考える方法①/マンション編―

最初は、スケッチに必要なものを用意しましょう。

 

【スケッチするときに用意するもの】

 

・普通の用紙(なるべくA3ぐらいの大きさが描きやすいです)

・ペン

・コピック(お持ちでない方は色鉛筆でも大丈夫です)

・購入した、または購入予定の物件の図面

・参考にしたいお部屋や家具などの画像

・マスキングテープ

 

用意するものはこれだけです。

用紙は、図面の横にメモなどを記載しやすいように、A3など大きめのものがいいです。

コピックは色を揃えるとなると少し高いので、お持ちでない方は色鉛筆でも代用できます。

購入したお部屋の図面は、業者さんに言って印刷してもらいましょう。

 

さて、準備が整ったら早速図面を用紙に描き写していきましょう。

2.お部屋の図面を描き写す

図面を描き写す際は、お部屋の図面の上に用紙を置いて、ズレてしまわないようにマスキングテープで固定します。

固定出来たら、お部屋の間取の外枠をなぞっていきます。

 

戸建の建て替えでない限り、間取の外枠が変わることはありません。

ここはペンで描いてしまっていいでしょう。

 

次に場所を変えられない部分を描いていきます。

が、お部屋の中には、変えられない部分がいくつか存在します。

あらかじめ、どこが変えられないのか、確認しておく必要があります。

 

3.リノベーションを考えるときに確認しておく部分

リノベーション、何から考える?―お部屋をスケッチから考える方法①/マンション編―

リノベーションと言っても、全部の配置を変更することが出来るわけではない、ということは念頭に入れておきましょう。

 

確認することは、次の4つです。

①お部屋の構造

お部屋の構造は2種類あります。

一つ目が、【ラーメン構造】。

ラーメン式構造は、建物を柱と梁で支えているので、壁を取ってしまっても大きな問題ありません。

しかし、二つ目の【壁式構造】は、壁で建物を支えているため、お部屋の中の間取り変更のために壁をとることが出来ません。

お部屋が【ラーメン構造】なのか、【壁式構造】なのかはしっかりと確認しておきましょう。

 

②PS(パイプスペース)

PSはガス管や上下水道などの配管が通っている配管スペースです。

ここの配管は上下階ともつながっており、共有部になるため、移動させることはできません。

 

③梁の場所

お部屋の間取りを変更できるラーメン構造は、柱と梁で建物を支えています。

その為、梁を無くしたいと思っても、残念ながら無くすことはできません。

梁があってキッチンが動かせない、なんてこともあるので、注意して見ましょう。
 

④排気口の出口

最後に排気口の出口についてです。

排気口の出口は、玄関外にあるものと、ベランダやバルコニー側にあるものがあります。

出口がどこにあるかによって、キッチンが動かせるかどうかも変わってくるので、確認しましょう。

 

上記の4つが確認出来たら、変えられない部分も描いてしまいましょう。

 

4.お部屋間取りを、普段の生活を思い出しながら考える

リノベーション、何から考える?―お部屋をスケッチから考える方法①/マンション編―

 

さて、いよいよお部屋の間取り作りに取り掛かります。

先ほどの変更できない場所を考慮しながら考えていきましょう。

 

リビングの広さはどれくらい?

奥さまや旦那様のお部屋はどこにしましょうか。

外出の多いお子様は玄関から一番近いところ?

 

間取を考えるときのポイントは、ご家族それぞれの生活動線を意識することです。

ご家族の中でも、生活の仕方はそれぞれ違います。

朝起きてから夜眠るまで、お家の中でどのように過ごしているのか、リノベーションを機にお話しされてみてください。

 

生活に沿った動線を意識していけば、せっかく新しくしたお部屋が過ごしにくい、なんてことにはなりません。

リノベーション、何から考える?―お部屋をスケッチから考える方法①/マンション編―

どうでしょうか?

間取は決まってきましたか?

 

間取の次は、お部屋の中の配置についてです。

が、第1弾はここまで。

 

第2弾では、お部屋の中の配置や配色についてお話ししますね。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
 

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