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2019.02.11
カーテンを選ぶ時に起きる「7つ」の失敗
リノベーションした家や新居に引っ越すに際して、カーテンを新調される方は多いと思います。しかし、そのカーテンでの失敗エピソードをよく耳にします。
今回は実際によくあるカーテンを選ぶ時に起きる7つの失敗事例を示しながら、それぞれの対策法を記していきたいと思います。
目次
その1:丈を間違えた!
まず非常に多く、かつ後悔度が高いものとして、カーテンの丈の長さを間違えて注文してしまったというものです。
もちろん新たにカーテンを購入するに際して全く採寸をしないで購入される方というのは少ないと思います。それでもこの丈の長さを間違えたという失敗は後を絶ちません。
では、なぜその失敗が続発するかというと、単にカーテンレールから床下までの長さを測って、その数字のままに注文をしてしまうからです。
実際カーテンというのは、カーテンレールにカーテンをつけた時にそのカーテンレールの上に数センチ余剰ができます。つまりカーテンレールから床下までの長さを測り、その長さと同じカーテンを注文してしまうと結果的に丈の長さが短くなってしまうのです。
よって、カーテンの丈に関しては、実際に採寸した長さよりも15センチから20センチほど長いものを注文した方が良いということになります。カーテンによってその余剰の長さは異なるので心配な方は採寸のタイミングで、それぞれの専門店のプロに相談をしてみると良いでしょう。
その2:幅を間違えた!
続いては、カーテンの横幅に関してです。
横幅に関してもカーテンレールの長さをしっかりと計測したにも関わらず、いざつけてみたら横幅がギリギリであるか、全く足りないということが出てきます。
これも冷静に考えれば当たり前の事なのですが、カーテンというのはそのカーテンの布ぴったりそのままカーテンという形ではないわけです。
画像で見れば一目瞭然ですが、カーテンというのはひらりと余裕を持っています。ですので、長さぴったりのものを買ってしまうと当然余分がなくなりむしろ不足が出てサイズを間違えたという後悔に繋がってしまうのです。
そのため、カーテンの幅に関してはカーテンレールの長さを計測した数値よりも両サイドにプラス20センチから15センチほど余裕を持たせておくと良いでしょう。
その3:日差しを遮れなかった!
濃い色のカーテンを買ったのに、いざ付けてみたら日差しが遮られず西日が眩しく快適でなかったという後悔もよく聞きます。
カーテンというのは色によって日差しを遮る度合いが変わるものではありません。カーテンそれぞれに特性があることを覚えておきましょう・
まず日差しを遮る目的であれば「遮光性」のあるカーテンが絶対条件になります。この遮光性が記載されていないカーテンですと、例えそのカーテンが黒など濃い色であっても日差しを通してしまう恐れがあります。
その他にも、カーテンには防臭効果や防音効果など様々な特性があるので、購入前に確認するようにしましょう。
その4:冷暖房効果に寄与しなかった!
カーテンを付けることによって、冷暖房の効果をより確実にするということが様々な記事やコラムで記述されています。それは空気の部屋内の密閉性を高める効果があるため正しいものです。
しかし、安いカーテンや薄いカーテンの中にはその冷暖房の効果を高めることのできないものもあります。カーテンの質によりその効果の増減が出てきますので、薄く安価なカーテンや目の粗いカーテン(高価でもレースのものなど)の場合は効果を高めることができないでしょう。
冷暖房の効果を高めるか否かに関しては、記述がないものが多いため購入前にお店の方に聞いたり、インターネットのレビューを参考にするようにしましょう。
その5:防音効果も足しとけばよかった!
カーテンを付けることで一定の防音効果を高めることがあります。また防音効果があることを謳っている商品も存在しています。
ただし、防音効果のあるカーテンでも完全なる遮音は難しいです。というのも音は空気を伝わり、ガラスとサッシの間から内外に行き来するためです。
よって、完全なる防音効果を求める場合は、リノベーションの段階でサッシとガラスに防音効果を施し、プラスの安心材料として防音効果のあるカーテンを付けるようにしましょう。
その6:思ってたのと違った!
カーテンを購入したのに思っていたものと違ったという声も多くあります。まるで発注ミスのように思いますが、これはインターネット販売でよくあるエピソードです。
というのも、インターネット販売されているカーテンのそれぞれの商品写真というのは当然その商品を最大限よく見せるようになっています。決して嘘の写真ではないまでも、ベストの写真が使用されています。
ですので、実際に届いたカーテンは、劣って見えて当然というわけです。何もこれは商品が悪いのではなく、商品販売ページというものはそういうものであるのです。このことを事前に認識しておく必要があります。
インターネットを介してのカーテン販売が悪いわけでありません。近年では、カーテンのサンプル生地を事前に送ってくれるサービスもありますので、それで確認してから購入することがインターネット購入においてはベストです。
その7:インテリアと合わなかった!
専門店にまで足を運んでこだわったものの、実際に付けてみたら家の中のインテリアと合わなかったというエピソードもよくあります。
カーテンや家具、そしてリノベーションした家、それらの融合によってインテリアデザインというものは構築されます。
ですので、せっかく良いカーテンを買っても、そのカーテンと元々ある家具や新しく購入した家具との相性が良くなければ「何か違う」となってしまうのです。
カーテンを購入する時は、その柄やデザインにどうしても注目してしまいますが、バランスを想定・想像しながら注意深く選んでいくようにしましょう。
まとめ
以上がカーテンの購入においてよくある後悔の7つのエピソードです。これらを踏まえて、カーテンを選択していただきたいと思います。
なお、色や素材などに関しては好みやインテリアコーディネートによって選ぶべきもので、十人十色です。
理想のそれを思い描きながら、「これ!」と思うものを候補に上げていってみてください。