リノベのハウツー
2020.06.10
リフォームコストの目安はどのくらい?費用を抑えるコツも紹介
古い住宅をリフォームして快適な暮らしを手に入れたいと思うものの、どのくらいの費用ががかるのかわからないので不安に感じる人も多くいます。リフォームには定価がなく、業者によっても異なります。工事費とは別に手数料などを請求されたために、予算オーバーしたというケースもあるようです。
そこで今回は、一戸建てとマンションのそれぞれの費用の目安をまとめました。リフォームを検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
一戸建てのリフォーム費用の目安
一戸建てのリフォームは、建築基準法に定めたルールを守っている限り比較的自由なリフォームが可能です。一方で、外壁のリフォームをはじめ、すべてのメンテナンスを自己責任で行う必要もあります。
また、庭のある一戸建てについては、生活スタイルに合わせて駐車スペースの確保やガーデニングスペースの増設などが可能です。家族で相談しながら、満足のいくリフォームを行いましょう。
一戸建てのフルリフォームでかかる費用
フルリフォームを行う場合の費用は、1坪あたりで18~25万円と言われます。30坪の一戸建ての場合、540~750万円の費用がかかる計算です。
フルリフォームでは、水回りの設備の交換や壁紙の貼り替え、床のリフォームや外壁塗装、屋根の修理や玄関ドアの交換などが行われます。
部分リフォームの費用
一戸建ての一部をリフォームする場合の費用メドは以下のとおりです。リフォームを検討するときの参考にしてください。
(参考:リショップナビ 「一戸建てリフォーム/リノベーションの費用相場」
一戸建てのリフォームでは、マンションよりも自由にリフォームできるので、例えば、木造軸組で建てられた一戸建ては、間取りの変更も可能です。キッチンなどの水回りの位置の変更や2部屋から1部屋への変更もできるので、部屋の動線に関する悩みを抱えている場合は、間取りの変更も検討してみましょう。
マンションリフォーム費用の目安
マンションのリフォームは、一戸建てよりもリフォームできる箇所が少なめです。理由として、マンションには共用部分があり玄関やベランダなどのリフォームが禁止されているからです。ただし、専有部分のリフォームは可能となっており、壁の撤去や水回りの位置の変更が可能なマンションもあります。
マンションでは、管理規約によってリフォームを制限しているところもあります。リフォームを検討するときには、あらかじめ管理会社に相談しておきましょう。
マンションのフルリフォームでかかる費用
フルリフォームの費用は、70~80m2のマンションでおおよそ500~600万円です。ただし、ハイグレードの設備を設置する場合には1,000万円ほどかかることもあります。また、フルリフォームの場合には、リフォームにかかる費用に加えて解体費用もかかるでしょう。
マンションの部分リフォーム費用
マンションの一部をリフォームする場合の費用目安は以下のとおりです。リフォームを検討するときの参考にしてください。
(参考:オウチーノ 「マンションのリフォーム費用の相場は?」)
マンションのリフォームでも内装工事は可能です。ただし、窓サッシについては共用部分のため、リフォームできないので注意しましょう。
リフォーム費用を抑えるコツ
リフォームの費用を安く抑えるコツは、単発のリフォームをなるべく避けることと言われます。例えば、外壁のリフォームや屋根のリフォームでは足場を使用します。そのため、リフォームを一緒に行うと足場の費用を1回に抑えることができるので、節約につながるでしょう。
同じように、浴室と洗面所やリビングとキッチンなどの組み合わせについても、一緒にリフォームを行うことで費用を抑えることも可能です。無駄な出費を防ぐためにも、リフォームは計画的に行うようにしましょう。
まとめ
一戸建てのフルリフォームの場合、30坪で540~750万円ほどの費用がかかります。一方でマンションのフルリフォーム費用目安は、70~80m2で500~600万円くらいでしょう。
フルリフォームにするか、あるいは部分リフォームか、さらに部分リフォームならば同時に複数個所工事を行って費用を抑えられないか。住まいのリフォームは、目的と工事費用の目安を明確にして検討することが大切でしょう。十分に計画を練って、快適な生活空間づくりをめざしてください。