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2017.09.01
夏場は気をつけたい!暮らしの中の害虫対策
“夏場は気をつけたい!暮らしの中の害虫対策”
家の中に入り込んだ害虫は、さまざまな悪影響を及ぼします。なかには見た目は不気味でも、直接の害はないクモのような不快害虫も存在します。しかし菌やウィルスを媒介して病原菌をまき散らす、ハエやゴキブリなどの衛生害虫や人体に直接害を及ぼすダニ、住居を食い荒らすシロアリなどの経済害虫は厄介な虫。夏場は特に害虫たちの活動が活発化するため対策が必要です。
“衛生面に害をもたらす害虫対策”
衛生面で害をもたらす害虫といえば、ハエとゴキブリが代表的、ハエは赤痢菌やチフスなどの菌を媒介し、ゴキブリは食中毒の原因になるサルモネラ菌や大腸菌など多くの菌が体に付着しているのです。 夏場のキッチンに大量発生するのが、うっとうしいコバエ。コバエがいるのは家のどこかでウジがうごめいているということ、ゾッとしてしまいますね。不潔な環境を好むコバエは腐敗臭に引き寄せられるので、生ゴミを放置せずに、こまめに捨ててしっかり管理すること。排水口のヘドロを掃除して清潔に保つことも、コバエ対策になるのです。 ゴキブリ対策にも生ゴミの管理と排水口を清潔に保つことが大切、雑食性であらゆるものを食べるためエサを与えないことも重要です。食品は出しっ放しにせず、ペットフードも夜間は片付けておきましょう。外部からも飛んできて家に入ってくるので網戸やサッシのすき間、換気扇やエアコンのホースのすき間も侵入口になるので塞ぎましょう。粘着シートのワナやゴキブリが嫌う臭いの忌避剤も対策になるのです。
“人体に害をもたらす害虫対策”
人体に害をもたらす害虫といえば刺されると腫れたり、死骸やフンを吸い込むことでアレルギーを引き起こすダニ。姿は見えないですが布団やじゅうたん、畳やソファーなど家の中のあらゆる場所にひそんでいます。刺されると激しいかゆみと腫れが1週間以上続き、かきむしると跡が残ってしまうことも。 高温多湿を好むダニが最も繁殖しやすい時期が夏場、薄着を着る機会が多い夏に、手や足をダニに刺されてボツボツと赤く腫れいては、おしゃれも楽しめません。しっかり対策をしてダニの繁殖を防ぎましょう。 ダニ対策で大切なのは室内の湿度を下げること、洗濯物の室内干しを避け、こまめに換気をすること。丁寧に掃除することもポイント、掃除機をかけるときには念入りに。そして布団には養分になるフケや髪の毛、皮膚が付着しています。さらに汗ばむ夏場は、布団に湿気がこもりやすいのです。布団は天日干ししてよく乾燥させ日光消毒するのが効果的、布団乾燥機もおすすめです。よく乾燥させたら掃除機で、表面に付着しているホコリも丁寧に吸い取っておきましょう。
“家に害をもたらす害虫対策”
家に害をもたらす害虫といえば、柱や床を食い散らしてボロボロにするシロアリでしょう。木材や柱の中で活動するため、入り込まれても気がつきにくい厄介な害虫です。なんと夏場はシロアリを発見しやすい季節、家に入り込もうとするシロアリ対策もできるのです。 その理由は、普段は柱の中にひそんでいるシロアリの羽アリが巣から出て、新たなコロニーを作るために飛び立つのが夏場だからです。日本に広く生息しているイエシロアリは、6~7月頃に羽アリが発生することが多いのです。家の周囲でシロアリの羽アリを見かけた場合には、近くに巣があるということ、あるいは巣を作ろうとしているサインです。 シロアリ対策は、シロアリはじめじめした湿気が高い環境を好むことから、水回りの掃除と管理をしっかりすることと。押し入れなど、湿気がこもりやすい場所の換気も大切です。家の周りに不用品が置いてあると床下の通気を悪くするので、思い切って片付けましょう。家にシロアリが入り込んでいるのを確認したら、駆除剤を使用するか被害の程度によっては専門業者に依頼することをおすすめします。
“まとめ”
害虫対策に共通するのは虫が住みにくい清潔な環境を保つことです。害虫も生き物、居心地が悪いところにはやってきません。衛生的に害をもたらすゴキブリやハエ対策は、生ゴミと食べものの管理が重要。ダニ対策は除湿と丁寧な掃除、そして怖いシロアリ対策は、家の中に湿気をためないことがポイントです。万全に害虫対策をした快適な環境で、気持ち良く夏場を乗り切りましょう。"