その他
2019.10.11
意外と知らない?布団の種類別の干し方と最適な頻度
人生の3分の1を占める睡眠時間、あなたは快適に過ごせていますか?
良質な睡眠を得るためにも、特に寝具の状態には気を使いたいという方もいるかもしれません。
今回は布団の手入れをメインとして、布団を干す頻度や干し方、手入れに使える便利なアイテムをご紹介します。
目次
まずは基本をおさらい!布団を干す効果
そもそも布団を干すとどんな効果があるのでしょうか。一番の効果は乾燥させることができる、ということです。人は寝ている間に汗や呼吸から水分を放出しており、その水分を布団が吸収してしまいます。布団が湿った状態だと雑菌の増殖、嫌な臭いの発生、ダニの増加など、衛生的なコンディションを保てなくなってしまうのです。
質の良い睡眠を維持するためにも、定期的に布団を干して乾燥させることが重要になりそうです。
また、布団の種類や素材によって干し方を変えると、より長持ちすると言われています。
以下では敷布団、掛け布団それぞれの干し方・頻度についてご紹介します。
布団には敷き布団と掛け布団。更にその素材も綿やポリエステル、羽毛、羊毛などいくつかの種類があり、干す頻度も違ってきます。種類ごとに干す頻度や干し方をご紹介しますので参考にしてみてください。
敷き布団の干し方・頻度
敷き布団は掛け布団に比べて湿りやすく臭いも付きやすいため、頻繁に干す必要があります。目安としては週1~2回程度。表裏を片面1~2時間ずつ干すのが理想です。干す時間が取れず難しい場合は部屋で陰干しする、または寝室の風通しを良くするだけでも一定の効果が得られるようです。
掛け布団の干し方・頻度
掛け布団の場合はその素材によって干す頻度、干し方が変わってきます。
・ポリエステル素材…週1回。表裏を片面1~2時間程。
・綿素材…週1~2回。表裏を片面2時間ずつ。
・羽毛、羊毛素材…月2回。表裏を片面30分~1時間程。
なお羽毛、羊毛素材は直射日光に弱いので、陰干しの方が負担が少ないと言われています。
布団をより長持ちさせるポイント
干し方以外にも、布団を長持ちさせるポイントをいくつかご紹介します。
・シーツは外さない…どんな布団も直射日光に当て続けると劣化し易くなります。シーツを掛けたままでも十分に乾燥、消臭できるので、毎回シーツを外す必要はないようです。
・叩かない…布団を干し終わって取り込む時に布団叩きで叩くイメージがありますが、これはあまりおすすめできません。あまり強く叩くと生地が傷む可能性もあります。取り込む前に手やブラシで軽くホコリを払うだけでも十分な効果が得られるようです。
・掃除機をかける…干し終わった布団には花粉やダニの死骸が付着しているとも言われています。人によってはアレルギーや喘息の原因に。気になる方は仕上げに掃除機をかけましょう。ノズルを押し付けながらゆっくりと動かすと効果的に除去できます。
布団干しに便利なおすすめアイテム
布団の干し方はわかったものの、なかなか時間が取れなくて大変。そんな方もいるかもしれません。
今回は忙しくて布団を干す時間が取れない方のために便利なアイテムをご紹介します。
便利アイテムその①「布団干しスタンド
便利アイテム1つ目は「布団干しスタンド」です。床に立てたスタンドに布団をかけることができるアイテムで、重い布団を干す作業を簡単にしてくれます。また、風通しが良くなるように設計されたタイプもあり、布団を効率的に乾燥させることができるのも嬉しいところです。
便利アイテムその②「布団干しカバー」
便利アイテム二つ目は「布団干しカバー」です。布団をカバーで覆って干すアイテムで、カバーの脱着の手間はあるものの、花粉やホコリなどの汚れ、紫外線による布団の劣化を防いでくれる優れものです。また、熱吸収率を高めたタイプも多くあり、短時間でもダニをしっかり除去するのに役立ちます。
便利アイテムその③「布団乾燥機」
便利アイテム3つ目は「布団乾燥機」です。セットしてボタンを押すだけなので、非常に簡単に布団を乾燥させることができます。また、天候に左右されることなく使用できるのも魅力的なポイントです。
布団乾燥機には「マット有り」と「マット無し」の2種類のタイプがあります。マット有りは、布団にマットを設置する手間がある分、しっかりと乾燥させることができます。マット無しのタイプは、ノズルを差し込むだけのお手軽さが魅力です。しかし、均一に乾燥するには不向きです。他にもダニ対策が充実したタイプや、靴の乾燥にも使用できるタイプなど各社から様々な機能が付いた乾燥機が発売されていますので、ご自身の用途にあったタイプを選びましょう。
便利アイテムその④「布団クリーナー」
便利アイテム4つ目は「布団クリーナー」です。布団クリーナーは布団用の掃除機で、雑菌やダニの除去に特化したアイテムになります。布団を高速の微振動で叩き汚れを効果的に吸引できる「叩き機能」や、UV(紫外線)ランプによってダニや雑菌を除去できる「UVランプ機能」など布団掃除に焦点を絞った機能が付いたおすすめのアイテムです。
他にも使用時に温風がでて布団をホカホカにしてくれる「温風機能」、吸引力が落ちにくく紙パックなどの消耗品が必要のない「サイクロン式」など、各メーカーから色々な特徴のある布団クリーナーが発売されています。
まとめ
忙しいからと放置してしまいがちな布団のお手入れ。気づいたら万年床になっていてダニの巣窟に…。そんな状況に陥らないためにも、小まめに干して衛生的な状態を保つことが重要です。また、睡眠は健康的な生活を送るのにも、とても大事なファクターになります。今回、ご紹介した方法やアイテムを使って、快適で質の良い睡眠を目指してみてはいかがでしょうか。