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2019.12.24

プロパンとは?メリットがないというのは本当でしょうか

プロパンとは?メリットがないというのは本当でしょうか

割安の中古物件を見つけた!そんな場合にあせって契約するのは禁物です。
日当たり、騒音、隣人など、とんだ落とし穴があいているかもしれません。中でもすぐわかる落とし穴といえばプロパンガス(LPガス)。プロパンの価格は都市ガスと比較して約2倍、間違いなく光熱費が割高になってしまいます。

それでもプロパンだというだけで、魅力的な物件を見送るのはあまりにも惜しい。今回はそんな方のためにプロパンのメリットと光熱費を削減するリノベーションについて考えていきましょう。

プロパンガスに価格差を埋めるメリットはあるか?

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あまり良い評判を聞かないプロパンガス、光熱費が高くなるという大きなデメリットを持っています。ならばプロパンガスに良い点はないのか?というと「火力が高い」とか「災害に強い」というメリットもあるのです。

火力が高い
レストランの厨房ではプロパンガスが広く使われています。理由は都市ガスとくらべて発熱量が倍以上もあるから。炒め物など強い火力が必要な料理にはプロパンガスじゃないと!という料理人さんも多いのです。

災害に強い
地下のガス管を通って運ばれてくる都市ガスには、地震などの災害時に復旧に時間がかかるという弱点があります。一方プロパンガスの配管は屋内のみですから災害に強い、電気とくらべても復旧のスピードは段違いです。

高額なプロパンガス料金の対策は4つ

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プロパンガスのメリット2つを聞いて、やっぱりプロパンガスがいいね!と思えたならば、気にせずに物件の購入を決めればよいでしょう。一方でメリットと高額なガス料金が釣りあわないと思う方には、取れる4つの対策を検討しなければなりません。

・オール電化にする
・ガス販売店と交渉する
・エネファームを導入する
・エコジョーズを導入する

オール電化にする
ガス給湯器はエコキュートに、ガスレンジはIHクッキングヒーターに。中古物件の購入を機にオール電化住宅にしてしまいましょう。機器の導入にかかる初期費用は約60万円、屋内外のリノベーションと同時にやってしまえばローンに組み込めますし、安くなる月々の光熱費や中古のガス機器を新しくする費用を考えれば、まだ我慢できる金額のはずです。

ガス販売店と交渉する
都市ガスや電気代は公共料金ですから、高く設定できないよう法律に定められています。一方で自由に料金を設定できるのがプロパンガス、都市ガスの2倍程度が相場になっていますが、中にはそれ以上というとんでもない価格設定になっているケースがあります。
その場合に有効なのが、ガス販売店を替えることと交渉すること。以下のサイトでプロパンガス料金が高額かどうかをチェックして、交渉の余地があると判断したならば実効あるのみです。(「ガス料金自動診断」(財)プロパンガス料金消費者協会)

エネファームを導入する
プロパンガスと都市ガスの両方で利用できるエネファームとは、ガスで発電をおこなうシステムのこと。ガス料金は1割ほどあがるかわりに電気代を節約できますから、結果として光熱費を削減できます。データによると月々1万円以上かかっていた電気代が半分になったといいますし、発電で発生する熱で給湯もできるといいますから非常に魅力的なのです。
また停電に強いのもエネファームのメリット、なにしろ自宅で発電するのですから災害の際には心強いでしょう。

その一方でネックになるのが高額な初期費用。導入には200万円ほどかかりますから、補助金が受けられるとはいえ非常に高額です。それでいて耐用年数は東京ガスによると20年、何ごともなく使い続けられたとしても、元を取るのは難しそうです。
またエネファームの本体は非常に大きいのでマンションでは導入が難しいというのも、デメリットといえるでしょう。

エコジョーズを導入する
プロパンガスに限らずガス代を削減するために、効率がよい給湯器に入れ替えるという方法があります。「エコジョーズ」と呼ばれているリンナイの給湯器は、従来タイプより15%のガス代の削減が見込めます。

エコジョーズの価格は15万円ほど。10年も使えば元が取れる計算になりますから、リノベーションしたい物件に付いている給湯器が古いならば、検討しても良いかもしれません。

まとめ

プロパンガスにはメリットはあるのです。しかし先立ってしまうのは光熱費、ガス代が高いという面はメリットも帳消しにしてしまいます。そこで対策を取るべきなのですが、嘆願書を出しても都市ガスが来るまでには時間がかかります。ガスで発電するエネファームは劇的な効果が見込めるものの元を取るのは難しそうです。高効率型の給湯器は根本的な解決にはなりません。

やはり現実的なのはオール電化のリノベーション、このことは現在、6割を超えるという日本でのオール電化率が表しているのです。プロパンガスの物件をリノベーションするなら、オール電化も同時に検討しましょう。

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