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2019.12.16

理解しておきたい建築図面〜平面図とは?

理解しておきたい建築図面〜平面図とは?

家の建築やリノベーションで、出てくるのが建築図面の数々です。専門的なものも多く、どうしても素人にはわかりにくいものです。
 
そんな建築図面の中でも、特に目にする機会が多い平面図は、比較的見やすい図面と言えるでしょう。
 
そこで今回は、代表的な建築図面のうち、いくつかを簡単にご紹介した上で、平面図について詳しく解説していきます。すでに多くの図面に頭を悩ませている人も、これからリノベーションを予定している人も、ぜひ参考になさってください。

こんなにある建築図面の種類

理解しておきたい建築図面〜平面図とは?

まずは、多くの種類がある建築図面のうち、代表的なものについて簡単に触れていきましょう。
 
建物を建てたり修築したりする場合、すべて図面を元に作業を進めていきます。間取りや寸法といったものだけでなく、配管や電気系統など、目に見えない設備の部分もすべて図面を元にしています。
そのため、建築図面には何十という種類があります。代表的なものをいくつかご紹介しましょう。
 
 
立面図
建物を横から見た姿を描いた図面が立面図です。東西南北から見た建物の様子を表しており、外観の仕上がり予定を確認することができます。
 
断面図
建物をある部分で鉛直(地面に向かって垂直方向)に切断し、その断面を描いた図面が断面図です。立面図が外観を表すものであるのに対し、切断面における部屋の内装や柱・壁・床などの構造を確認することができます。
 
展開図
室内の中心点から、東西南北を見た状態を描いた図面が展開図です。立面図が外観を表しているのに対し、展開図では室内の天井高や窓の高さ、出入り口や照明器具の位置などを確認することができます。
 
設備図
住戸にある各種設備の様子を表した図面が設備図です。給排水配管などの衛生設備が記された衛生設備図、コンセントなどの電気設備が記された電気設備図などがあります。目に触れる部分ではないため、トラブルが起こりやすい部分でもあるので、しっかりと確認しておく必要があるでしょう。
 
この他にも、建具の様子を表した建具表や建具伏図、各箇所に使う素材の詳細がわかる仕上げ表など、確認しておくとよい図面は数多くあります。

平面図とはどんな図?

数多くある建築図面の中で、もっとも見る機会が多いのが平面図です。平面図とはどのような図面で、何を確認することができるのか解説していきましょう。

 間取り図とも呼ばれる平面図
平面図とは、その名の通り、家の様子を平面的に表した図面のことで、天井方向から家を見下ろした様子を描いています。
 
平面図は、意匠図面のひとつで、間取りを一目で把握するのにもっとも適した図面です。建物を天井から見下ろしたように表現されています。
主要部の寸法が書き込まれており、間取り、部屋の用途、面積、床高、壁の構造、開口部の開き勝手などが表現されています。(ザ・ハウス 建築・住宅用語集
 
建物の柱や壁の位置、間取りが書いてあるので「間取り図」とも呼ばれます。

 
平面図からは何を読み取れる?
平面図を見ることで、住まいの基本となる部屋の面積や配置、用途など幅広い情報を読み取ることができます。また、キッチンや建て付けの家具、収納などの大まかな位置も把握できますし、部屋の配置から生活動線がどうなるのかということもイメージできるでしょう。
 
ただし、平面図から読み取れるのは、あくまでも面積や平面的な大きさであり、高さや細かな意匠を確認することはできません。そのため、立面図や展開図など他の図面と合わせて確認する必要があります。

平面図ってどうやって見る?

図面の中でも一番基本となる平面図ですが、実際にどうやって読み取ればよいのでしょうか。ここからは、平面図の見方について解説していきます。

部屋の配置や広さ
下記の平面図を例に見ていきましょう。
まず図面には、各部屋の名称や用途、広さが書き込まれています。また、ドアや窓も書き込まれていることがわかるでしょう。

特にドアは、どちらに開くのかがわかり、窓は引き違い窓なのか片開き窓なのかなど、種類を確認することもできます。キッチンやカウンター、ダイニングテーブルなどの作り付け家具や、大型家具も書き込まれているので、生活した際の動線も考えられます。

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寸法の見方
平面図で注意すべきなのは、寸法の見方です。

平面図の縮尺は1/50もしくは1/100、平面詳細図となると1/50もしくは1/30であることが多いですが、必ず縮尺が表記されていますので、確認しましょう。寸法の単位はmmで書かれるのが基本です。

また、部屋の奥行きや間口の寸法は、壁の芯(壁厚の中心)から芯までの長さを表していることが多く、このように壁芯から壁芯の寸法を心々寸法と呼びます。部屋の内側だけの寸法ではない、ということを覚えておきましょう。
 

まとめ

今回は、数ある建築図面の中で、もっとも触れる機会が多い平面図について詳しく見てきました。

平面図を見るだけでも、部屋の配置や面積、動線など多くの情報を得ることができます。とは言え、立面図や設備図など他の図面と合わせて考える必要があることも、おわかりいただけたのではないでしょうか。

ご自分で理解できることも大切ですが、それ以上に建築士など専門家に見てもらうことも重要です。図面を見て何か疑問点があれば、小さなことでも専門家に相談しましょう。

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