リノベーションのアイテム
2020.09.10
猫と一緒に快適な暮らしを続けるための壁材選び、壁紙の貼り方も紹介
猫との暮らしは楽しいものですが、室内でのトラブルには注意が必要です。爪とぎによって壁がボロボロになったり、オシッコのニオイが部屋に充満したりすることもあります。そのため、快適に暮らすための対策が必要でしょう。
そこで今回は、正しい壁材の選び方を分かりやすく解説します。猫と一緒に暮らしている方やこれから猫を飼おうと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
猫と一緒に暮らすために注意したいこと
猫と一緒に暮らすためには、機能性の高い壁材を選ぶことが大切です。特に注意したいのはキズと汚れとニオイです。ここでは、壁材の選び方を説明しますので参考にしてください。
キズに強い壁材を選ぶ
猫と一緒に暮らす際には、壁のキズに注意しましょう。爪とぎによるキズはもちろんのこと、高いところから飛び降りたときにもキズが付くこともあります。
キズを防ぐための方法の一つは、表面強化を施している壁紙を選びましょう。通常の壁紙よりも厚みのあるものや、ストレッチ機能の付いた壁紙などに貼り換えることで、爪とぎによる引っかきキズを防げます。
キズを防ぐためのもう一つの方法は、保護シートの利用です。猫は頭の良い動物で、爪とぎが難しい壁だと分かると、興味を無くします。保護シートは爪が引っかかりにくいので、安心して猫を室内で遊ばせることができるでしょう。
汚れに強い壁材を選ぶ
猫は壁に体をこすりつける習性があります。加えて、ストレスや不安を解消するために、マーキングをすることもあるので注意が必要です。そのため、汚れに強い壁紙や、汚れが付着してもすぐに落とせる壁紙がおすすめです。
ニオイに強い壁材を選ぶ
ペットを飼うときには、ニオイにも注意が必要です。飼っている家族は気にならなくても、来訪者にとっては不快に感じることもあります。そのため消臭効果のある壁材で、気になるニオイをシャットアウトしましょう。
猫のニオイに悩んでいる方は、ぜひエコカラットの壁材を使用しましょう。エコカラットとは、室内の空気を整える壁材で、多孔質セラミックで作られています。目に見えない小さな孔があり、部屋にたまった汚れた空気を取り除く効果があります。そのため、エコカラットの壁に変えることで、オシッコやフンのニオイをおさえることができます。
ニオイの気になる場所の一つに、トイレがあります。特に猫のフンは、肉食動物特有の鼻に突き刺すようなニオイがあります。フンをこまめに処理しても、部屋の中でニオイが充満することもあるので、注意が必要です。
そのため、猫のトイレが置いてある部屋についても、エコカラットや消臭効果のある壁紙などを使って、ニオイを取り除きましょう。壁紙を貼り換える場合は、抗菌効果をプラスした壁紙にすることで、衛生面の不安も取り除けます。
壁紙の貼り換え方法
壁のキズやニオイ対策をする場合、壁紙の貼り替えが手軽でおすすめです。壁紙は、リフォーム業者に依頼すれば貼り替えてもらえますが、自分で貼ることも可能です。ここでは自分で貼る場合の手順を紹介します。
下地処理をする
壁紙を貼るときには、あらかじめ下地処理をしておきましょう。壁面に古い壁紙が残っている場合は、きれいにはがし終えたら、ワイドパテを使って壁面を平らにしましょう。
壁紙を貼る
下地処理が終わったなら壁紙を貼ります。壁紙には、のりが付いているタイプと、付いていないタイプの2種類があります。
のりが付いているタイプに関しては、ハケなどを使って空気を抜きながら、ゆっくりと横にずらしながら貼りましょう。
のりが付いていないタイプについては、両面テープや生のリなどを使いながら貼ります。あらかじめ両面テープを壁に貼り付けてから、壁紙を合わせましょう。壁紙を貼るときは横にずらしながらゆっくりと貼ります。
最近では、シールタイプの壁紙も増えています。シールのようにはがしながら貼れるので、壁紙の施工が未経験の方でも扱いやすいでしょう。また、ツルツルとした下地でも簡単に貼ることができるので便利です。
腰壁を設置して壁を保護する
アパートなどの賃貸で暮らしている方の場合、壁紙を交換するには、大家や管理会社の承諾が必要なところがあります。場合によっては承諾が得られず、交換が難しいというケースもあるでしょう。
壁紙の交換が難しいケースでは、腰壁を設置することで猫の爪とぎによるキズを防げます。腰壁とは、腰程度の高さの壁で、パイン材などの素材で作られています。壁に設置するだけなので、DIYの経験が少ない方でも、簡単に設置できるのでおすすめです。
まとめ
今回の記事では、猫と一緒に快適な暮らしをするための壁材選びについて紹介しました。猫を飼っていると、壁のキズやオシッコのニオイといった問題が生じますが、表面強化や消臭効果のある壁紙を使用したり、エコカラットの壁を設置したりして対策が取れます。
壁紙の交換が難しい住宅に関しては、腰壁を取り付けるのもおすすめです。