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2018.10.13

布団とベッド、暮らしやすいのはどっち?

布団とベッド、暮らしやすいのはどっち?

あなたは布団で寝ていますか?ベッドで寝ていますか?
布団とベッド、どちらで寝るかは、お部屋の間取りにも大きく影響してきます。
それぞれのメリット・デメリットをチェックして、どちらが暮らしやすいのか比較してみましょう。

布団とベッド、どっちで寝ている人が多い?

布団とベッド、暮らしやすいのはどっち?

実際どっちで寝ている人が多いのでしょうか?調査によって数字は前後しますが、「40%ぐらいが布団派」というデータが多いようです。全体としては40%ですが、布団派とベッド派の割合は世代によって大きな差があります。20代まではベッド派の割合が断然高く、30代後半〜40代は他の世代にくらべて布団派の割合がやや高め。これは子育て世帯に布団派が多いからだと思われます。その後は高齢になると、再びベッド派が増えます。
布団かベッドかの選択は、ライフステージにも密接に関係しているようです。
次に、布団、ベッドそれぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。

布団のメリット・デメリット

布団とベッド、暮らしやすいのはどっち?

【メリット】
・部屋を有効に使える
布団をしまえば、昼間はお部屋を別のことに使えます。スペースが有効活用できますね。
 
・色々なレイアウトに柔軟に対応できる
お子さんが小さいうちは、布団をくっつけて敷いて、親子で川の字に寝ているかたも多いようです。ベッドのようにお子さんが落ちる心配もなく安心です。ご夫婦の場合でも、どちらかが体調が悪い時は少し離して敷く、別々のお部屋に敷くなど臨機応変に対応できます。
 
・ベッドよりスペースをとらない
布団自体のサイズはベッドのマットレスとほほ同じですが、ベッドと違い、周囲にそれほど通路をとらないで敷いても大丈夫なので、スペースをとりません。
 
・腰が痛くならない
個人差があるとは思いますが、布団は腰が沈まないので、腰が痛くならないと感じるかたも多いようです。
 
・天日干しできる
マットレスは干せませんが、敷布団は天日干しができます。お日さまにあてた布団で寝るのは気持ちがいいですよね。
 
・寝相が悪くても安心
ベッドから落ちかけた経験があるような寝相の悪いかたでも安心です。
 

【デメリット】
・寝起きの際に足腰に負担がかかる
年を取るにつれて、床からの立ち上がりが辛くなります。
 
・布団を敷いたりしまったりが大変
朝晩、重い布団を出し入れするのは大変です。少し体調が優れない時やちょっと昼寝をしたい時なども、布団を敷かないと横になれないのは不便ですね。
 
・寝ているときにほこりを吸いやすい
床から30cmぐらいの高さは、ほこりなどの浮遊物が一番多いと言われています。布団に寝るとこの高さのほこりを吸いやすいといえます。
 
・床の温度の影響を受けやすい
床に接している分、床の温度の影響を受けやすく冷気が伝わりやすいです。
 
・収納スペースが必要
敷き布団、掛け布団、枕などの寝具一式をしまう押し入れが必要です。

ベッドのメリット・デメリット

布団とベッド、暮らしやすいのはどっち?

【メリット】
 
・寝たり起きたりが楽
ベッドに一度腰掛けてから立ち上がることができるので、足腰への負担が軽減されます。
 
・寝ているときにほこりを吸いにくい
ベッドはロータイプのものでも通常30cmぐらいの高さがあります。寝ている人の頭はそれ以上の位置になるので、床付近のほこりを吸いにくくなります。アレルギーなどで、ほこりに気をつかわなければいけない場合は、ベッドのほうがオススメです。
 
・すぐに横になれる
ちょっと体調が悪いときやお昼寝したいときでも、すぐに横になることができます。
 
・寝具の収納スペースが少なくていい
季節外の掛け布団などを収納する必要はあると思いますが、敷き布団をしまう押し入れのような大きな収納スペースは要りません。
 

【デメリット】
 
・広いスペースが必要
ベッドのまわりには出入りのための通路を設ける必要があります。布団より高さもあるので圧迫感もあり、狭い寝室だと、ベッドだけでお部屋がいっぱいになってしまうこともありますね。
 
・運搬や処分が大変
大きくて重いマットレスは運搬や処分が大変。サイズとお部屋によっては搬入できないこともあるので、引っ越しのときなどは注意が必要です。お部屋のレイアウト替えも気軽にはできません。
 
・腰に悪いこともある
マットレスによっては腰が沈み、腰痛の原因になることもあります。体格にあった質のよいマットレスを選ぶ必要があります。

デメリットを解消する方法は?

それぞれのデメリットを解消するような商品もあります。ベッドのフレームに布団を敷く「布団ベッド」。「布団の寝心地が好みだけど、ほこりも気になるし、寝起きもつらい」という方にはオススメです。ただし、普通の布団ほど柔軟な使い方はできないので、布団とベッドの中間的なものとして考えたほうがいいかもしれません。

布団とベッド、暮らしやすいのはどっち?

また省スペースなベッドとしては、ベッドの下を居住スペースや収納に使えるロフトベッド、お子さん2人の場合は2段ベッドがあります。いずれも、はしごやステップを上る必要があり、お子さんから若い世代向けのベッドです。

布団VSベッド、結局どっちがいいの?

布団とベッド、暮らしやすいのはどっち?

布団とベッド、どちらが暮らしやすいと感じたでしょうか?
総合すると、布団はフレキシブルに使えるのが最大の良さ。一方、ベッドは身体への負担が少なく、出し入れの手間がないところが魅力でしょうか。

以前はシニアのためのお部屋というと、和室に布団というイメージでしたが、現在はベッドを選択することが一般的になっています。介護が必要になったときにも、ベッドのほうが本人も介護者も身体への負担が少なくて済みます。

子育て中は、お子さんが小さいときにしかできない布団の「川の字」スタイルを楽しむのもいいと思いますが、人生の終盤はベッドという選択になるご家庭が多くなります。はじめからベッドを選び、家づくりもその前提で計画したほうが長い目でみれば無駄がなく、暮らしやすいのかもしれません。

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