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リノベのハウツー

2018.11.19

共働き主婦が実感するリノベーションに取り入れて良かったアイテムと工夫

共働き主婦が実感するリノベーションに取り入れて良かったアイテムと工夫

リノベーションは自身のライフスタイルに合わせた暮らしを実現するための1つの方法です。おしゃれな生活をしたい、というのはもちろんですが、自分が決めるオーダーメイドの家だと言うことがどれだけ日々の暮らしを豊かにするか...この記事では、共働き主婦の私が中古物件、駅前2分の70平米2LDKマンションのリノベーションをした際に、実際取り入れて良かった、と思うアイテムや工夫をご紹介します。

暮らし方やデザインといった話ではなく、より実践的な生活感のあるお話しなので、人によって必要・不必要が別れるところです。ご自身の生活に重ねて参考になることがあれば儲けもの、と思って是非一度ご検討ください。

洗濯物の導線を考え置き場所を複数確保する

共働き主婦が実感するリノベーションに取り入れて良かったアイテムと工夫

どんなに天気が良くても仕事で日中家を留守にする場合、お日様にあてた洗濯物も夕方には少し湿っていたりすることも。また陽が長い季節でも、夕方帰宅してすぐに洗濯物を取り込んで畳むといったことを何よりも優先にできるとは限りません。気づくと洗濯物が外に出しっ放し、なんてことも起きてしまいます。

洗濯物の一時置き場を最初から用意しておくことで、上記のようなことは簡単に解決できます。我が家では、洗濯物を干すベランダのすぐそばに室内干しスペースを用意しています。外で干していたものを単純に室内に移動させるだけ。食後娘と一緒に片付けたり、夜落ち着いた頃にテレビを見ながら洗濯物を畳んだりすることができます。

また、仕事をしていると、天気に関わらず、洗濯はできるときにしてしまいたいもの。冬場でもマンションは戸建てに比べ暖かいので、ベランダに干さず室内干しでも朝干して帰宅する頃には乾いています。

天井から吊るすことができる「干すクリーン」を利用することで部屋が洗濯物で占領されてしまうということもありませんし、突然人が家にくるとなったときも、浴室換気乾燥機がついた浴室内に持ち込んでしまえばサッとなかったことにしてしまうことができます。

家電についてとことん考える

共働き主婦が実感するリノベーションに取り入れて良かったアイテムと工夫

家電は、テレビ・電気冷蔵庫・洗濯機・自動炊飯器など様々なものがありますが、リノベーションをするにあたっては、ご自身で活用されているもの、もしくはいつか欲しいと思っていた憧れのものなど全て書き出してみることをお勧めします。

例えば、キッチンはオーブンレンジ、トースター、炊飯器、電子ケトル、フードプロセッサー、ホットプレートなど、かなりの種類がありますがサイズも大きいためきちんと置き場所を確保しておかないと雑然とした印象になってしまいます。また熱を発するため周りに何センチの隙間を確保しなくてはいけない等商品によって規格が様々なのできちんと下調べをしておく必要があります。

洗濯機や冷蔵庫は置き場所の確保が必要になるので、必要だと思う容量にあったサイズをきちんと把握しておくことが重要です。冷蔵庫は扉の開く向きも重要です。洗濯機は、その周りに必要になってくる洗剤や洗濯カゴの置き場などまで綿密に計画しておくことでスッキリした状況を保つことができます。

掃除機は壁掛けにできるスティック型やロボット掃除機など様々なものがありますが、それぞれ置き場所・収納に適した環境があります。壁掛けにするのであれば、下地がと高さが必要ですし、ロボット掃除機は自分でスタートして自分で帰ってくることができる定位置とコンセントの差込口が必要です。いつか持ちたいと思っている家電がある場合は、それらも考慮した計画が必要になります。

書類がたくさん収納できるスペース・納戸を用意しておく

共働き主婦が実感するリノベーションに取り入れて良かったアイテムと工夫

今や当たり前となった「大容量の収納スペース」ですが、洋服や靴、トランクケースやゴルフバック等の大物をメインとした収納を前提とした空間が用意されていることがほとんどです。共働き家庭には書類がたくさん収納できるスペースをリノベーションの計画に入れることをお勧めします。

家のことに集中して整理整頓できるなら特に深く考えずとも問題ないと思いますが、家や自身のプライベートに関する書類はどんどん溜まっていくので、時間がなかなか取れないという方はそういった収納スペースをリノベーションの計画時に入れておいた方が良いということです。

例えば、住宅購入に関する書類、保険関係の書類、保証書や登録している施設やサービスの書類など「これ捨てない方が良いよね?」といった書類をとにかくファイリングして保管していくコーナー。そしてまとまった時間がとれた時など定期的にメンテナンスしていけば良いのです。紙が散乱した状態で視界に入ると、散らかった印象になります。我が家は1畳弱の扉付き納戸の一面に稼働棚を設けて書類を収納しています。このスペースがなかったら、今頃なんで片付かないんだろう...と思ってしまうような部屋になっていたかもしれません。

「あると便利」が最強というわけではない

共働き主婦が実感するリノベーションに取り入れて良かったアイテムと工夫

狭いマンションの場合、干しっぱなしの洗濯物が家を散乱した落ち着かない雰囲気にしてしまうと感じていた私は、室内干し用の設備は全主婦が欲しいものだ!と思い込んでいました。しかし、同じマンションに住む専業主婦のママがリノベーションを参考に見たいということで家に招いて力説した際「外に干せば良くない?」と言われてその感動が全く伝わらなかったのです。

そうか、彼女はお日様を十分にあてた午後イチに洗濯物を取り込んで畳んでしまうというところまでが洗濯の一連の流れなのか、と驚きました。逆に彼女からしてみれば、なんてだらしない人なんだろうと思ったことでしょう。

またドラム式の乾燥機能付き洗濯機で全然干さない、という人もいるかと思います。ご自身の日常をよく振り返り、そして今後どうしたいか、という理想をよく検討し、より自身にあったリノベーションを実現していただければと思います。

我が家ではシステムキッチンに食洗機を採用し、毎日フル活用です。これも大正解だったと思っています。そのため共働きの友人の住宅購入時にも勧めていたのですが、しばらくたって使い勝手を聞いたところ「食洗機OKの食器じゃないから結局手で洗っていて全然使っていない」という返答が。それならばお気に入りの食器などを収納できる収納にしておいた方が良かっただろうな...と申し訳ない気持ちになりました。

リノベーションにおける家電計画については「あると便利」を採用するのではなく、自分が本当に使うか、自分にとって本当に良いものか、とことん考えるのが重要です。

おわりに

共働き主婦の目線で、洗濯物に関すること、家電に関すること、書類の収納についてご紹介しました。あくまで「我が家の場合」であることを文中でも挟みましたが、取捨選択するために一度検討してみてはいかがでしょうか。

この他にも、日常を振り返ることでリノベーションで実現させたいことが次々思い浮かぶと思います。リノベーションの知識がないから...ではなく暮らしやすい理想を思い浮かべ、リノベーションが得意な設計士・営業マンと相談しながらその過程も是非楽しんでください。

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