リノベ不動産 renove fudosan 日本住を、愉快に。 ローン相談、物件探し、設計・施工、入居後のインテリア提案までリノベ不動産が一貫してサポート。 WEAR_ロゴ 日本住を、愉快に。

その他

2019.11.25

勝手口とは?リノベにまつわる基本の「き」

勝手口とは?リノベにまつわる基本の「き」

勝手口とは、主に台所に設けられています。

いちいち玄関に回らなくとも、そこから直接外に出ることができる場所です。ゴミ出しや、買い物から帰ってきたときに勝手口があると便利です。

ところが、最近、勝手口を設けない家屋が増えています。なぜでしょうか。勝手口はなぜ必要なのか。本当にいらないのか?メリットはデメリットは?この記事ではこれらの点を紹介していきます。

勝手口の機能

勝手口とは?リノベにまつわる基本の「き」

昔の家にはたいてい勝手口がありました。家の構造として、家の北側に台所があり、日当たりの良い南側にリビングがありました。これは、食べ物を扱う関係上、北側の方が気温が上昇しにくく、食べ物が傷みにくいとの配慮ゆえです。

また、勝手口があると、来客のときも、玄関を通らずに外に出ることができ、もてなしの雰囲気を壊すことがありません。急な買い出しもさりげなくできるのです。ただ、これは台所とリビングが完全に分離している構造ゆえです。

現在の家の間取りは、台所がリビングと一体化したオープンな空間になっています。また、台所を中心とした回遊動線という構造のため、台所からリビングを通らずとも玄関から出ることができます。つまり、構造上、勝手口の必要性が低くなったのです。

さらに、昔は料理と言えば専業主婦が一人で賄うものとされてきました。ですから、リビングと台所を分離した方が効率が良かったのです。しかし、現在は、男性も積極的に料理に参加するようになり、分離するメリットが低くなってきました。これも勝手口のある家屋が少なくなった理由の一つです。

勝手口のメリット・デメリット

勝手口とは?リノベにまつわる基本の「き」

勝手口のある家屋が少なくなったとはいえ、いまだ、勝手口を設けるメリットはたくさんあります。以下、勝手口のメリットデメリットを紹介していきます。

勝手口のメリット
上述しましたように、現在の家屋の構造、ライフスタイルにおいては、一人の人間が台所で集中して料理を作る機会は減ったと言えます。

確かに、リビングを通らなくとも台所から玄関を通って外に出ることは可能です。しかし、これでは遠回りになってしまいます。ほんの些細な距離と思われるかもしれませんが、日々、積み重なると、けっこうな負担になります。やはり、洗濯物をすぐに干したり取り込めたりできる、買い物から帰ってすぐに食材を置ける出入口は、あった方が便利です。

また、ゴミ出しも勝手口があれば短距離で済ますことができます。ゴミ出しは朝の余裕のない時間帯に行うことが多いですから、この差は大きいですよ。

勝手口のデメリット
それでは、勝手口のデメリットです。まず、費用が掛かる点があげられます。やはり、作るとなると外構工事費用がかかります。

また、勝手口をつけるには、敷地がそれなりに広くなければなりません。それに、勝手口をつける台所やユーティリティは、もともと広い場所ではありません。そこに勝手口をつけると、ドアの前に物を置けなくなったり、広くないスペースが余計に窮屈になることがあります。

加えて、勝手口は玄関と比べて外から見えにくいのです。ということは、人目に付きにくく、侵入者に狙われやすい場所といえます。ですから、勝手口には防犯性の高い鍵をつけたり、人感知ライトをつける必要性が出てきます。

勝手口を設置する際のポイント

それでは、以下、勝手口を設置する際のポイントについて紹介していきます。

断熱性に気を付ける
勝手口は水仕事を行う台所に備え付けられている場合が多いです。隙間風が入ってきたり、室温が下がった状態で台所仕事を長期間行えば健康にも悪影響が出ます。ですから、勝手口のドアには気密性、断熱性の高いものを選ぶ必要があります。

今、台所が寒くて困っている場合、ドアだけでも気密性・断熱性の高いものと取り換えるだけで状況は良くなるはずです。ショールームなどで確かめてみましょう。

庇で雨から守る
庇(ひさし)とは、玄関や、窓の上部に設けられた小さな屋根みたいなものです。建物を雨風から守る効果があります。勝手口にも当然取り付ける必要があります。いくら北側といえ、夏の日差しに無防備であっては、台所の気温が上昇してしまうからです。また、雨風から守る必要性もあります。
 

まとめ

いかがだったでしょうか。勝手口は、普段、あまり意識しない場所だったと思います。

でも、台所の家事を効率的にこなすためには、とても重要な場所です。昨今の家屋では勝手口がない場合もあります。

しかし、勝手口を作らないにしても、色々と検討したうえで決めた方が、後で後悔しません。この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
 

SHARE

キーワード

こんな記事も読まれています

リノベーションご相談窓口

電話アイコン

0120-409-094

受付時間 平日10:00〜18:00
資料請求 & お問い合わせ 資料請求