その他
2017.09.01
物件を改装にするにあたって必要な資格
材料だけでなく資格が必要な物件改装も存在しますが、DIYの規模次第では行政のルールに干渉しない形で作業ができます。またこのルールは地域によって違ったり、商業利用の内容次第で他人の権利に干渉する可能性もある為、資格以外の一定の知識が必要になります。 特に商品を販売する方は、商業運営するためのWEBサイトにもルールが存在するので、理解した上で快適なDIY生活を楽しみましょう。
“建築施工と設計には資格が必要”
木造建築士と二級建築士の資格を所持した方が一級建築士の資格を取るために、実務経験を経て受験をします。それぞれの資格には建築施工と設計に干渉できる範囲が決められており、物件改装をするには必ず必要になります。特に設備改装を検討している方は、建築設備士や建築施工管理技士等複数の資格が必要です。また建築施工管理技士は改装に関連した安全性確保や品質向上に関わる技能が学べるので、習得できれば主婦の方でも十分な物件改装ができるようになります。違った視点では木造建築物の組み立て等作業主任者もお勧めで、この資格で5m以上の木造建築物の組み立てができます。そのため日常生活に必要な多くの家具も自身で作れるようになり、必要性に合わせて屋根下地や外壁下地のメンテナンスも行えます。ただしこれらの資格取得にはそれぞれ実務経験が必要なので、主婦層の方で取得を考えている方は学科卒業の経歴だけで受験できる木造建築士がお勧めです。
“DIY改装なら文句は言われない”
物件の改装全ての施工内容は建築基準法を守った上で行えば文句は言われません。 具体例を出すと10平方メートル以内の建造物ならば建築確認と呼ばれる基準適合の確認作業を行わなくて済みます。ただし条件を満たさないと国土交通大臣が決めた基準で基礎工事も行う必要があるため、文句を言われないためにも小さな物件改装に留めておきましょう。一方で地域によっては木造2階建て以下の物件改装規模でも、文句を言われない地域も存在するので都市計画区域外に住んでいる方は行政情報の確認をお勧めします。条件を満たした上で物件改装できる物は防火区域以外で作る物置や、行政のルール次第で6畳以下の茶室までが作れます。その時には土台工事にホームセンターで1000円未満で販売されている、沓石と杭を購入しておくと便利です。尚これほど大きい規模でなければDIY改装として、文句言われる事なく好きにいじれるので食器棚やクローゼット等の製作を積極的に取り組みましょう。
“「商業」になると扱いが変わる”
主婦の方が経験したDIY技術を商売にしている方もいますが、この場合は商標権を侵害しないように注意する必要があります。具体例を挙げると自身が気に入っているアニメや芸能人等は、その姿等全てに販売できる権利が存在します。その権利を自身が所有していない状態でDIYで製作した物を販売してしまうと、他人の権利を侵害した事になる為、最悪の場合賠償金を請求されてしまいます。なので販売する場合は必ずオリジナル品に限定して、アニメキャラ等をデザインにする場合は個人利用に留めておく必要があります。またこの権利が存在するのは販売だけでなく、広告掲載にも影響があります。なので自身のDIY作品の販売サイトに、芸能人を含めた他人の写真やアニメキャラクターの記載等も権利の侵害になります。ただしフリー素材で商用利用可能と書かれている物は、好きに利用できるのでデザインに迷っている方は積極的な利用をお勧めします。 建築基準や他人の権利を侵害しなければ、DIYは自身の思い通りの物を製作する事ができます。ただし規模の大きい物になると建築関係の資格が必要な上に、受験資格も設定されているので誰でもできるわけではなくなります。なのでホームセンター等で購入できる簡単な素材で実現可能なDIYの作業規模に留めておきましょう。"