家族構成ごとに見てみよう！リノベーションアイデア集

リノベーションでは、自分や家族のこだわりを形にしたいものですよね。一方で、初めてのリノベーションとなると、どんな住まいを目指せば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、これからリノベーションを検討する人に向けて、リノベーションのアイデアをご紹介していきます。家族構成ごとにまとめていますので、ぜひ参考になさってください。

一人暮らしのこだわり事例

まずは、一人暮らしの住まいにおけるリノベーションのアイデアを見ていきます。一人暮らしにおいては、オーナーの趣味や好みが強く反映される点が特徴的です。


【CASE1】こだわりの豪華盛り

こちらは、男性一人暮らしにおけるリノベーションの例。打ちっ放しのコンクリート、素材感むき出しの無垢材、石目柄の壁タイル、配管を使った収納棚など、随所に「洗練された無骨さ」を感じさせます。

キッチンは、半島を意味するペニンシュラ型を採用。ハイスツールの置かれたカウンターや充実した調理設備からは、料理好きのオーナーのこだわりが伝わってきます。

こちらは玄関の様子。大きな土間が設けられており、オーナーの愛車である自転車2台の収納場所を確保しています。

このように、オーナー自身のこだわりをそのまま形にできるのが、一人暮らしリノベーションの良いところです。
 

【CASE2】一体化した生活空間は一人暮らしの特権

一人暮らしのリノベーション事例2つ目は、アウトドアブランドsnowpeakが展開する「snow peak URBAN OUTDOOR」の物件です。約11.1畳のLDKと約5.2畳の洋室を一体化することで、広い窓に面する大空間が完成しました。

玄関から伸びる廊下と寝室の間に、視線を遮る壁を設けることで、生活空間として最低限のプライバシーを確保。このように全ての空間を一体的に使用できるというのも、一人暮らしリノベーションならではの醍醐味です。

 

二人暮らしのこだわり事例

次に、二人暮らしにおけるリノベーション事例をご紹介していきます。二人暮らしでは共通の趣味を形にしながらも、お互いの一人の時間を大切にできる住まいが理想です。


【CASE3】二人の時間と一人の時間を大切に

の画像は、二人の時間を過ごすLDKの様子。そして、下の画像は大きな窓のついた壁で仕切られたワークスペースの様子です。

レンガとモルタル仕上げが特徴的な共用空間では、二人だけの時間をゆったりと過ごすことができます。一方で、ワークスペースはお互いの存在を感じながらも、自分だけの作業に没頭できるのがポイント。

二人暮らしのリノベーションにおいては、二人の時間と一人だけの時間、どちらも快適に過ごせる空間に高めることが必要なのです。

【CASE4】二人の時間を特別に

二人暮らしにおいては、二人で過ごす時間をいかに豊かなものにするか、という視点も大切です。このリノベーションでは、LDKではなくバーを併設した「LDB」とすることで、二人共通の趣味であるお酒を思う存分楽しめる空間にしています。

キッチンはあえて独立型にすることで、LDB空間から生活感を排除。住まいの常識から少し飛び出して、非日常的な空間を楽しめるというのも二人暮らしの良いところですね。

寝室にはハンモックを設置。LDBやロフト風のベッドも含め、一人だけの時間を楽しめる空間もしっかり確保されています。
 

ファミリーのこだわり事例

最後にご紹介するのが、ファミリーで生活する場合のリノベーションアイデアです。一人暮らしや二人暮らしと違い、より実用性や機能性が求められます。


【CASE5】こだわりと実用性のバランス

こちらは、小さな子どもがいるファミリーの事例。家族揃ってウィンタースポーツが好きということで、ロッジ風の内装にこだわりが見られます。

一方で、三角屋根風の入口が可愛らしい小上がり洋室の床下には、巨大な収納を設置。子どもがいると物が多くなりがちなリビングで、貴重な収納スペースになっています。低い場所にあるので、小さな子どもでも自分で片付けられるのが魅力。

下の写真は玄関の様子ですが、スペースが広く、奥には大きな靴箱も設けられています。ウィンタースポーツ用品や子どもの靴などを置いても、導線を邪魔しない広さです。

ファミリーの場合には、こだわりと実用性のバランスが大切ということがよく分かりますね。

【CASE6】さりげないこだわりを忘れない

こちらの事例も、小さな子どもがいるファミリーならではの実用性がポイント。リビングの壁に備え付けられたベンチは、ふとした瞬間に腰掛けられるだけでなく、座面の下に収納が設けられています。また、オープンキッチンからはいつでも子どもの様子を見守ることができるのです。

先ほどの事例と同様、玄関のスペースが広く収納が豊富なのもポイント。

実用性を確保しつつ、上の画像のように照明スイッチはアメリカンスイッチを使用。細かいところにこだわりを散りばめることで、ファミリー向けとiは言いえども、こだわりを演出しています。
 

まとめ

今回は、家族構成ごとにオススメのリノベーションアイデアをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

家族構成によってライフスタイルが大きく異なりますから、考慮すべきポイントも違ってくるということがお分かりいただけたと思います。ぜひこれらのアイデアを参考にして、自身の家族構成やライフプランにあった理想の住まいを考えてみましょう。