リノベのハウツー
2020.07.06
中古住宅を買ってリフォーム?それとも新築を買う?それぞれのメリットとデメリットとは
マイホームの購入を考えたとき、中古住宅を買ってリフォームするか、新築住宅を買うかで迷うこともあるでしょう。
中古住宅を購入して外壁や屋根の塗装をしたり、キッチンやトイレなどの水回りを新しく交換したりといったリフォームをする方法と、新築住宅を購入する方法には、それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
リフォームのメリット
まずは、中古住宅を購入してリフォームすることのメリットについてみていきましょう。
新築よりも施工期間は短め
リフォームの内容によってばらつきはありますが、もともとある建物を利用するため、新築に比べると工期は短いでしょう。
一方、間取りの変更や、キッチンの向きや位置を変えるなどの大規模なリフォームの場合は、解体などが必要なため日数もかかります。簡単なリフォームであれば、その家に住みながらリフォームすることも可能でしょう。
費用が安くすむことが多い
新築住宅と比べると、中古住宅を購入してリフォームする方が費用が安くなることが多いようです。限られた予算でもマイホームを探しやすいと言われます。中古の戸建て住宅の場合、建物の築年数によっては土地代と同じくらいの価格で購入できる物件もあるでしょう。ただ、築年数が古ければ古いほど、家の基礎や土台部分が傷んでいる可能性があり、リフォームの費用がかさむ恐れもあります。
住みたいエリアに物件が見つかりやすい
新築に限って物件を探すと、住むエリアの選択肢が狭まってしまいます。希望のエリアに土地や新築住宅が見つからないこともあるでしょう。中古住宅であれば駅近や交通の便が良いところなど、良い条件のエリアで見つかる可能性も高まります。
周辺環境が事前に分かる
周辺にどのような人が住んでいるのか、時間帯によって周囲の環境はどのようになるのかなどが事前に分かることもメリットのひとつ。また、物件に入って家の中の採光や通風などの環境も確認できるでしょう。
自分好みの家にできる
注文住宅を建てる場合は好きなように決められますが、新築マンションや建売住宅の場合はすでに間取りなどが決まっていて選べないことが多いでしょう。
リフォームであれば、間取りも含めて可能な限り好きな住まいに変えられます。中古住宅の良さを活かして古民家風や和モダンな雰囲気にすることも可能です。ただし、中古マンションの場合は管理規約によってリフォームの内容が制限されることもあります。
リフォームのデメリット
次は、リフォームすることのデメリットについてみていきましょう。
構造部分や耐震性、断熱性への不安
シロアリ被害など構造部分に問題が生じていたり、古い家は耐震性や断熱性に不安があったりします。老朽化の度合いによってはリフォームの費用が高額になることも。中古住宅を購入する場合は、建物の状態を知るために第三者の専門機関による住宅診断をしてもらいましょう。
リフォーム内容によっては費用がかかる
水回りの位置や間取りなどをすべて変えるなどの大規模なリフォームの場合は自由度は上がりますが、工期も長くなり、解体や廃材の処分にも費用がかかります。新築と同じくらいの費用がかかってしまうということも起こりえるでしょう。また、築年数やそれまでのメンテナンス状況によっては、住み始めてすぐに補修費用がかかる場合もあります。
新築のメリット
新築を購入することのメリットについてみていきましょう。
最新の設備を取り入れられる
キッチンや浴室などで新しい設備が備え付けられ、快適に使えるでしょう。中古住宅に備え付けられている古い設備は、使いにくかったり省エネ性が劣っていたりもします。一方、新築は断熱性にも優れ、省エネ効果も期待できます。
構造部分の強度がある
最新の耐震基準に基づいて建てられるため、住宅の強度は高いと言えます。構造部分の強度が高まり、耐震性や耐久性の面でも安心でしょう。資産価値という観点からも優れています。
新築のデメリット
次は、新築のデメリットについてご紹介します。
費用や時間がかかる
中古住宅に比べると新築住宅は価格が高い場合がほとんどです。また、注文住宅の場合は打ち合わせ期間も含めると入居まで長い期間もかかります。
住んでからのイメージがしにくい
建物の完成前に購入する場合や注文住宅の場合、完成後のイメージがしにくいでしょう。日当たりや採光、家からの眺めなども具体的には分かりません。また、新築マンションの場合には、どのような人が近隣に住むのかが分からないという不安もあります。
まとめ
以上、リフォームと新築のメリットとデメリットについてご紹介しました。それぞれに良さがあり、欠点もあります。
家族構成はもちろん、どのような地域でどのような家に住みたいか、そしてどのような暮らしをしたいかによって住みたい家は変わってきます。
住宅に使える予算や優先順位を考え、快適に暮らせる方法を選びましょう。