リノベのハウツー
2022.06.07
中古住宅を購入してリフォームしたい!メリット・デメリットを解説します
最近では、新築の住宅を購入するのではなく、中古住宅を購入してリフォームするという方も増えているようです。
しかし、「中古の住宅をリフォームするメリットって何があるの?」、「中古の住宅を購入してリフォームする際のデメリットや注意点を知っておきたい」と思う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、中古住宅を購入してリフォームするメリット・デメリットを中心にお伝えしていきます。
中古住宅を購入してリフォームするメリットとは?
まずは、メリットを見ていきましょう。
新築住宅よりもコストがかからない
中古住宅の購入は、新築住宅よりも相当に費用を抑えて購入することができます。また、リフォーム費用をプラスしたとしても、新築住宅より費用が安い点は大きなメリットのひとつでしょう。
■中古住宅購入+リフォームに必要な費用
中古物件の購入費
物件仲介手数料
売買契約の印紙税
登記費用
不動産取得税
リフォーム費用
解体・廃材処分費用
■新築住宅購入に必要な費用
土地代
土地仲介手数料
住宅工事費用
登記費用
建材・設備機器費用
上下水道設置負担金
中古住宅購入+リフォームが新築住宅購入よりも安くなるのは、物件取得費用の差です。新築から年数が経てば経つほど、物件の価格は下がり、予算を抑えて購入することも出来るでしょう。
自由な部屋作りができる
中古住宅をリフォームで新しくすれば、コストを抑えた上で自分の理想の住宅を作り上げることも可能です。
また、古い日本家屋を購入し、古民家リフォームすることも人気のようです。元々の住宅の良さを生かしつつ、理想を付け足すことができるのはリフォームならではのメリットでしょう。
広い敷地の家がある場合が多い
やや古い建物にはなりますが、30年程度の物件であれば、広い敷地でゆとりのある家を購入できるかもしれません。ちょうど30年前は複数の世代で共同生活をしていた家庭が多かったので、大きめの物件が見つかる可能性も高いと言えるからです。
当時の住宅を購入し、リフォームをすることで、広くてゆったりできる素敵な家づくりを期待できるでしょう。
事前に周辺環境の確認ができる
すでにある住宅なので、周辺の環境について、事前に把握しておくこともできます。
実際に自分たちが暮らすイメージをし、騒音や日当たりが良いかどうかや、周辺の住宅の雰囲気などを見ておくと、住んだ後に後悔した、などということは起こりにくいでしょう。
中古住宅を購入してリフォームするデメリットとは?
それでは次に、中古住宅購入をし、リフォームを施す際のデメリットについてご紹介します。
家の構造部の経年劣化を確認しにくい
中古住宅は、外観や内観だけでなく、住宅の基礎が劣化してしまっている可能性もあります。
しかし、リフォームは、住宅の基礎部分や柱などを修繕することはしないため、購入前には家の管理者に許可をもらって自分自身の目で確認させてもらう、もしくは専門家によって調査をしてもらう必要があるでしょう。
リフォームローンの金利が高くなる傾向がある
リフォームの際は、審査に通ればリフォームローンで融資を受けることができます。しかし、住宅ローンと比べると、リフォームローンの金利は高い傾向にあります。
また住宅購入後に、リフォーム工事が始まりますが、その間賃貸で暮らす場合には、家賃が発生しつつローンの返済が始まる場合も。必要な資金の計画は事前にきちんと立てておきましょう。
住むまでに時間がかかる
中古住宅を購入後、リフォームの設計、施工に入るため、基礎以外全てリフォームする場合は特に、住めるようになるまでの期間が長くなりがちです。デザインや機能などにこだわりが強い場合、打ち合わせの期間も延びてしまうため、さらに住むまでに時間がかかってしまうでしょう。
ただし、この部分をデメリットと捉えるかは自分次第であり、住むまでに時間がかかってもいいから、自分の納得のいく住宅へとリフォームしたいと思うのであれば、必要な期間と言えるでしょう。
まとめ
今回は、中古住宅を購入し、リフォームする場合のメリットとデメリットを主にご紹介しました。
新築住宅と比較して、どちらの方が良いと単純にいうことはできませんが、中古住宅をリフォームして住むのは、思っている以上にメリットが多いことも確かです。
中古住宅をリフォームして住みやすい住宅を手に入れることができるかどうかは、事前準備や計画も重要になって来るので、お金の面や、どんな中古住宅を購入するのかなど、しっかりと考え、慎重に進めていきましょう。