リノベのハウツー
2020.11.27
「真壁(しんかべ)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集356
■真壁(しんかべ)
「真壁」とは「しんかべ」と読みます。誤った読み方として「まかべ」と言われることがありますが、正しくありません。
「真壁」とは、柱を露出する壁のことです。木造建築では壁を露出させる真壁と壁を隠す大壁の2種類があります。真壁の場合、化粧を施した構造柱を用いており見栄えを良くします。真壁には和風の雰囲気を感じられるというメリットがありますが、施工の手間が掛かるので大壁よりもコストがかかるというデメリットがあります。
各辞書・辞典からの解説
「真壁」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「真壁」とは、以下のような文章で説明がされています。
「木造伝統構法の代表的な壁工法。壁の仕上げが柱や梁などの構造材の表面より内側に納まる工法のため、表面に露出した構造材が化粧材の機能も兼ねる。調湿作用をもつ構造体の木材が露出しているため、建物の耐久性や居住性・メンテナンスの容易性などの面で優れている。」
つまり、「真壁」とは、「構造材の表面よりも内側に納まる構造」のことであるとおわかり頂けたと思います。