リノベーションのアイテム
2018.08.15
三面鏡じゃない洗面所がリノベーションっぽい!おしゃれな洗面所特集
洗面所はリビングや洋室などに比べ狭い空間のため、リノベーションのイメージを膨らませるときに後回しにされがちな場所です。
しかし狭い空間こそ考えやすく冒険やチャレンジを試せる場所になります。よくあるマンションや建売戸建は、各メーカーが出している三面鏡の洗面化粧台がドン!と置いてあることがほとんどです。それを変えるだけで、リノベーションっぽい!と胸が高鳴る空間を簡単に演出することが可能です。
この記事では、リノベ不動産の事例のなかから「洗面所だけ」をピックアップしご紹介します。
洗面所にグレーと白のコントラスト
マンションの場合、洗面所は窓がなく狭い空間のため明るい色が採用される傾向にありますが、こちらの事例は壁にグレーを取り入れることで、陶器の白さを際立たせ清潔さを保ちつつオリジナルの雰囲気を演出することに成功しています。
陶器の洗面ボウルの清潔な白さと、テクスチャが施されたグレーの壁紙のコントラストは洗練された印象を与え、リノベーション全体のテーマであるインダストリアルスタイルをランクアップさせています。
鏡や水栓のメタリックと、洗面台や棚の木とグリーンの色合わせによって、この洗面所という狭い空間でもインダストリアルスタイルを実現させることができました。リノベーションのテーマを決めたら、ここまで造り込んで、オリジナルを手に入れたいですね。
(この写真の事例を見る|リノベ不動産)
部分別に見るこだわり事例
上の事例のように、リノベーション全体のテーマに沿って洗面所を造り込むと良いでしょう。その際のテクニックを「鏡」「洗面ボウル」「カウンター」といった部分別にご紹介します。
鏡の形にこだわる
左写真のリノベーションでは「セレクトショップな暮らし」がテーマとなっていて、生活感が出やすい洗面所も、鏡を窓のように仕立てることでオシャレな空間へと雰囲気を変えています。狭く感じられる洗面所という空間も窓があるように感じることで、広がりを持たせることができます。
右の事例は、ありがちな「四角い形」ではなく、「多角形」の鏡を採用しています。下のタイル部分とあわせたマリンスタイルで、さわやかな空間になっています。リビングで一番目を引くのが、打ちっ放しのコンクリート風にモルタルで囲まれたキッチンですが、キッチンパネルや寝室のアクセントカラーにブルーが使われたり、ガラスブロックを使用したりと爽やかさを共存させています。
(左写真の事例を見る|リノベ不動産)(右写真の事例を見る|リノベ不動産)
洗面ボウルにこだわる(色・形)
左写真の事例は「下町和モダン」をテーマとしていて、国産無垢材のフローリングや、スギの浮造りをパネリングしたキッチ前面から、和の雰囲気を感じます。洗面所はマットな黒の洗面ボウルを設置。木目のカウンターと合わせることで和モダンを感じさせます。
右写真の事例は「ママ友を呼びたくなるような、お洒落カフェ」がテーマになっています。優しい色合いの木目と柔なか曲線を描く洗面ボウルの組み合わせによって、洗面所も抜かりなくお洒落なカフェ空間に仕上げています。
商業施設やカフェなどで見る洗練さやお洒落なポイントを自宅にも取り入れることができるのは、リノベーションならでは!洗面ボウルを選ぶ際に参考にしたいポイントです。
(左写真の事例を見る|リノベ不動産)(右写真の事例を見る|リノベ不動産)
洗面ボウルにこだわる(素材)
左写真の事例は「Beach Style」がテーマで洗面ボウルはガラス製のものを使用されています。この透明感はまさにBeach style。陶器では表現できない爽やかさがこのリノベーションテーマを盛り上げています。
右写真の事例はステンレスの洗面ボウルを採用されています。こちらは「アーバンアウトドア」がテーマのリノベーションで、洗面所も一般的な陶器の洗面ボウルを選ばず、ステンレスという素材のものを選ぶことで、キャンプ・アウトドアを連想させる統一感のある空間へと仕上げています。
洗面所で使う素材もこだわりを見せたいポイントです。
(左写真の事例を見る|リノベ不動産)(右写真の事例を見る|リノベ不動産)
カウンターにこだわる
リノベーションの事例においては、木目の洗面カウンターをよく見かけます。その優しい風合いはリノベーションとも相性が良く陶器の洗面ボウルとの異素材の組み合わせがリノベーションらしさを演出します。
上の写真はそのカウンターにオリジナルを出した事例です。左写真はモザイクタイルを使用し、清潔感や高級感を演出しています。右写真はモルタル仕上げのカウンターです。白い壁、床、洗面ボウルの明るい空間にグレーのモルタルが空間を引き締め、クールな雰囲気を演出しています。
カウンターはベース部分なので、視覚的に、脇役にするか主役にするかという選択で大きく雰囲気を変えさせることが可能です。
(左写真の事例を見る|リノベ不動産)(右写真の事例を見る|リノベ不動産)
おわりに
いわゆる洗面化粧台というのを構成するものは、大きく分けて鏡・洗面ボウル・カウンターです。各メーカーがパッケージ化した洗面化粧台は機能性に優れ、年々スタイリッシュなモデルが出ています。そんな中、オリジナルで作る、というのは、まさに自分らしさを表現するのにもってこいのステージなのです。
リノベーションの醍醐味を、洗面所というスペースでも存分に味わいたいですね。