リノベのハウツー
2020.05.11
利息を減らす方法はこれ!住宅ローン金利のしくみをわかりやすく紹介
新築や中古の住宅の購入に利用できる住宅ローン。最長35年で最高1億円のローンを組むことができるので人気があります。しかし、ローンを組むときには金利が発生するので注意が必要です。そこで、繰り上げ返済と借り換えの2つの方法を使ってお得に住宅ローンを利用しましょう。
今回は、住宅ローン金利のしくみと利息を減らすための2つの方法についてまとめました。この記事を一読すれば、住宅ローンの基礎知識がまるわかりです。住宅の購入を検討しているかたは、この記事を役立ててください。
住宅ローン金利のしくみ
住宅ローンとは、住宅の購入やリフォームのときに利用できるローンのことです。住宅を購入するときはまとまった資金が必要ですが、住宅ローンを利用することで、不足している資金を調達できます。
住宅ローンの特徴は以下のとおりです。
・20~69歳までの人が利用可能
・勤続年数が2~3年以上で利用できる
・最低年収が200~400万円で利用可能
・最高で5,000万~1億円の融資ができる
・最長で35年、または完済時の年齢が80歳となる年数まで利用可能
・1%前後の金利で融資ができる
(参照:知るぽると金融広報中央委員会 住宅ローンの種類(銀行ローンの特徴と借入要件))
(参照:価格.com 住宅ローン 金利比較 )
住宅ローンにはさまざまなメリットがありますが、最大のメリットとして金利の低さがあげられます。クレジットカードの場合、平均金利が5~18%です。一方、住宅ローンは1%以下で融資を受けることも可能なのでお得といえます。
金利のしくみ
金利が低いとお得といえるのはなぜでしょうか。
お金を借りるときには、対価として利息を支払います。つまり、借りているお金に対して利息を支払うことが金利です。
たとえば、100万円のお金に対して、1カ月の利息が1,000円の場合、1年間の金利が1.2%です。また、100万円のお金に対して1カ月の利息が1万円の場合、1年間の金利は12%です。
1年間の利息で比較する場合はそれほど大きな差は出ません。しかし、3,000万円の資金を30年のローンで調達した場合、金利が1%増えるだけで、支払い総額が500万円アップします。つまり、金利が高くなると、毎回の返済額や返済回数が増えます。
そのため、金利を低く設定している住宅ローンはお得です。住宅購入のためにまとまった資金が必要な場合には、住宅ローンを利用しましょう。
住宅ローンの金利タイプは3種類
住宅ローンを利用するときには、3種類のタイプから選択できます。それぞれのタイプの特徴は以下のとおりです。
変動金利の場合、定期的に金利の見直しが行われます。そのため、金利が下がると、ローンの支払い総額が減るという特徴があります。
住宅ローン金利の利息を減らすための方法
住宅ローンは低金利のローンですが、利息を減らすことができれば、さらにお得に利用できます。利息を減らすための方法は、おもに2種類です。状況に合わせて2つの方法を活用しましょう。
返済期間を短くする
利息を減らすための方法のひとつは、返済期間を短くすることです。ローンの利息は、返済期間が長くなるほど増えます。返済期間は1年単位で設定されるので、可能ならば少しでも返済期間を短くしましょう。
返済期間を短くするためのおすすめの方法は、繰り上げ返済です。繰り上げ返済とは、元金の一部を前倒しして返済することで、利息分を減らすことができます。
以前は100万円単位での繰り上げ返済のみ受け付けていました。しかし、最近では、1円単位での繰り上げ返済を受け付けている金融機関が増えています。
収入が増えた場合や資金に余裕がある場合には、繰り上げ返済を利用しましょう。
ローンの借り換えをする
利息を減らすためのもうひとつの方法は、住宅ローンの借り換えです。住宅ローンは、金利の低いところで借りるのがお得です。そのため、現在の住宅ローンから低金利の住宅ローンへ借り換えすることで利息を減らすことができます。
ローンの借り換えを行うときには、審査の申し込みが必要です。審査の結果が出るまでには、1~2週間かかることもあるので、借り換えを決めたら早めに申し込みをしましょう。
まとめ
住宅ローンは低金利で借りることができるお得なローンです。1%前後の金利で、最高5,000万~1億円まで借りることができます。住宅ローンは、新築や中古住宅を購入するときに利用が可能です。
なお、住宅ローンは、変動金利型や固定金利選択型、全期間固定金利型の3種類があります。自分にあった返済方法を選びましょう。
また、繰り上げ返済やローンの借り換えなどを利用すると、さらにお得に住宅ローンを利用できます。