リノベのハウツー
2020.11.10
「FJL(フィンガージョイントランバー)とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集372
■FJL(フィンガージョイントランバー)
「FJL」とはアルファベットの表記通り「エフジェイエル」と読みます。FJLとは単層フローリングに加工するときのタイプのことです。
FJLは「Finger Joint Lumber」を省略したもので、指を組み合わせるという意味を持つFinger Jointと集成するという意味を持つLumberを組み合わせています。
無垢フローリングにはさまざまなタイプがあり、継ぎ目のないOPCや長さ方向に継ぎ目のあるUNIなどがあります。FJLは長さに加えて巾にも継ぎ目があり、細かな無垢の木片で1枚の無垢フローリングを作り上げているのです。
FJLの特徴は価格が安価なことです。OPCやUNIなどは高級感を持っていますが、価格が高いので予算内に収めるのが難しいケースもあります。一方でFJLは無垢フローリングの中では安価なので、手に入れやすいでしょう。また、1枚1枚のピースの大きさはランダムなので、組み合わせ方でフローリングの表情が変わるという特徴もあります。
一方でFJLにはデメリットもあります。1番のデメリットは他のタイプの無垢フローリングと比べると重厚感に欠けることです。表面が集成材のように寄せ木になっているので、つなぎ目のない無垢フローリングのほうが良い方はOPCがおすすめです。
なお、FJLのタイプのフローリングは加工の自由度が高いので、厚みのある板に変えられます。厚みある無垢フローリングにすれば、歩行感が向上するので歩きやすくなるでしょう。
・参考:FJLとはフィンガージョイントランバーです(https://www.muku-flooring.jp/blog/2008/01/10/3309/)