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2017.09.01
全国各地の子育て支援シリーズvol6〜中国エリア編〜
中国エリアの子育て支援はどうなっているのでしょう?海や山もある中国地方の県は、自然豊かで気候的にも比較的緩やかなのが特徴です。子育てにも良いエリアでしょう。しかし、子育て世代の抱える悩みは多いものです。中国エリアの子育て支援を覗いてみましょう。
”中国地方の5県が力を合わせています!”
中国地方では、各県がそれぞれに子育て応援サービスを行っていましたが、自分の県以外に行っても子育てサービスを受けられるようになりました。5県がそれぞれ行っていた子育て応援サービスの相互利用を始めたのです。これによって、自分の住む県以外にも、他県に出かけた時に子育て世帯がサービスを受けられる店舗が増えました。商業施設や飲食店で割引のサービスが受けられたり、おむつ交換や授乳ができる場所の提供を受けることができるようになります。
利用には、連携マーク画像がわかる携帯認証画像の提示が必要になります。この提示する携帯認証画像は、各県で携帯会員に登録すると利用できるという仕組みです。18歳未満の子どもがいる家庭で利用できます。
”岡山県にある市町村の取り組み”
中国山地や四国山地に囲まれた自然豊かな岡山県。日照時間が長く、降水量が少ないことでも有名で、「晴れの国おかやま」とも呼ばれています。子ども達がのびのびと外で遊ぶことができる環境があるのが魅力です。
岡山県津山市では、津山地方に就職のため移住してきた世帯に、1年間の「家賃助成金」が交付されます。基本の金額は月15000円、しかし子育て世帯20歳から24歳までの方には月額30000円の助成金が出されることになっているのです。若い世代が移住してくれることで、地域の活性化につながるため、このような支援が行われています。子育てや暮らしに資金が必要な方にとっては、とても助かる制度です。
同県玉野市では、「こども医療費助成制度」があります。これは、健康保険を利用してかかった子どもの医療費を一部玉野市が助成するという制度です。利用の申請手続きが必要ですが、病気に罹ることが多い小さな子どもを育てている親にとっては、経済的にも助かります。
”広島の身近に感じられる支援”
広島県では、ちょっと一息つきたいという子育て中の家族のために、ショッピングセンター内に、「広島県子育てサポートステーション」を設けています。ここでは、保育士が常駐し子どもの一時預かりを行ったり、子育ての悩みを相談することができます。市役所や保健所、あまり行き慣れない保育園に相談に行くよりも、いつも行っているショッピングセンターで気軽に育児支援を受けられるのは、ありがたいサービスです。相談しやすい環境があれば、育児に悩んで虐待してしまうというケースを少なくすることができるでしょう。
また広島県は「イクちゃんネット」という子育てサイトを運営しています。スマホやパソコンから気軽に見ることができ、毎日役立つ子育て情報がぎっしり詰まっています。子育ての悩み相談や遊び場情報、食事メニューなど幅広いコンテンツからできていて、短時間でも見やすい情報がまとまっているがポイントです。サイト内には、病気や緊急事態に役立つ他のサイト情報も提供されていて、いざという時にも役立つでしょう。
”魅力的な中国地方の子育て支援”
中国エリア全体で使える育児支援の制度があるなど、広範囲でのサポートを受けられるのは魅力に感じました。子どもを連れて近県に遊びに行った場合にも利用できるのは助かります。
岡山県の子供のいる世帯への移住支援の取り組みや広島県の役立つ情報ネットや近所にある支援拠点など、身近にサポートを感じられる支援も暮らしていてとても助かる仕組みだと思います。
中国エリアの自然豊かな環境を活かしながら、子どもも大人も楽しく暮らすことができそうです。
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