リノベーションのアイテム
2020.12.13
生きている木と暮らすこと。無垢フローリング Vivid オーク 編【HAGS|アイテム】
寝転ぶ、座る、歩く。
暮らしの中で、実は一番身体に触れることの多い「床材」。どんな床材を選ぶかによって、暮らしの心地よさが大きく変わってくるかもしれません。賃貸ではなかなか自ら選ぶことのない床材ですが、せっかく家づくりをするのであれば、ライフスタイルにあったものを選びたいですよね。
今回は、建材サイト「HAGS」でも不動の人気を誇る「無垢フローリング Vivid オーク」をピックアップ!
インテリアとの合わせやすさ、機能面、お手入れについて、株式会社カスコの柏原さん、杉原さんにお話を伺ってきました。
毎日過ごすための家づくり。暮らしが心地よくなる床選びを、楽しみましょう!
無垢フローリング Vivid オーク とは
木目が美しく、ウィスキーやワインを熟成させる樽にも使われるオーク材。
日本では楢(ナラ)と呼ばれ、高い強度を兼ね備えていることから、フローリングとしてはもちろん、具や自動車、船などの内装にも使われてきました。数十年にわたり熟成させるワインの樽にも利用されることから、耐久性が高いことがわかりますね。
また、パッと部屋を明るくしてくれる色調で、インテリアに馴染みやすいことも、多くの人に選ばれ、愛される理由なのかもしれません。
オーク材の人気の秘密について、詳しく聞いてみました!
オーク材の人気の秘密
数あるフローリング材の中でも、人気が高いといわれるオーク材。
柏原さん、杉原さんに、人気の理由をお伺いしたところ、「とにかく選んでいただきやすいんです。」とのこと。
耐久性の高さはわかりましたが、どんな風に選びやすいのでしょうか?
「人気の無垢材の中でもオークは、あえて節ありの心材を選んでご用意しているので、節無しに比べてコストを抑えられるんです。」と柏原さん。現実的に部屋全体に使うことを考えると、やはりコスト面はとても大きなポイントになります。
コストが抑えられて、機能性も備わっているなんて嬉しいですよね。
さらに、「節ありの木材は、濃淡があるので埃が目立ちにくいことも喜ばれるポイントなんです。」とのこと。
なんだか一気に、主婦の味方のような心強い存在に思えてきますね。
まとめると
1.無垢材の中でも比較的コストが抑えられる
2.耐久性が高い
3.節があることで、埃が目立ちにくい
嬉しいポイントが3つも揃って、オーク材がさらに気になった方も多いのではないでしょうか?
次は、オーク材を実際に生活に取り入れた際、心配な点も聞いてみました。
オーク材のある暮らしを楽しむポイント
オークは内装材として適度な硬さがあり、耐久性が高いことから、土足で入れる店舗の床などに使用されることもあります。
ということは、「オークはキズがつきにくいのではないでしょうか?」と聞いてみました。柏原さんの返答は、「キズがつかない木はないです!」とのこと。
それは、「木は生きています。だからこそ経年変化が楽しいんですよ」ということなのだそうです。素敵な考え方ですね。キズと聞くと、ついついマイナスに捉えて、できるだけキズがつかないようにと考えてしまいますが、そのキズこそが、日々そこで暮らしている「しるし」になるんですよね。
家族の成長や時間と共に増していく深みも、日々の楽しみになるかもしれません。
さらに、「せっかく無垢材を選んでいただくのであれば、素材感を楽しんでいただきたいです。」と杉原さん。無垢材は「100年後でも200年後でも使えるのが魅力」だそうで、それぞれの木が持つ木目やかすれ、色の濃淡や節などを、そのまま生かした「"ラスティックさ"を味わってほしいです」とのこと。
実際に使うとどんなインテリアに?
ラスティックな素材感を楽しめるオーク材。実際に部屋で使うとどんな雰囲気になるのでしょうか?
無垢フローリング Vivid オーク の楽しみ方を見てみましょう。
楽しみ方1:極上のナチュラル空間
ナチュラルな質感と白い壁、光との具合がなんともオシャレですね。濃淡があるので床材だけでも表情豊かなだけでなくダークな扉も空間を引き締めていて相性ぴったり。廊下からリビングに繋がっている床は、より奥行を感じる貼り方になっています。
楽しみ方2:カラフルな空間にも
明るい色調で癖の少ないオーク材は、色を取り入れた空間にも合わせやすい素材です。
このラスティックなオーク材は濃い色から薄い色まで、色味に幅があるのでアレンジに幅を持たせることができます。壁や家具、ソファなど、色で遊びたい時にもなじみの良い素材なのです。
楽しみ方3:キッチンも無垢床で、温かみのあるスペースに
キッチン床も、リビングと同じ無垢材で揃えたい…と思っても、耐久性が気になったりもしますよね。
実は耐久性の高い無垢床はいくつかあるのですが、その中の一つがこのオーク材です。先にご紹介したようなワイン・ウイスキーの樽や、土足で入るカフェの床に使われてきたことからも、耐久性がほしい場所にオススメというわけです。
キッチン床にも温もりが生まれるだけでなく、リビングと続く一体感や、貼り方の向きによっては視覚効果で部屋全体を広く見せることも可能になるんです。
他の樹種になりますが、「私の家では、お風呂の脱衣所にバーチという無垢材を使っていますよ。」と柏原さん。もちろん、傷みも出るとのことですが、無垢材は部分補修が可能なのも魅力の一つ。選択肢として検討できるのは嬉しいですね。
気になるお手入れは、仕上げ塗装で変わる?
オーガニック感を楽しめる素材だからこそ気になってしまうのは、お手入れについてですよね。
「オイル塗装」と「UVウレタン塗装」、どのように選べばいいのか?ライフスタイルに合わせたアドバイスを聞いてみました。
オイル塗装
肌が直接触れても安心な、より自然素材にこだわったオイル仕上げです。
定期的なメンテナンスが必要ですが、オイルを塗り重ねていくことで味わいが深まり、「床を育てる」ような感覚を楽しめます。オスモ塗装といった、木の呼吸を妨げず、木肌を活かした仕上げであれば肌触りも◎。手間と愛情をかけたい方にオススメです。
UVウレタン塗装
オイルに対し、「お手入れは楽な方が良い!」という方におすすめなのが「UVウレタン塗装」タイプ。
UVとは、ご存知の通り、紫外線のこと。つまり、UVウレタン塗装とは、紫外線で照らすことで塗料が硬化する塗装のことを言います。表面に塗膜を形成するため耐久性がさらに高くなり、通常であれば、長期間塗りなおさなくて大丈夫なのだそうです。
ツヤがかって光沢があるものが主流のため、その点をデメリットと感じる方もいますが、こちらの商品は、つるっとしたテカリをしっかり抑えた塗装になっているそうです。
キッチンなどメンテナンスが心配な場所への活用も多く、お手入れに自信のない方におすすめのタイプです。
まとめ
今回は、無垢フローリング Vvividオークについてご紹介しました。
お部屋の印象を大きく左右する“床”。「木は生きている」からこそ、家族の成長とともに、風合いを増していく素材感を楽しんでいきたいですね。
今回ご紹介した株式会社カスコでは、東京と徳島にショールームをオープンしています。木の感触、ぬくもり、香り、音など、仕上がりイメージを存分に体感できるよう、実際に床に敷いた状態を見ることもできるんだそう。
せっかくの家づくり、納得いくまで床材選びも楽しんでくださいね。