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2017.09.01
ありがちなご近所トラブル…その原因は?
“ありがちなご近所トラブル…その原因は?”
ご近所トラブルを抱えるご家庭がこの頃増えてきました。一方的に文句を言ってくる迷惑な人々が増えた、とも言われていますが、一方で無自覚にご近所の家庭に迷惑をかけてしまい、それが火種となって深刻なトラブルが起きる事例があります。ありがちなトラブルの原因を知り、火種自体を無くすように努力すれば、毎日健やかに暮らしていけるでしょう。
“騒音は火種になりがち”
ご近所トラブルは色々な原因で引き起こされます。しかし統計的には騒音を巡るトラブルが大多数です。世間で起きている問題の半数以上が実は、楽器やテレビや子供の出す騒音に起因するものといっても過言ではありません。人の五感の中でも、いわゆる聴覚は最も敏感です。隣の上や上の階から激しい物音が毎日響けば、温厚な性格の住民でもストレスを感じます。 騒音トラブルの厄介な点は物音を出している方は毎日耳にしているため鈍感になっています。翻って迷惑を受ける住民側はたとえ些細な音でも、深夜遅くに毎日聞かされると激しいストレス要因になります。楽器の練習やペットや子供の鳴き声、深夜遅くの洗濯機や掃除機の使用は周囲の迷惑になる物事です。 生活をする以上、避けられない点はあるでしょう。子供の夜泣きや深夜遅くの洗濯などは避けられない事もありますので、迷惑をかけている自覚を持ち、お隣さんなどに謝罪を自ら申し入れればトラブルを未然に避けられます。
“共有部分の使い方は要注意”
マンションやアパートなどの住まいには共有部分と呼ばれるスペースがあり、具体的には自宅の玄関前や廊下、ベランダなどが該当します。一見すると自宅の一部になると思われがちです。しかし共有部分は基本的に持ち家だったとしても、自分達家族だけの持ち物ではありません。他の住民と文字通り共有するスペースであり、勝手に私物を置く事は規約等で禁じられています。 無断で私物を設置すると、他の住民から苦情が入ります。廊下にロードバイクを置いたり、釣り竿を立てかけたり、園芸用のプランターを設置したり、洗濯物を干す等すれば、景観が悪くなりますし、物が住民の通行を妨げる恐れが出てくるためです。危険物を保管したり、生ゴミを長期保管するのもNGとなります。 一般常識の範囲で、小さな私物を置く程度ならトラブルに至る事は稀ですが、苦情を管理人や隣人から言われたにも関わらず、ずっとスルーを続けていては、深刻なトラブルに発展しかねません。
“挨拶は人間関係の基本!”
マンスリーマンションや賃貸アパートの場合、住民の出入りが激しいです。そのためお互いに隣近所にどういった人物が暮らしているか、よく分かりません。人は相手の事をよく知らないと、無意識的に冷たい態度を取りがちです。更に第一印象を良くする事が想像以上に大切となります。 初めて隣の住民をすれ違ったり、エレベーターで同席する事になった時、相手が終始不機嫌で威圧的な態度をしていたら、相手への印象は最悪になる事、間違いなしです。 また毎朝ご近所の方々と真面目に挨拶を交わしておけば、多少迷惑をかけてしまっても、相手に良い印象を与えておけば、万が一トラブルが起きそうになっても、穏便に話し合いで済ませられます。 挨拶を交わす事で、自然とお互い警戒心が和らぎますし、コミュニケーションを通して自分のライフスタイルなどを伝えれば、深夜遅くに多少物音を出しても勘弁してもらえますし、逆に育児の協力が得られる事さえあります。
“まとめ”
ご近所トラブルを避けるためには普段の行いが想像以上に重要となります。モンスタークレーマーのような住民が増えているわけではなく、実は自分達家族が知らず知らずのうちに、先に近隣住民に迷惑をかけてしまっている事が原因で起きるケースが実はとても多いです。そして日頃からお互いにコミュニケーションを交わし、生活態度や住まいの規約に気を配る事で、無駄な揉め事はほとんど避けられます。"