リノベのハウツー
2020.11.28
「水性塗料(すいせいとりょう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集363
■水性塗料(すいせいとりょう)
「水性塗料」とは、主成分が水で作られている塗料のことです。顔料、樹脂、硬化剤、添加物は油性塗料と同じものを使用していますが、溶剤については水を使っているので無臭です。また、油性塗料に比べて価格が安いという特徴があります。
各辞書・辞典からの解説
「水性塗料」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「水性塗料」とは、「水を溶剤または分散剤とする塗料。取り扱いが便利で、室内の壁塗りなどに用いられる。耐水性には乏しい。建築物の梁や桁」となっています。
(2)「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「水性塗料」とは、以下のような文章で説明がされています。
「塗料の助要素の主成分が水である塗料の総称。水性ペイントともいう。通産省の統計分類では,水系塗料を,エマルジョン系,骨材入りエマルジョン系,水溶性樹脂系に分けている。水に溶けている樹脂および水にコロイド状に分散している塗料とエマルジョン塗料を含めて水性塗料という。電着用塗料も上記に属する。水性塗料に使用している樹脂の組成によって分類すれば,エマルジョン塗料は別にして,水溶性ポリエステル樹脂,水溶性アクリル樹脂など通常塗料に使用している樹脂は水溶化が可能である。」
(1)〜(2)を合わせてみると、リフォーム、リノベーションにおいて「水性塗料」とは、「主成分が水の塗料」のことであるとおわかり頂けたと思います。