リノベのハウツー
2019.10.19
リノベーションの値段や費用を抑える交渉マニュアル
「リノベーションの値段、もう少し安くできないかな……」
このように悩んでおられる方も多いはずです。リフォーム業者に見積もりを依頼したものの、予想していたよりも高額な工事費用に驚くことも少なくありません。
そこで、リノベーションの値段を抑えるため、施工業者に価格交渉してみましょう。今回お伝えする3つのポイントを押さえれば、意外と前向きに交渉に応じてくれるケースも往々にしてあります。
コストダウンを達成しつつ、なおかつ満足できるリノベーションを実現するために、ぜひ今回の記事をご活用ください。
目次
値段が安くても内容に満足できなければ本末転倒
リノベーションの値段や費用はなにかと高くなりがち……。2LDK~3LDKほどのマンションの広さだと、およそ500万~1,200万円ほどの値段がかかります。そのため、「少しでもリノベーション費用を抑えたい」という声も聞きます。
リノベーションの値段を抑えるには、施工業者に価格交渉してみるのも方法の一つです。同じ広さでも工事費用は大きな差が出るだけに、交渉してみると意外に値切れるケースも珍しくありません。
ただし、リノベーションは値段ばかりに捉われないように注意してください。初回の見積もりより工事費用を安くできたとしても、デザインや内装などに納得できなければ本末転倒です。
そこで、ここからは満足のいくリノベーションを実現しつつ、上手に価格交渉するコツを紹介していきます。ぜひ以下の記事を参考に、「コスト面でも納得のいく」リノベーションを実現してみてください。
リノベーションの値段を抑える価格交渉のコツ
リノベーションの値段を抑えるには、次のような3つの価格交渉が使えます。
・施工業者から逆提案してもらう
・必要なものとそうでないものを分ける
・そのまま使える部分を活用してもらう
上記の方法を活用すれば、リノベーションの内容に満足しつつ、コストダウンができることも。それぞれ以下で詳しくお伝えしていきましょう。
1.施工業者から逆提案してもらう
リノベーションの価格交渉を行う場合、いきなり「値段を下げてください」とお願いしても実現は容易ではありません。また、そもそも値切り交渉が苦手という方もいるかもしれません。
そんなときは、施工業者のほうからコストダウンに繋がる逆提案をしてもらいましょう。
たとえば、「予算は○○円で考えています。見積もり金額をもう少し抑えるためには、どのようにしたら良いでしょう」と、施工業者に相談する形で交渉を行えば、向こうから値段を下げる方法を提案してくれることもあります。
素人がリノベーション費用を抑える方法を思いつくのは難しいですが、プロの方ならその手段を知っている可能性が高いでしょう。そのため、プロからアドバイスをもらう形で価格交渉することがコツの一つとも言われています。
2.必要なものとそうでないものを分ける
リノベーションで値段を抑えるには、工数を削減していけばコストダウンに繋がることも。しかし、工数を減らすと、最終的にリノベーションの内容に満足できないということも珍しくありません。
そこで、あらかじめ、「これだけは絶対に必要」というものだけリストアップしておきましょう。そして、必要ではないものは工数から削除してもらうと、「安くて満足」なリノベーションも夢ではありません。
3.そのまま使える部分を活用してもらう
最後に、施工業者と相談しながら、そのまま利用できる部分を活かしてもらうようにします。内装や設備を完全に壊さずとも、もとの状態を活用してリノベーションできる場合もあるからです。
また、既製品で代用できるものは購入するほうが安くつく場合も少なくありません。たとえば、建具や棚などは既製品でも十分に安い商品が売っているため、工事を行う前に検討してみても良いかもしれません。
ただし、サイズの確認や注文のやり取り等を自分で行う必要があるため、多少の手間が掛かる点には注意が必要です。
まとめ
リノベーションの値段を抑えるには、施工業者に相談することが大切と言われています。
ただし、値段ばかりに気をとられて満足できない結果になってしまっては本末転倒です。今回お伝えした3つのポイントを活用し、上手に施工業者に相談してみてください。