リノベのハウツー
2020.05.02
一部屋だけをリフォームする場合の費用と注意点を解説
リフォームには興味があるものの、大規模な工事ではなく、一部屋だけをリフォームしたいというケースがあります。そのような場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
そこで今回は、一部屋をリフォームした場合の費用や注意点について、わかりやすく紹介します。リフォームを検討されている方は、この記事を参考にしてください。
一部屋だけをリフォームするケースは多い
一般社団法人住宅リフォーム推進協議会による「平成29年度第15回住宅リフォーム実例調査」では、リフォーム工事の内容について以下の結果が出ています。
上記の結果によると、大規模な修繕よりも部屋の模様替えといった、そのほかの修繕の割合が高くなっています。床の張り替えや設備の入れ替えといったリフォームも多いことがわかります。
部屋をリフォームするときの相場
部屋をリフォームするときの相場はどのくらいなのでしょうか。おもなリフォームの相場は以下のとおりです。
(出典:リフォーム見積もりネット 「一部屋だけのリフォームに必要な費用の相場」)
和室をリフォームする場合、畳の入れ替えだけの場合もあるので、10万円以下におさえることも可能です。洋室に関しては、壁紙やクロスの貼り替え、フローリングの張り替えによる費用がかかります。
和室から洋室のリフォームについては、ふすまや押し入れを撤去する場合は高額になります。また、洋室から和室のリフォームについても、フローリングをはがす作業があるので費用がかかります。
部屋をリフォームするときの注意点
ここでは、部屋をリフォームする場合の注意点について紹介します。リフォームを検討するときに役立ててください。
リビングをリフォームするときの注意点
リビングをリフォームするときには、統一感に注意しましょう。リビングはキッチンやダイニングとつながっていることがあります。やみくもリフォームすると、ほかの部分とのバランスを乱してしまう可能性もあります。
加えて、コンセントの位置にも注意しましょう。リビングは家族が集まる場所でもあるので、テレビや音響などの電化製品やパソコンを置くことがあります。コンセントの数が少なかったり、離れた場所にコンセントを配置したりすると不便に感じるでしょう。業者と相談しながら適切な場所にコンセントを配置しましょう。
寝室をリフォームするときの注意点
寝室をリフォームするときには、健康や安眠を意識しましょう。普段の生活において、家にいる時間の3分の1から半分の時間を寝室で過ごします。そのため、快適に安らぐことのできる空間にしましょう。
快適な寝室にするための方法のひとつは照明です。寝室の照明については、オレンジの電球色がおすすめです。加えて、小さなライトを組み合わせる一室多灯のほうが安らぎを感じられます。
快適な寝室を目指すには、家具の配置にも気を配りましょう。ベッドを配置するときには、東枕がおすすめです。東枕なら日の光を浴びながら起床できます。また、寝室のドアの付近にベッドを配置すると、ホコリを吸い込む可能性があります。なるべくドアから遠い位置に配置しましょう。
子ども部屋をリフォームするときの注意点
マンションで子ども部屋をリフォームするときには、遮音性を意識しましょう。子どもの足音がクレームになることがあります。そこで、コルクフローリングやカーペットなど、足音を吸収する素材の床に変えましょう。
子ども部屋をリフォームするときには、収納についても意識しましょう。子どもが成長すると、以前は問題のなかった収納スペースも、成長とともに狭く感じることがあります。そのため、収納スペースは広めに設置しておくことをおすすめします。
まとめ
一部屋をリフォームするときの費用は、和室で10万円以下、洋室でも20~50万円です。ただし、和室から洋室、洋室から和室にリフォームするときは、フローリングや畳の撤去費用がかかります。
リビングをリフォームするときは統一感を意識しましょう。キッチンやダイニングに合わせたデザインにすることをおすすめします。寝室については、健康や安眠を意識した部屋にすることで、快適な空間に変えられます。