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2017.09.01
お家の中で大活躍!セスキ炭酸ソーダの活用法
洋服や家が洗剤ではなかなか落ちにくい汚れでも、少し工夫をすればたちどころに綺麗になることがあります。そこで活躍するものの一つがセスキ炭酸ソーダです。薬局・ドラッグストアなどで簡単に手に入るものですが、なぜ汚れが取れるのか、どのような場合に使えるものなのかを知ることでいつでも綺麗な家や洋服で暮らすことができます。
“セスキ炭酸ソーダとは?”
セスキ炭酸ソーダとはどんなものなのかというと、本当の名前はセスキ炭酸ナトリウムというものです。重曹よりも水に溶けやすく、アルカリ性がPHが高い、つまりアルカリ性が強くなっています。ですから、セスキ炭酸ソーダを水に溶かせば、アルカリ性の水溶液が作れます。これが何に役立つのかというと、たとえば台所で料理をした後に飛び散った油はヌメヌメとこびりついてなかなか落ちず悩みのタネになりやすいです。そこにセスキ炭酸ソーダを溶かした水をスプレーで吹きかければ、油は酸性ですから中和・分解されてコンロや壁は綺麗になります。他にも強い洗浄力を持っていますから、水垢なども落としてくれます。石油から作られた合成成分などは入っていませんから、環境にも人にも優しいのは嬉しいところです。触れるものに気をつけなければいけない赤ちゃんのいる家庭でも、安心して使うことが出来ます。
“掃除や洗濯にセスキ炭酸ソーダを使う”
セスキ炭酸ソーダは、掃除や洗濯で活躍します。どんな汚れに効果的なのかというと、酸性のものを中和させるということで台所にこびりついている油汚れ、それから水回りにできるヌメヌメとした水垢などを落とすことが出来ます。それ以外にも洋服の皮脂汚れも、酸性ですから洗濯をするためにスプレーで吹き付けたり、漬けおきをしておけば厄介な黄ばみも落ちて元のきれいな生地の色をよみがえらせることが出来るでしょう。それからアルカリ性のセスキ炭酸ソーダは、たんぱく質を落とすことができます。怪我をしたときに血が洋服についてしまうと、固まってから取れないことで悩まされがちです。そんなときにはセスキ炭酸ソーダを使うと、血がついた部分のたんぱく質汚れが落ちてくれるんです。セスキ炭酸ソーダを掃除に使うときには、水が500mlに対して小さじ1杯程度を溶かした水溶液をつくっておきましょう。高温や直射日光の当たらないところで保管しておき、必要な時に吹きかけます。そうしてしばらくおいてから雑巾やブラシで丁寧にこすれば、浮いた汚れが落ちてくれます。洗濯のときには水を張った後に大さじ一杯ほど入れて、漬けておくと効果が出てきます。
“セスキ炭酸ソーダに注意点はある?”
セスキ炭酸ソーダは市販されている洗剤よりも、汚れを落としてくれそうだと思いたいところですが、苦手なところもあります。例えば時間が経って落ちなくなってしまったシミや泥汚れ、車などのメンテンナンスで使っている機械油などは、セスキ炭酸ソーダの力では簡単に落とすことが出来ません。そういうものは、残念ですが石油系の強力な界面活性剤を使ったほうが落ちやすいです。それからたんぱく質を溶かすという性質がありますから、掃除をするときなどに素手で扱ってしまうと皮膚が溶けてしまいます。肌が弱い人は特に気をつけなければいけません。安全に扱いたいならば、ゴム手袋などを使うようにしましょう。もしセスキ炭酸ソーダがついたままの状態を放置してしまうと、炎症を起こしてしまうかもしれないのですぐに真水で洗い流したほうがいいです。万が一にも目など弱い部分に触れてしまったら、すぐに病院へいきましょう。 セスキ炭酸ソーダは、洗剤や掃除で使うと汚れが落ちるアルカリ剤です。なかなか落ちにくい油汚れにたんぱく質汚れ、水垢などに効果的で、環境にも優しいものとなっています。使うときには水に溶かして吹きかけたり、つけ置きをしたりするだけなので取扱も簡単です。ただ、機械油などのしつこい汚れには向いていないし、肌に触れると手荒れが起きることもあるので直接触れないように注意したほうが良いです。 "