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2017.09.01
子どもと古典に触れる。2歳児からの百人一首のはじめかた。
![子どもと古典に触れる。2歳児からの百人一首のはじめかた。](https://assets.renovefudosan.com/production/images/column/fully/170806_01a.jpg)
目次
古典としての百人一首
古典…というと、敷居が高い気がしますが、おなじみの百人一首も古典の一つ。「そういえば、小学校で百人一首大会があったな」なんて記憶の方も多いのではないでしょか。古典はその後中学、高校で授業の科目として登場してきます。百人一首は古典に触れる一歩として親しみやすく、ゲームを通して学べる優秀な遊び道具です。 しかも、取り札に絵が書いてある百人一首であれば、字が読めない未就園児でもかるた感覚で遊ぶことができます。今日は、おススメの百人一首と2歳児からの遊び方をご紹介したいと思います。
“小倉百人一首って?”
鎌倉時代に、藤原定家(ふじわらのていか)が小倉山の山荘で選んだとされており、江戸時代から「かるた」として伝わる日本の伝統的な遊びです。
“おススメ「はじめての百人一首」”
![](http://media.fully.style/article/1708/170806_01b.jpg)
“2歳児の百人一首の遊び方 - 準備 -”
![](http://media.fully.style/article/1708/170806_01c.jpg)
“2歳児の百人一首の遊び方 - まずは1対1 -”
ママorパパ1人(読み手)と子ども1人で遊びます。まずは、選んだ5首をメインに繰り返し遊んでみましょう。ポイントは、字が読めないので読み札を見せた状態で読みます。わからないうちは、読み札を指して「この人どこにいるかな?」取り札の「ふじさんどこかな?」などと問いかけると良いでしょう。取れたら、今度は一緒に読んでみます。言葉がまだおぼつかない中でも一緒に読み上げようとする姿もまた愛しいものです。「ふじのたかねにゆきはふりちゅちゅ~」など。繰り返し読むことで、徐々に覚えていきます。言えない言葉があっても気にせずリズムと雰囲気があっていたら褒めてあげるようにしましょう。 次に10首20首と増やしていきますが、増やしたばかりの時は、最初の5首を取りやすい位置に置きましょう。わからない句が続くと面白くなくなるので、読み札10首の中に満遍なく散らして、「わかる=楽しい」をキープすることが大切です。「楽しい」になったら、増やしてみます。興味があるうちは繰り返し読んであげましょう。そのうちこどものお気に入りの絵札が出てきたり、最初の5首にこだわらず30首をランダムに並べても取れるようになってきます。次のステップは取り手を増やして遊ぶことです。タイミングを見て年上の子どもと一緒に遊んでみるのも良いでしょう。現代のかるたと同様、競争の要素が入ってくるので、また違った成長がみられます。
“古典と歴史”
![](http://media.fully.style/article/1708/170806_01d.jpg)
“幼児期の百人一首”
百人一首はこのように、古典であり歴史でもあります。将来の学習のベースとしても、幼児期の遊びの一つに取り入れてみるのはいかがでしょうか。 ・「はじめての百人一首」幻冬舎エデュケーション"