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2017.09.01
リノベーション物件の耐震強度は大丈夫?
住まい選びで最後までネックになるのが費用についてですが、安い費用で理想的な家を獲得する為には中古のリノベーション物件を選ぶのが最適です。中古住宅の購入の際、注意しなければならないのが耐震性です。お目当ての物件が旧建築基準による建物なら工事が必要になる場合もあります。それなりに費用がかかりますが、リノベーションと一緒に行なえば安く済ませられます。
“まずは元の物件の耐震強度を調べる”
中古のリノベーション物件は少ない予算で夢のマイホームを実現できる事から広く人気を集めています。そして中古住宅の購入を考えている人は、近年発生している大地震の事を考え、耐震性について自前にチェックしておいた方が無難です。建物の揺れに対する強さを知る為には、築年数を調べるのが一般的です。昭和56年以降に建てられた建築物は新しい建築基準によるものです。更に平成12年以降は地盤調査が義務付けられているので、沈下による傾きの心配は殆どありません。もっと詳しく知りたい人は診断が必要になるので、専門家に依頼する必要があります。診断後に一定の基準を満たすだけの耐震性能を持っていると診断されれば、適合証明書が得られるので、各種控除が受けられます。しかも中古住宅は物件数も多く、好きな様に手が加えられるという楽しみもあります。耐震強度さえ調べておけば、何かとメリットが多いのが魅力です。View this post on Instagram模型を作って、こんな家になるよう家づくりを始めました。#家づくリ#家づくりの記録#こだわりの家づくり#家づくりのヒント#高気密#高断熱#基礎断熱#木の家づくり#耐震強度#省エネルギー#建築#建築模型
“改築の過程で補強工事をすればOK”
立地条件や利便性などが条件に合っているリノベーション物件でも間取りなどが問題となり、断念せざるを得ない場合があります。しかし建物に少し手を加えるだけで住みやすい快適な生活空間に生まれ変わらせる事ができるので、直ぐに諦める事はありません。もし選んだ物件が耐震性に問題があるのなら、リノベーションと一緒に耐震工事も行なえば、快適と安全の両方を安い費用で実現させる事ができます。更に物件の状況によってリノベーションにかかる費用が大きく変わるので、目的についての優先順位をあらかじめ付けておく事が大切です。そして建物の構造に関する場所は専門家でなければ手が付けられませんが、自分でもできる内装の塗装などは、費用の節約にもなるので積極的に行なう事が必要です。この様に物件選びの際は、リノベーションと耐震工事が同時に可能である事を念頭にしておけば、選択の幅がもっと広がります。View this post on Instagram
“耐震補強リフォームの種類”
リノベーション物件でも耐震工事をすれば、揺れに強い建物にする事ができます。工事にはいくつかの種類がありますが、まず基礎部分への工事が重要です。旧建築基準により建てられた家は基礎部分に鉄筋が入っておらず、ひび割れの原因になる事があります。既存の基礎部分に鉄筋入りのコンクリートを増し打ちしてひび割れている部分は樹脂で補修していきます。その他にシート状の材料を貼り付ける方法なら大掛かりな解体作業をせずとも短時間で完了させる事ができます。更に既存の壁に耐力壁を貼り付けたり、筋交いや耐震補強金物を取り付けます。そして屋根の重い瓦を軽量なガルバリウム鋼板などの軽い素材に替える事で耐震性の向上が期待できます。見逃しがちなのがシロアリによる被害です。土台に被害が及べば、耐震性に大きな影響があるので、新しく使用する材木には防蟻処理や防腐処理をしておく事が必要です。 中古のリノベーション物件を選ぶ際には、安全の為にも耐震性能について自前に調べておく事が必要です。そして工事は大規模なものとはせずに、基礎部分の補強や耐力壁の設置、耐震金具の取り付けで耐震性能を得る事ができます。更にシロアリによる被害も調べておく事が必要です。リノベーションと補強工事を同時に行なえば、費用を抑える事もできます。"View this post on Instagram