リノベのハウツー
2020.01.16
賃貸と持ち家はどちらがお得!?向き・不向きなのはこんな人!
賃貸と持ち家は、どちらがお得なのか、どちらに住むべきなのか、悩みを抱えている人は少なくありません。賃貸にも、持ち家にもどちらにもメリットとデメリットはあります。
今回は、そんなメリット・デメリットを踏まえてどんな人が賃貸向きで、どんな人が持ち家向きなのか、お得なのはどちらなのかを見ていきたいと思います。
賃貸のメリット
賃貸のメリットを挙げてみます
・ 生活スタイルに合わせて引っ越しができる
・ 住宅ローンがない
・ 管理組合や大家さんに修理や掃除をまかせられる
最大のメリットは、引っ越しが気楽にできることです。家族が増えたり、成長したりするたびに、ちょうどいい広さの間取り、部屋数の家に住むことができます。勤務先が全国にある転勤族も、通勤に便利な場所に住むことができます。子供の成長に合わせて通学しやすいエリアに移住がしやすく、ご近所トラブルが起こった時などにも引っ越すことが容易なのもメリットです。
また、マンションだと管理組合や大家さんがいて、掃除や共有施設の備品の修理、植栽の伐採などは自分たちでやらなくてもいい点も挙げられます。収入や、家族の増減に伴って違う家やマンションに引っ越すこともできます。地震の時にも修繕費を積み立ててくれるので、負担をしなくてもいいのが楽です。
また、会社によっては家賃補助があります。持ち家になると家賃補助がなくなるケースが多く、住宅ローンを抱えていくことになります。持ち家だと自分の家、マイホームになるメリットもありますが定住の決心が必要で、固定資産税を払っていかなくてはいけません。
持ち家のメリット
次に、持ち家のメリットを考えていきましょう。
・ローンを払い終わったら資産になる
・リフォームやリノベーションが自由にできる
持ち家のメリットは、自分の資産になることが最大のメリット。大きな買い物なので住宅ローンを支払う人が多いですが、ローンを払い終わったら自分たちの所有物になります。毎年の固定資産税はあるものの、永住することができます。万が一のことがあっても売却することが可能です。
また、自由にリフォームもでき、戸建の場合は将来的に同じ土地に家だけ建て替えをすることもできます。賃貸では壁にくぎを刺したりDIYをすることが禁止されている場合もありますが、持ち家ではそういったことがありません。
賃貸・持ち家でのデメリットは?
賃貸、持ち家のデメリットも考えておかなくてはいけません。
賃貸のデメリットは、
・DIYなどのリフォームができない
・家賃を払い続けること
・老後に無収入になったときの不安
これに加えて、老後に転居したい時に自由が効かないこともあります。老後は収入がない人がほとんど。資産があっても賃貸物件を貸してくれない場合もあります。高齢になって年金だけの収入だと引越しが簡単にいかないケースもあります。
持ち家のデメリットは、
・引越しが簡単にできない
・資産価値が下がる不安
・家の修理は自分たちで行う
永住するつもりでも、些細なことでご近所トラブルが起こってしまったりするケースもあります。また、家のメンテナンスにかかる費用など、自分自身での計画的な貯蓄が必要となります。最悪のケースに備えた自然災害の対策も必要になってきます。
以上のことから、賃貸向き、持ち家向きを考えてみます。
賃貸向き
・転勤がある人(ただし持ち家を購入して貸出する人もいる)
・現在1人暮らしでライフスタイルが変わる可能性がある人
・メンテナンス等の管理を委ねたい人
・老後の住居に不安がない人
持ち家向き
・転勤がない人
・資産形成をしたい人
・リフォームやリノベーションを行いたい人
また、資産面からすると、持ち家と賃貸では持ち家のほうが得という見方が強くなります。
・賃貸で、子供が暮らせるファミリータイプの間取りは家賃も高い
・賃貸は定年退職後も家賃を払う必要がある
・住宅ローンを払ったとしても、持ち家はマイホームになるため資産として残る→最終的には売ってしまうこともできる
賃貸と持ち家の住居費は、持ち家の場合、住宅ローンを完済してからは修繕費のみ。シミュレーションをしてみて老後のことを考えて持ち家を選ぶ人も多いのです。
まとめ
賃貸と持ち家では、メリット・デメリットがありますが、それに踊らされる必要はありません。大切なのは自分にとってのメリット・デメリット、どんなライフスタイルが理想なのかということです。理想にも色々あり、迷走してしまうこともあります。そんな時はプロに相談してみるのもオススメ。自分でも気が付かなかった、潜在的な理想を引き出してくれることもあります。