その他
2019.05.11
リノベ時に想定しておきたい思いがけない出費たち
リノベーションをするに際して、その設計や工事費用等を予算として見積もることは誰しもがすることだと思いますが、それ以外に思いがけない出費、想定していなかった出費が発生することが多いです。
時にその出費は、小さな出費の積み重ねではなく、それなりの大金が一気に出て行ってしまうこともあります。今回は三つの切り口から想定しておきたい思いがけない出費について記してまいります。
その1:買い直しが発生しやすいもの
まずは書い直しが発生しやすいものを見ていきましょう。要するに「持っているけれど、新しく買う必要性のあるもの」です。
■家具
→「サイズが合わなくなってしまった」「新しい家にマッチしなくなってしまった」という理由で買い直す方が多いです。最初はそのまま使うつもりであったのに、家ができて心変わりされる方も非常に多いです。
■電源コード・延長コード
→家をリノベーションし、電源コンセントの位置と家電の位置との関係がうまく整っていない場合、電源コードや延長コードを使用することになります。小さな出費になる場合もありますが、積み重なるとそれなりの出費になりますので、事前にコンセントに位置もちゃんと家電の配置を想定して決定するようにしましょう。
■カーペット
→家具同様に「サイズが合わなくなってしまった」「新しい家にマッチしなくなってしまった」という理由で書い直す方が多いです。
■冷蔵庫・洗濯機
→これらは「新しい家にマッチしなくなってしまった」という理由で書い直しはしませんが、「10年使ったし、せっかくなら」など買い替えのタイミングと考える方が多いです。設計段階ではほとんど想定しない家電の寿命により買い替えも事前に想定しておきましょう。
2:買い足しが発生しやすいもの
続いて追加で購入することの多いものを記してまいります。
■カーテン・ブラインド
→とにかく多いのがカーテンとブラインドの書い直しです。リノベーションによって窓サッシを大きくされるご家庭は非常に多いです。しかし、そうするとカーテンやブラインドのサイズが異なってしまいます。サッシのサイズを変える場合は事前に織り込んでおきましょう。
■カーテン・ブラインド(別の理由)
→ただの引っ越しでも最近増えているのが「自分で採寸して、インターネットで注文。採寸サイズを間違えていた」というものです。カーテンには折り目があるので、カーテンレールの長さぴったりで注文したのに短かったという失敗事例が多くあります。カーテンやブラインドは専門業者に頼ったほうが、間違った注文を防げるのでオススメです。
■地震対策グッズ
→家をリノベーションすると、何かしら新しい家具を買われる方が多いです。それに際して滑り止め防止を始めとした地震対策のグッズを買い足す方が多いです。
3:意外な盲点出費
最後に示す「盲点出費」ですが、ここはその名の通り想定外と思われている方が多いので注意しましょう。
■エアコンの取り付け費(後付け)
→春先や秋口に引っ越しをされる方は「エアコンはすぐにはいいや」と思いがちですが、あとで導入するケースも多いです。「あとでいいや」もあとで費用が発生するので事前に織り込んでおくのがおすすめです。
■家具・家電の処分
→意外と盲点なのがこれです。「買う」のではなく「捨てる」ことにかかる費用です。家具・家電の買取業者も多く存在していますが使い込んだものはそうは売れません。その場合はリサイクル費用、処分費用がかかりますので注意してください。
■引越し費用
→引越し費用は季節によっては想定外にかかる時があります。土日や学校が長期休みの期間は値が張ります。また、引越し業者不足になる季節もあるので、そうなると値段は最大値にまで膨れ上がります。引越し時期を推測した上で、その時期の最高値をリサーチ。そしてその時期に引っ越すべきかの検討をするようにしてみてください。
■引っ越し前後の食費
→忙しい社会人の方は引っ越し前日に引越し準備の時間が取れず、数日前に荷物をまとめることも多いです。そうなると食器はしまってしまい、冷蔵庫の中身は空にする期間が増えてしまいます。引越し後も荷解きに数日を要してしまうとその分の食費も嵩んでしまいます。
まとめ:想定するだけでだいぶ変わってくる
ここまで記したことには何一つ変わった話はなく、言われてみれば当たり前のことばかりです。
しかし、一度は考えないと意外と見落としてしまっていたりもします。
ここまで読んで頂いたみなさんは、おそらくもう大丈夫でしょう。特に盲点出費に関してはしっかりと考えるようにして、手痛い出費と捉えるものを減らしていきましょう。