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2019.11.26
シーツを室内干しするときのテクニック
シーツは就寝の際、直接肌に触れる部分ですから、清潔にしたいものです。お子さんがいる場合、肌のトラブルを防ぐためにも、洗いたてのシーツで寝かせたいですね。
しかしながら、シーツを洗う分にはいいとしても、悩みどころが干し場所です。毎日良い天気で、シーツを干すスペースがふんだんにあるのならいいのですが、そううまくはいきません。
特に日本は梅雨や秋冬となるとシーツのような大きな洗濯物を完全に干す日照の確保も難しくなります。だからといって、シーツを毎回クリーニングに出すというのも現実的ではありません。
ですから、どうしても室内干しせざるを得ません。ただし、室内干しにすると様々な問題点が出てきます。そもそもどこで干せばいいか、嫌な匂いが部屋に充満しないか、時間がかからないかなど、悩みは尽きません。
そこで、この記事ではこれらの悩みを解決するテクニックを一挙に紹介していきます。
シーツの室内干しはどこで干せばいいの?
シーツの室内干しに向いている場所は、ズバリ「空気の流れのある場所」です。
洗濯物が速く乾くかどうかの目安として「洗濯指数」があります。指数を発表している日本気象協会によれば、洗濯指数は、日照、気温、湿度、風の4つの要素から構成されているそうです。この点、室内干しで日照は期待できません。ですから、ほかの3つをコントロールできる場所が、室内干しに向いている場所と言えるのです。
ということは、室内に置いてシーツを干すのに向いている場所は、空気を入れ替えやすい場所や、湿度をコントロールできる場所になります。空気を入れ替えれば、湿気がその場所にとどまることがなく、早く乾くからです。
換気扇の下
空気の流れがある場所でまず思い浮かぶのが換気扇の下です。お風呂場や洗面所の換気扇の下が挙げられます。空気を循環させるので、シーツの湿気も早く取り除けます。もちろん、キッチンにも換気扇があるのですが、火を使う関係上、避けた方が無難です。
広い場所
シーツを干すには室内の広い場所が向いています。シーツのようなかさばる洗濯物でも余裕をもって干せます。また、広い空間は風の通り道になるので、湿気がこもりません。したがって早く乾きます。家の中で一番広い部屋と言えばリビングです。そしてリビングにはたいていエアコンがついていますから、ドライなり送風機能なりを使えば、さらに早く乾かせます。加えて扇風機を併用することでより短時間で乾かすことが可能です。
室内干しの嫌なにおいを防ぐには?
室内干しでは臭いが気になるものです。
これは、干し方や干す場所というより、干す以前の問題です。
すなわち、臭うか臭わないかは、洗濯段階で決まっていると言えます。では何をすべきなのかというと、洗濯機の洗濯槽をクリーナーで綺麗にしておくことです。
なぜなら、臭いの原因は雑菌であり、洗濯槽が汚れていると、繁殖してより臭いが強くなってしまうからです。
また、汚れものを何日も溜めてしまうと、雑菌が繁殖してしまう原因となります。こまめに洗いましょう。
さらに、気温の高い季節にお風呂の残り湯を使って洗濯すると、残り湯の雑菌が洗濯ものに付着してしまい、臭いが発生してしまいます。
夏場や梅雨の場合、お風呂の残り湯での洗濯をなるべく避けることが臭い対策の上では重要です。
このように、臭いを防ぐには、洗濯段階で雑菌を洗濯ものに「つけない」、ついたとしても「繁殖させない」ことが重要といえます。
どんな干し方だとシーツが早く乾く?
室内干しで早く乾かすには、干し方も重要です。ただ、漫然と干していたのでは、乾くのに時間がかかってしまいます。
シーツのような大物を干す際に重要なポイントは、洗濯物が空気にあたる表面積が最大限になるように心がけることです。
どうすれば表面積が最大限になるのかというと、一つの方法として「ジグザグ干し」が挙げられます。この干し方は、シーツを横長にもち、長い辺の部分を、ピンチハンガーにジグザグになるよう、洗濯はさみで留めていく干し方です。
ジグザグにすることによって、シーツが空気に触れる面積が多くなります。そのことによって乾きやすくなるのです。
洗濯物を干すためにリノベーション
抜本的な手段として室内干し用にリノベーションしてしまう方法もあります。
リノベーションというと、大がかりな工事をするかのようなイメージがありますが、今回の場合は、窓際や、天井に室内干し用のユニットをつける方法を紹介します。
これなら、費用も、1万円から2万円で済みます。工事といっても、天井や窓際にユニットを取り付けるだけですから、業者に頼む必要もありません。また、工事期間も当然ほとんどかかりません。
室内干しユニットは、天井直付けタイプにせよ、窓際設置タイプにせよ、収納したらほとんど目立ちません。ですから、お部屋の雰囲気を損なうことにはなりません。
必要な時はシーツも布団もガンガン干せて、必要ない時はすっきりと収納できます。
室内干しに威力を発揮する部屋干しユニットですが、気を付けるべき点があります。天井直付けタイプの室内干しユニットの場合、洗濯物の重量を天井の下地で支えることになります。
取り付けが不完全では落下する危険性があります。天井直付け室内干しユニットを設置する際には、十分気をつけてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。シーツのような大物でも工夫次第では室内で早く快適に干せることがお分かりいただけたでしょうか。
これで、シーツの洗濯もお天気を気にせず思う存分できるようになりますね!