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2019.04.06
リノベしてから気付いた「その対策忘れてた!」:空気清浄機編
リノベーションをしてから「忘れてた!」と思ったり、「その出費は想定してなかった!」とリノベーション以外のことで後悔してしまうこともしばしば。リノベーションにおける施工ミスやトラブルではないものの、ライフスタイルの変化を想定し忘れてしまうということが多々あります。
今回は空気清浄機にまつわるお話です。
■リノベーションは完璧!広いLDKが手に入る!
今回は、お子さんが既に成人して独立されたご夫婦のお話。
お子さん二人は大学を卒業し社会人に。家も出て一人暮らしを始め、時たま家に戻ってくるという平和な暮らしをしています。
お父さんはあと5年で定年。老後のことも考えつつ、この辺りで新しい生活環境を作ろうとリノベーションを決意。「家族の思い出を紡ぎつつ、新しい生活を手に入れたい」という思いから、新築ではなくリノベーションを選択したのでした。
特にこだわったのが1階部分、リビング・ダイニング・キッチンまわり。リノベーション前はここに客間の和室と夫婦の寝室も付いていたので少々狭い空間で窓サッシも高さがあまりなく、明るさもイマイチ。
この空間をリビング・ダイニング・キッチンのみとし、窓サッシも通常より高さのあるものに変更。日差しが差し込む素敵な空間を作り上げました。
2階部分はリノベーション前は、子供たちの部屋2部屋と物置として使用していた部屋が一部屋ありました。これを夫婦の寝室と子供たちが帰ってきた時に使用できる寛ぎの部屋の2部屋に変更し、ウォークインクローゼットを備え付けました。3部屋あった空間を2部屋にしたのでかなり余裕のある空間にこちらもなりました。
これでリノベーションは大成功。インテリアコーディネートも何の問題もなし。
しかし、花粉が飛ぶ時期になり「なるほど!それは想定してなかった!」という問題まではならずとも盲点が発見されました!
■従来の空気清浄機の対応広さをLDKが超えてしまった!
従来は10畳程度の空間で使用していた空気清浄機が、新しいリビングの広さに対応できなくなってしまったのです。
新しいリビング・ダイニング・キッチンは、併せて20畳を超えるもの。倍以上の空間となり、天井も広く取ったため完全に空気清浄機の許容オーバーとなってしまったのです。
花粉の時期までは特に気にならなかったものの、花粉に敏感なご夫婦はどうも空気清浄機が例年より機能していないぞと肌感覚で認識したのです。
リノベーションの欠陥で外気が漏れ入ってくるとも考えられなかったことから、空気清浄機が許容オーバーであると認識したのでした。
これはリノベーションにおいて結構よくある盲点です。リノベーションによって従来よりも広い空間を手に入れる方が多いため、空気清浄機や加湿器、エアコンや暖房器具などが許容オーバーとなってしまうことが出てくるのです。
もちろん効き目が0になることなどありませんが、どうしても効き目が弱くなってしまいます。
それらの恩恵を存分に受けられていた方は、買い替えや買い足しを検討しないといけなくなってしまうのです。
大問題ではないにしろ盲点ですので、一般的な引っ越しをされる方も要注意の部分となります。
■解決方法は潔く新しく買う
従来の電化製品をそのまま使用するためにリノベーションを断念したり妥協したりするのはあまりにも悲しい話です。
従来の電化製品は売却などして一部資金として、適応サイズの電化製品を新しく購入するのが適作と言えるでしょう。
冷暖房に関しては、部屋の広さだけでなく高さも含めた立体空間の容積で考えるべきでもあるので、吹き抜け空間を新たに設けた場合などは要注意です。
これらはインテリアコーディネート時や家電量販店での専門家の相談を受けて、ベストな選択をするようにしてみてください。