リノベのハウツー
2020.06.02
ベランダの床のリフォームをするタイミングは?おもな床材と費用もご紹介
洗濯物や布団を干したり、ガーデニングや家庭菜園を楽しんだりできるベランダ。ほかの部屋と同じように定期的なメンテナンスが必要ですが、ほかの部屋よりも使用する頻度が低いために、ついつい後回しにしてしまう人もいます。
そこで今回は、ベランダの床をリフォームするタイミングや、おもな床材の種類と価格についてまとめました。
ベランダのリフォームに興味のある方やリフォームを検討されている方は、この記事を参考にしてください。
ベランダの床をリフォームするべき理由
ベランダはほかの部屋とは異なり、屋外にあります。雨や風、太陽からの紫外線による影響を常に受けています。ほかの箇所よりも劣化が早いので、定期的なメンテナンスが必要な場所と心得ましょう。
ベランダの床の劣化がはじまると、ひび割れなどが起こります。そのままにしておくと、内部の金属部分が雨水によってさびてしまい、倒壊することもあります。倒壊した場合は、多額の修理費用がかかってしまうので、無駄な出費をおさえるためにもこまめなリフォームがおすすめです。
ベランダの床リフォームタイミング
ベランダの床のリフォームを失敗しないためには、適切なタイミングでリフォームすることです。以下の症状が発生したときには、早めの対策を取りましょう。
トップコートのひび割れ
ベランダの床は、下地の防水面と、表面のトップコートで形成されています。年月が経過すると、トップコートははがれやすくなります。また、トップコートは太陽の紫外線に弱く、劣化すると白く変色してしまいます。
床がひび割れを起こしていたり、白い粉が吹き出ていたりしたら、早めの対策を取りましょう。
雨水がたまる
ベランダの床は、雨水がスムーズに流れるように傾斜がついています。排水溝に流れるようになっているので、雨水がたまることがありません。しかし、年月が経過すると、ベランダの床がデコボコになり、雨水がたまることもあります。
ベランダに雨水がたまると、床にダメージを与えてしまうので、早めの対策を取りましょう。
カビやコケが生えている
ベランダの床の塗装が劣化すると、表面にカビやコケが生えやすくなります。ベランダの塗装で使用する塗料には、防カビの効果があります。そのため、カビやコケが生えるようになったならリフォームの時期と考えておきましょう。
カビやコケの成長力は早く、場合によってはベランダに大きなダメージを与えることもあります。そのため、カビやコケに気づいたなら早めの対策を取りましょう。
ベランダから水漏れが起きている
2階にベランダがある場合、水漏れが起きていないかチェックしましょう。水漏れは、ベランダの劣化が進んでいることのサインと考えられます。ベランダが崩壊するおそれもあるので、早めの対策を取りましょう。
ベランダ床材の種類と費用
ベランダの床については、さまざまな種類があります。それぞれには特徴があるので、それらを知って床材を選ぶようにしましょう。
アルミニウム
アルミニウムの特徴は、耐久性に優れていることです。また、さびにくく劣化に強いというメリットもあります。加えて、加工がしやすいので好みのデザインにも変えられます。
一方で、プランターや植木鉢を置く場合には、雰囲気がマッチしないというデメリットもあるので注意して選んでください。
費用はアルミニウムの場合、1平方メートルあたり10,000円くらいでしょう。
塩化ビニール
塩化ビニールなどの樹脂は、金属よりも熱が伝わりにくいという特徴があります。そのため、夏の暑さや冬の寒さに強いというメリットがあります。加えて、耐水性にも優れているという特徴も持っています。一方で、紫外線には弱いというデメリットもあります。
塩化ビニールの場合、1平方メートルあたり9,000円ほどが相場です。
タイル
タイルは、熱伝導率が低いので、夏や冬でも快適に過ごせるというメリットがあります。また、ほかの素材よりもデザイン性が高いので、ベランダをおしゃれにリフォームできるでしょう。一方で、水にぬれると滑りやすいというデメリットもあります。
タイルの場合、1平方メートルあたり約20,000円です。
木製
木製には、人工木床材と天然木床材の2種類があります。人工木床材の特徴は、腐食や虫によるダメージを受けないことです。一方、天然木床材には、ナチュラルな風合いを楽しめます。
人工木床材の場合、1平方メートルあたり25,000~30,000円、天然木床材の場合、1平方メートルあたり25,000~35,000円が相場のようです。
まとめ
ベランダの床のリフォームを失敗しないためには、適切なタイミングを逃さないことが大切とおわかりいただけましたでしょうか。トップコートのひび割れが起きていたり、雨水が床にたまっていたりしたら、すぐにリフォームを検討しましょう。ほかにも、カビやコケを見つけたときも、リフォームのタイミングといえるでしょう。
べランダの床材には、アルミニウムやタイル、塩化ビニールや木材などがあります。それぞれには特徴があるので、好みや条件にあった素材を選びましょう。